日本型プロフェッショナルの条件 アメリカ的論理思考では問題は解決できない

  • ダイヤモンド社 (2009年12月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784478008980

みんなの感想まとめ

ビジネスパーソンとしての成長や生き方を深く考えさせる内容が詰まったこの本は、実際の仕事や経験に基づく指針やアドバイスが豊富に盛り込まれています。特に、自己理解やキャリア形成、葛藤の乗り越え方など、多様...

感想・レビュー・書評

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  • 一つの会社でのみ通用するスキルがすべてじゃない。だけど一つの会社でも通用しない人間はどこ行ってもやっぱり認められない。

  • わかったようなわからないような…

  • 日本型プロフェッショナルとして、仕事に取り組むにあたって大事な心構え、考え方について、仏教などの観点からの示唆なども含め、わかりやすく記載された一冊。著者の講義を受講中であるが、著者らしさが出た一冊であり、納得感がある。

    <メモ>
    ・仏教の修行は坐禅を組んだり、滝に打たれたり雑念を消して無に近づくことが重要な部分だと思われるが、実際には炊飯や掃除など日常的な作業をしているときのほうが、透明な自己になることができたり、自己を磨いたりできる。
    誰もみていない廊下を毎朝ふくことが一番むずかしかったりする。己が試される。そうした日常的な場での自分との闘いが何よりも自分を鍛える。
    ・仕事に対して、自分なりの哲学を持つこと。自分がどんな付加価値をつけられるかという点を考えてみること。
    ・自分に引き付けて問題を捉え、自分の価値感を交えながら話すことができれば、どれほど抽象的なテーマを与えられても、それなりに答えられるもの。その前提になるのは、自分が何を目指しているのか、自分は何についてよいと思うのかを常日頃から考えていること。
    ・選ぶにせよ、捨てるにせよ明確な基準をもって意思決定できるかという点も重要。
    ・リーダーのあるべき姿 貞観政要の十思九徳より
    ①寛大でしまりがある
    ②柔和で事が処理できる
    ③まじめで、ていねいで、つっけんどんでない
    ④事を治める能力があり、慎み深い
    ⑤おとなしく、内が強い
    ⑥正直、率直で温和
    ⑦大まかだが、しっかりしている
    ⑧剛健で、内も充実
    ⑨強勇で、ただしい
    ・思考の三原則
    ①目先に捉われないで、できるだけ長い目で見ること
    ②物事の一面に捉われないで、出来るだけ多面的に、できれば全体的に見ること
    ③何事によらず枝葉末節に捉われるず、根本的に考えること
    安岡正篤氏の運命を創るより

  • 言いたいことは、知ってます。多分。

  • この本に気づくのが少なくとも15年遅れたと、思った。筆者の実際の仕事、ビジネスの経験を元にした考え方の指針、アドバイスが埋め込まれている。この本は、社会人になって仕事や、生活に悩み始めた若いビジネスパーソンにお薦めです。

  • まず、著者の経歴が面白い。
    銀行員、経営者の転職コンサル/ヘッドハンター、経営コーチ、
    経営大学院の講師、更に本人も企業経営者で、浄土真宗の僧侶だ
    そうです。

    ご自身の経験談を添えながら、キャリア形成や人生観などについて、
    哲学的で深いコメントが語られています。語り口は読み易いものの、
    なかなか考えさせられます。説法を拝聴しているかんじ。

    ・プロフェッショナルという言葉の由来は「Profess(宣誓)」から。
     プロフェッショナルとしての資格を得たいなら、神に誓い、
     自らのミッションを果たすための覚悟を持たなくてはならない。
    ・企業の雇用環境が変化する中で、自分がなすべきことを考え、
     自分に課していきながら、特定の分野で一流と呼べるような
     専門性をもつよう自己のスペシャリティを磨いていく、
     自律・自立した「日本型プロフェッショナル」を目指すべき。
    ・日本型プロフェッショナルでは、各個人が自分の決めた分野での
     「個性化」を目指し、各々独自の道を歩み始める。
     個性化とは、「個人に内在する可能性を実現し、人格を完成して
     いく」こと。
    ・「主体と客体が分離、相互作用する世界」から、主体の中に
     「自己」を想定し、自分が本来的な自己になる「自己実現」、
     つまり「個性化」すると、「主体と客体が統合される世界」に
     なる。

