- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478008461
感想・レビュー・書評
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意思決定はいつもしているけど、自分がしている意思決定ってまともなものなのかどうなのかわからないなー、とタイトルを見て購入。本田さんの本はモチベーションが上がるので。
でもながーい間積ん読で、ようやく読みました。
意思決定に関して、前向きにロジカルに記述されてます。書かれているような内容を実際に行動に移して意思決定している人は少ないんじゃーないでしょうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
元気で前向きなお兄さんの話を聞くような本です。筆者は20代後半で会社を辞めてアメリカに留学し、その後ビジネスを起こし・・・との経歴を持ち、自ら人生の進路を決断してきた、という自信がある。決められたレールの上を走っているだけでは決断力が鈍り、ゆでガエルになりますよ、と読者に迫ってくるわけだ。
ためになることは色々と書いてあるが、ある意味当たり前のことばかり。ビジネスの一線で経験を積んだ人であれば、流石にモノを決める時はよく考えるし、反省もしながら経験値を高めようとする。それぞれ普通にやっているスキルでは、という気がする。
結局、この本は「意思決定論」というよりもセルフ・ディシジョンについて書かれた本なのだと理解できた。自分のことを決める上でのポイントは自らの納得感にあるから、インプットを怠らず、内部要因思考で、つまりは自分の責任で・・・ということになる。
本格的に意思決定論を展開するのであれば、個人だけでなく組織や集団における意思決定についても論じてほしいところだけど、その辺は無いものねだりということで。 -
意思決定の精度を上げたいとの希望から、読了。
【備忘録】
・すべての情報が偏っていると言う前提で利用する
・人に投資し情報交換グセをつける
・選択肢の抽出トレーニング=①インプットする②クライテリアを書き出す(評価基準・判定条件) +③選択肢の抽出
・ボトムラインを決めて選択肢を絞る(これだけは絶対やらないリストを作っておくのも手)
・大きな問題は他人事として考え、目の前の問題を第三者から受けた相談として考える手法も有り
・プロコンを作った上で、優先順位を決める(主観の排除に有効)
・見込み6割で意思決定し残り4割は行動しながらカバーする(大胆な意思決定と緻密なリカバリー計画をセットにする)
・失敗とは最悪の事態を経験・リカバリーする練習である
・損切りする勇気を持つことも意思決定力(一時的に失ってもまたリカバリーすればよい)
・人の意見にイニシアチブを握らせない
・セカンドオピニオンのチームを作る -
意思決定の大切さを実感します。
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何故日本人は意思決定力が弱いのか?
そもそも、意思決定力が強い人、弱い人はどう違うんだろうか?
より早く、質のいい意思決定をするにはどうすればいいのか?
と言うわけで手に取った本書。
かなり大雑把にまとめると、
①情報収集
②選択肢を認識
③シミュレーション
するという内容だった。
意思決定支援におけるデータ分析の価値は「知覚」「理解」「予測」という人間の状況認識能力(エンズレーモデル)の拡張にあると考えるが、①〜③はこれと一致する。
データ分析じゃない、ビジネスや人生という文脈でも、やはり要点は同じなのだろうと確信が持てた。
では、日本人の意思決定力の低さは①〜③の何処に起因するのだろう?
その辺は「失敗の本質」や「大本営参謀の情報戦記」で探ってみるとする。
大筋は自分の考えと一致していたわけだが、いくつか自分に足りていない部分があったので、メモしておく。
⑴ 生温い環境
> 実質的に矢面に立ち 、切羽つまるような経験をどれだけするか──これこそ意思決定力を鍛える練習だということです 。
かなり自由に仕事をさせて貰っているし、もともと手を挙げるのも得意なほうだが…圧倒的に危機感が足りない。
⑵ 「時代のうねり 」は絶え間なくインプットしておく
おおもとの目的感は主観的でいいが、落とし込んでいく際の戦略・戦術はビジョンに依存する。正確なビジョンが見えなければ効果的な戦略・戦術は描けない。
大きな影響力を持つ歴史・経済・政治に疎すぎる。
勉強したい!!
