ぼうず丸もうけのカラクリ

  • ダイヤモンド社 (2009年7月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784478009406

みんなの感想まとめ

テーマは、日本の仏教僧が寺院の経済事情を解説することにあり、特にお坊さんとしての視点からお寺の維持管理の難しさや、戒名やお葬式の料金について詳しく説明されています。現役の税理士である著者が、一般の人々...

感想・レビュー・書評

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  • 扇情的なタイトルからまともな内容とは思っていなかったが、これほどまでにひどいとは想像を絶する。事実誤認、拡大解釈、誹謗中傷のオンパレードである。これまで読了した類書の中で紛れもなく最低、最悪と断言する。
    著者の浅薄な知識を恥ずかしげもなく披瀝し、それを信じて賛辞を送る読者こそ哀れである。

    例えば寺院(宗教法人)が非課税であることをことさら仰々しく「最強の無税地帯!」などと書き立てているが、著者が本当の僧侶なら、なぜ宗教法人が非課税なのかを読者に正確に説くべきであり、優遇の現象面だけをあたかも攻撃するかのような筆法で論じるのは言語道断である。おそらく著者はそんな知識すら持ち合わせていない。

    宗教法人は、社会公益に資する非営利の公益法人である。本来行政の役割を部分的に担うからこそ税の優遇という形で自治体(あるいは国)から認証されているのだ。
    そして税の優遇は寺の特権かのように書いているが、宗教法人に限らず公益法人は同様の非課税措置がとられている。即ち、学校法人、社会福祉法人、医療法人など全て非収益事業は非課税であり、固定資産税も減免されている。他の法人がどうなっているかその知識すらない。さらに付け加えるなら、宗教法人は公益法人であっても学校法人のような特定公益増進法人にある寄付金控除はない。

    また僧侶とて法人職員である。社会保険は健康保険であり厚生年金にも加入義務がある。雇用保険も必要なら、所得税、地方税(市・県民税)はサラリーマンと同じ税率で課税される。そのあたりの説明もない。

    もう一つ。表紙画のようなベンツに乗り、蓄財に走る僧侶が皆無だとは言わない。しかしそのレアケースを取り上げてあたかも総論であるかのような論法は飛躍も甚だしい。ベンツに乗る医者もいるだろう。政治家と癒着する建設業者もいるだろう。しかしそれだけを取り出してその業界全体を攻撃することはない。この著者はその程度のレベルということだ。

  • 税理士の資格を持つ 現役のお坊さんが書いた本です。
    絶対に儲かるけど(人は必ず お世話になるから)
    お坊さんになってお寺を持つのが 大変らしい。
    引き継いだりすれば 簡単だけど
    新規に立ち上げるのは ハードル高そうです。

    昔ほど ベールに包まれていませんので
    なんとなく 知ってるような 内容でしたが
    現役の人が 書いちゃっていいんですか?って 思いました。

    将来親御さんたちの お葬式の時に
    失敗しないように こういうのを読んでいた方が無難でしょうね。

    気楽に読める本でした。

  • 説教臭さや一般人を見下していなくて、読みやすい。
    坊主が著者だと、一般人を「仏の教えも知らないくせに、修行してないくせに」って威張ってる本もあるしな
    読んでいて暗い気持ちにならないよう、軽快な調子で書いてくれたらしい。



    ・人は必ず死ぬので、坊主はなくならない
    でも、死んだら直接火葬する人も増えてる

    ・お経を1時間読むだけで50万円もらえる
    1ヶ月以上の生活費を1時間で稼げる
    「今は不況だから、お布施は前回は50万円だったけど、今回は10万円ね」とはならない
    坊主にも貧乏と金持ちがいる(檀家の数に左右される)
    二足のわらじをしている坊主もいる

    ・坊主の奥さんは、綺麗好き(寺が汚いのはまずい)で、檀家さんとも上手くやれる人が良い
    明治時代、政府が坊主の結婚を許可した

    ・「お下がり」とは、仏壇に上げた食べ物を食べる事

    ・寺の税金はゼロ
    ペット霊園は税金がかかる
    法律上、ペット=モノなので税金がかかる
    なので、悪質な業者もいる

    ・総本山に上納金を納めなくてはならない
    5000万円するお寺も……

    ・総本山で修行後、実家の寺に戻る人もいる
    最初はカバン持ちから
    転職やリストラ、定年も無い
    60代で半人前、90越えて現役の人もいる

    ・僧侶、坊主、上人、和尚は職業名
    住職は役職名(寺の代表者のこと)

    ・派手に暮らすと「私達のお布施で」と怒られ、
    車や衣服がボロだと「檀家の私達がみっともない」と怒られる

    ・寺は休めない
    いつも誰かがいないといけない
    盆と正月はお参りの人がいるし、土日は法事
    友引は火葬場が休みで葬式をしないので、坊主の結婚式や会議は友引にやることが多い
    平日は雑草を抜いたり、落ち葉を掃いたり
    体調管理をしっかりすれば、過労死はしないというが……