    ものすごく概念的な話なので、上記のエッセンスだけだと良く判ら
    ないかもしれませんね。本を読んで、自己実現や個性化のイメージに
    私は結構納得しました。
    本のなかでは、上記概念の詳細の後、具体的に「何をすればよいか」
    も描かれています。

    面白いのは、ヘッドハンターでありながら、必ずしも転職を進めて
    いないこと。理想の職を求めて定職につかず転職を繰り返す人である
    「青い鳥症候群」についても触れています。もしも今やりたいことが
    わからずにいるなら、目の前の仕事に全精力を注いで取り組んでみる
    ことを推奨しています。それにより、内なる青い鳥(=自己)に目覚
    める、と。

    以前紹介した「夜と霧」の著者である心理学者ヴィクトール・フラン
    クルについても紹介されていました。

    ・人生には必ず意味があるから、「自分は何のために生きているのか」
     を巡って思い煩う必要はなく、「自分が人生から問われていること」
     に、ただ答えていけばいい。必ず自分を必要とする誰かがいて、
     実現すべきことがある。つまり、いかにあるべきか(How To Be)が
     問われている。
    ・常に我が身を振り返り、自己の良悪両面に向き合い、自分がどうあり
     たいのか、どう改善し磨いていくのかを考え、前に向かって進んでい
     く。その繰り返しの中で、自己実現が可能となる。個性化の世界や
     一流の人材への道は、日々の地道な積み重ねの中にある。

    沁みますね。。。

  • 仕事としてのプロだけではなく、生き方を考えさせられる本。自分のことを書いているのではないか、というようなところが何箇所もあり、響きまくりました。
    最後の一文で涙しそうになりました。
    一日一生。

  • 序章 日本モデルのビジネス・プロフェッショナルの条件

    第1章 ヘッドハンターから見た一流の条件

    第2章 比較優位の世界で生きる術

    第3章 自分を活かすには仕組みを知らなければならない

    第4章 多様な視点ー概念化

    第5章 多様な視点ー抽象化

    第6章 葛藤を乗り越え現実に対応する

    第7章 覚悟を決めて実行する力

    第8章 後悔しないキャリアの作り方と生き方

    第9章 内面世界を充実させるには

  • 昔読んでいた本なので今回はパス。
    それでも借りてきてしまうぐらい自分には印象は薄いが
    外見のインパクトはあった本である
    =中身と外見のギャップが大きい
    と推定

  • 二度目の読了。表面的なところでなく、本質をつこうとした作品。筆者のキャリアを交えながら感じたことを書いている。どんな状況であっても「自分がすべきこと、したいことは何か?」を自問し続ける重要さが説かれている。最後の方は、宗教臭くなっているのが肌にしっくりしなかったのが、少し残念。自分は働くうえでの、軸は築けるのか?

  • 一言で言えば世間にとらわれず、自分に妥協せず、自分自身にとっての成功を目指せと言うことだろうか。
    自分の内面と向き合うこと、生き方を考える機会を与えてくれる、いい本だった。
    先生の授業、講話が人気がある理由が分かった。

  • 想像以上に奥深く、面白かった。
    30代ぐらいにおすすめかも。

  • グロービスで、人事系の講義を習った安永さんの本。
    授業の最後の法話をまとめたとのことだが、こんな内容だったかな?