勉強して意味がわかってきたら新聞(電子)も再開しよう。
⑶ 「理解」における選択肢とプロコン
何が分からないのか、分からない。
よくある。
選択肢を書き出して、直感的に優先順位づけし、プロコンすれば、自分の価値観と状況が見えてくる。
前提と洞察の整理から入る方法もある。
⑷「予測」における精度の前提とリカバリー力
計画はブレるのだから、リスク要因を特定してリカバー案を考える。ソフトウェア工学では常識的かもしれない。
しかし、日常的にこうして考えられるかというと、まー出来てない。
「見込み六割、四割リカバー」
覚えておこう。
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自分の意思決定力は使わないと衰える。
復活させるには日々練習するのみ。
自信をつけるには十分に準備をすること。
矢面に立つことで意思決定力は磨かれる。
普段から意思決定力を磨くことを意識しないといけない。 -
思索
自己啓発
ビジネス -
図書館
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*一番大切なのは自分の意思決定力を信じる力。信じる力を強めるために、徹底的に準備する。
*意思決定には4種類ある
*クライテリア(評価基準や判定条件)を明確にすれば選択肢が見えてくる
*ボトムラインを決める
*他人事として考え、目の前の問題は「第三者からこうゆう相談を受けた」と仮定し、「アドバイスするように」解決策を考える
*プロコン(メリット・デメリット)を書き出す
【感想・コメント】
本田直之著の2009年発行の本。
意思決定力が低い私に少しでも参考になればと思い、借りてみました。
少しのことを決めるのにもトレーニングしていくことが必要のようです。
まずはとにかく沢山の情報を集めること、判断基準とボトムラインを明確にすること、プロコンを書き出して絞り込むこと。即決を求められないときは、この手順で意思決定をするよう心がけたいです。 -
読了
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「意思決定」で検索するとヒット。2009年の本。著者の本田直之氏は、シティバンク等を経てバックスグループという会社の常務としてJASDAQ上場を主導したりして、現在はレバレッジコンサルティングの代表者。
感想。
古い本のせいか、昨今の自己啓発本で紹介されるマインドと似ている。斬新な気づきは少ないが読みやすく、共感できる点は多い。
備忘録。
・意思決定力が強いかの境目、インディペンデント思考であるか否か。
・自分の意思決定力を信じること。そのためには徹底的に準備をする。
・若い頃からトラブルが起きても逃げることなく対応していると、それがトレーニングになり、素早く正しい意思決定ができるようになる。
・自分一人で経験できることには限界がある。本には様々な人の経験と知恵が詰まっている。本を読む人と読まない人の差に繋がる。
・先ずは根拠となる情報を集める。科学的な根拠であることが重要。
・評価基準や判定基準を明確にすれば選択肢が見えてくる。クラテリア。
・自分がトラブルに対面したら、自分のこととして捉えず、トラブルを抱えた人から相談を受けている、と考えると客観視できる。
・紙ベースのプロコンが有効。思考の可視化。
・リカバリー計画をセットにしていることが、素早く大胆な意思決定に有効。
・いつも同じメンバーで、同じ文化で、コミュニケーションも楽な環境にいると、意思決定力が鈍化。苦手なところに飛び込もう。 -
読みましたが実戦で行かせてないなあ。
結局、意志が弱いということか。 -
自分で決める、その方法論
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目的の明確化。情報収集。選択肢を出す。シミュレーション。意思決定し見込み6割アクション、そして残りの4割でリカバリー。
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学んだこと
①選択肢にメリットデメリットを付けると優先順がつけやすく選びやすいものになる
②ボトムラインを決めることで選択肢をしぼる
③常に情報を集めて判断材料を作る
アクション
①選択肢にメリットデメリットを1つずつ書く
②タスクなど最低ここまでという線引きを行う
③本やニュースは継続、加えて中高大学の友達と会い、仕事の話を聞くことで様々な業界の情報を集める -
・意思決定をしないことへの危機意識を持つこと
「自分はこれまで意思決定力を鍛える練習を相当サボってきた」
「これからは、自分で意思決定しなければ人にコントロールされて望んだライフスタイルを選べなくなる」
・信じる力を強めるために、徹底的に準備をする
・セールストークを「人の意見に流されない訓練」として活用する
・最終的に責任を取るのは自分であるという覚悟が備わっているか?
・想定されるリスクは徹底的に書き出す
・イメージトレーニングで「シミュレーション力」を鍛える -
人に頼ることなく、自分で決めていく。生死を決める意志決定って、そうそうあるものでもない。失敗したと思ってもそれもまた、経験。
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意思決定を図を用いて体型だてて説明している。
自分が意思決定のプロセスのどこで引っかかっていたのか、発見できた。
選択肢をシュミレーションし、プロコンをハッキリさせるところが出来ていないと感じた。ここを鍛えれば、もっと迅速な意思決定ができる気がする