    プロフェッショナルになるには、やはり、
    ・軸を持つこと
    ・一つ一つの仕事を、高いレベルで、しっかり前向きにこなすこと
    と感じた。
    (こういう書き方はしてないけど)

  • 再読。
    アメリカ式合理主義を突き通しても、日本では願いを成就できない。
    環境の持つ清濁を合わせ呑み、その中で考える最前の身の処し方を、迷わず進む事が肝要。
    う〜ん、身につまされる。名著っす。

  • 副題の「アメリカ的論理思考では問題は解決できない」に惹かれて買ってみたが、論理的思考について触れている箇所が少なく、ちょっと予想外。
    ただ書かれている内容は著者の実体験が多く、腑に落ちることが多かった。

    「定期的な評価制度をおろそかにしない」の箇所はおもしろかった。人事評価に携わっていた著者は「書類に記入するときには絶対に手を抜いてはいけない」と語る。「こんなにできるわけないじゃん」と思いながら、投げやり気味に書いていたことをちょっと反省。

  • 著者は、安永氏である。
    グロービス経営大学院の教授でもあり、ヘッドハンティング会社の社長でもある。
    しかし、氏の内容を表すのはそれだけにあらず、僧侶でもあり銀行でのキャリアもあり、
    なかなか多才な人物である事がわかる。

    内容は、半分が日本型プロフェッショナルの条件について、もう半分が
    基本的な物事の考え方や心の持ちようみたいな感じである。
    よって、ちょっとタイトルからすると半分は無駄とは言わないが、適切な内容と
    言えない。

    では、日本型プロフェッショナルとは何か?それは、

    1.特定の分野で「一流」と呼べる知識・能力を持っている。
    2.高い倫理観を持ち、公益に尽くすという心がある。
    3.上記に基づき、自らの意志で実践していく実行力をもっている。

    以上の3つであると言える。
    これって日本型なのか?個人的にはそうは思わない。本書で欧米系を引き合いに
    出すときには、ジョブステップ的な事を持ち出す事があるが、これって本質とは
    かけ離れていると思う。

    よって、内容的にはイマイチ(笑)
    だが、まぁ得るものもあるだろう。

    最後に思考の基本系というのは、

    1.目先ではなく、長期目線で
    2.多面的に
    3.根本的に

    以上3つで考える。

    以上

  • グロービスのヒト系講師、安永雄彦さんの著書。
    元銀行員、大学教授、そして僧侶という多能多才の方だけに、安永さんのような経験をお持ちだからこそ見える視点や深い洞察、心の持ち方にただただ深く感銘を受けました。

    安永さんは、日本型プロフェッショナルの原点は内面にあり、一つにユング心理学の仮説からヒントを紐解いています。全てを自分の内面の問題として引き取り、それと向き合って解決せよと、今直面している課題に真正面から取り組み、自分と向き合うことで個性化と一流への道を悟らせてくれます。

    また、日本型プロフェッショナルとは何かと言われれば、どんな環境であっても、たとえ会社に対して矛盾を感じていても、それと折り合いをつけながら、「自分がなすべきことを考え、自分に課していく。会社の収益目標を達成するだけでなく、顧客のため、地域のためというように、社会的側面も含む大きな視点で、会社や事業の課題をとらえて取り組んでいく」と述べています。

    このような内面のあり方や自身のスタンスによってプロは醸成されるものという側面を学べる点も含めて、一度しかない人生を自分らしく生きるための人生の指南書として常に側においておきたい一冊です。

  • 日本人のビジネス書は体系化がされておらず、読んだ後で、足りなさを感じることが多いが、本書は私自身の現実や思いによくマッチする内容であり、参考になる著作だった。

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著者プロフィール

安永雄彦(やすなが ゆうひこ)
京都 本願寺(西本願寺)執行長。
法名は雄玄(ゆうげん)。慶應義塾大学経済学部卒業、ケンブリッジ大学大学院博士課程修了(経営学専攻)。三和銀行(現三菱UFJ 銀行)、ラッセル・レイノルズ社、島本パートナーズの社長、会長を歴任。2015 年より築地本願寺宗務長に就任し、2022 年より現職。「開かれたお寺」を目指し、築地本願寺の経営管理全般を統括。就任後、5年で築地本願寺の来訪者を倍増させた実績を持つ。著書に『日本型プロフェッショナルの条件』(ダイヤモンド社)、『築地本願寺の経営学』(東洋経済新報社)などがある。

「2023年 『歎異抄 なぞり書き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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