    ・健康保険証も持ってて、普通に医療費も払ってる
    雇われてるお坊さんは残業手当もあるし(除夜の鐘とか)、条件を満たしていれば失業保険も出る

    ・お布施(寺に入った時点)は無税だが、坊主に給与として払う段階で税金がかかる

    ・坊主の求人は寺同士のネットワークによる紹介がほとんどで、外に情報が出ることはまず無い

    ・お布施は全国平均で50万円
    生活保護などで難しい場合、先にお金を渡して「どうしても供養してほしい。少ないけれど、これでお願いします」と言ってきたツワモノも
    こうされて「少なすぎるので無理です」と突っ返したら、坊主が非難される

    ・戒名をつけるのは仏教だけ
    戒名は、坊主になった時、俗名の代わりに付ける(出家の時に付ける名前)
    昔、坊主は一般人の葬儀はしていなかった
    鎌倉時代に民衆に仏教が広まると、一般人も葬式をするようになった
    一般人も坊主と同じように葬式をするためには、まず一般人に戒名をつけて坊主にしなければならなかった
    仏教式の葬式をしないなら、戒名はいらない
    寺に墓があれば戒名は必要
    生前に付けることも可能
    宗派によっては法名(ほうみょう)、法号(ほうごう)と呼ぶ

    ・戒名やお布施が高いのは
    「坊さんは10万円でいいと言ったが、長男としてそれは恥ずかしい」
    「この地域では40万円だし、ウチも同じくらい出さないと」
    という「合わせる」国民性が関係しているのかもしれない
    別に大金をだしたからと言って、良い仏になれる訳でもない

  • 日本の仏教僧(真言宗)が、お寺の経済事情を解説

    戒名やお葬式の値段等、非常にわかりやすい。
    軽い感じでとても読みやすく書かれている。
    (けど、著者の全力の文章を読んでみたい)

  • 弁護士や医者ほどの敷居は高くないのに、それなりに敬われ、戒名だけで百万近く稼ぐお坊さんを羨ましい思いでいたが、年中無休(火葬場が休みの友引くらい)であるとの記述にそこまで割のいいものでもないと思い始めた。

  • 知り合いに、めちゃくちゃ羽振りのいいお坊さんがいます。
    その理由が気になっていたところ、この本を見つけたので、読んでみました。

    が、知り合いのお坊さんが言っていたことと、さほど変わらない内容でした。

    お坊さんの実態を知らない人は、この本を読んで、「お坊さんって、ちっとも人格者じゃないじゃん」という感想を持つような気がするのですが、僕の知り合いのお坊さんと比べると、この本の著者の方が、よっぽど人格者だと思います。

  • 生臭い寺業界のお金の話に終始するかと思いきや、お布施の額やお墓の移転についてなどにも書かれた、意外と実用的な本。お布施の額などについてはとても参考になった。
    お坊さんは楽そうでいいなー、などと勝手な思い込みで羨望の目を向けていたが、「丸もうけ」でも年中無休というのは結構つらいのではないかと思う。

    勉強にはなったものの、うちの檀那寺にこの本の著者のようなお坊さんがいてほしいと思うかは、また別の話。

  • 意外と知らない僧侶という仕事の裏話。
    戒名はまぜつけるのか、そしてなぜあんなに高いのか。
    宗派を変えたり、お墓を引っ越すのにはどうしたらいいのか。
    軽い感じで面白おかしく書かれています。

  • 21020802

  • 全く知らなかったお寺のことが少しわかるようになった。お坊さんも給料をもらうサラリーマンなんだね。それにしても、文章自体はそこそこ面白いのに余計な親父ギャグは頂けない。

  • 【どっちがいいのやら】
    おぼうさんがどのようにお金を稼いでいるかを示した本です。

    お布施は即金で払われて、しかも税金がかからない、さらに決して小さな金額ではありません。「気持ち」でといわれるが、平均が50万という大金です。また、お寺の中に家を建てれば、土地代は無料になります。経済的には支出が少ない割りに収入が多いので、かなりいい暮らしができそうであるが、いいことばかりではありません。
    基本的に休みがありません。盆も、正月も忙しい。お寺を留守にすることはできないため、家族で2泊3日の旅行すら行くことはできません。つまり、拘束時間が以上に長いことになります。

    経済的にはいい暮らしができるが、自由がありません。どちらをとるか?
    わたしは自由で、経済的豊かさもとりたいです。サラリーマンの宿命か、どちらも中途半端な状態ですが。。。

  • 著者は大学では経営学を専攻し、「ぼうず丸もうけは本当か?」の論文で卒業。総本山での修行後は、父の他界により、24歳の「若き住職」となる。「隠れボウズ」として、会計事務所での勤務も経験し、「税理士試験」にも合格という「税金」のスペシャリストでもある。

    いにしえより伝わる謎の言葉「ぼうず丸儲け」。この謎を解き明かすべく、異色の経歴を持つ著者が立ち上がった。

    不況と言われる世の中で「豪邸・高級車・高級ブランド品」に囲まれているお坊さんがいるのも事実であるが「お寺の中」は、社会と完全に隔絶されて、「秘密のベール」に包まれている。

    その謎を「お坊さんの視点から見た、ありのままの、現在のお寺の姿」を伝えるというスタンスで本書は書かれている。中には優遇されすぎているという点からも「あまり言いたくない部分」もあるが、その点はユーモアな表現でわかりやすく説明されている。
    本書の構成は以下の5章から成っている。
    ①お釈迦さまもびっくりする「この世の楽園」
    ②「お金の極楽」はお寺にあり
    ③お寺に隠された「秘密」
    ④お坊さんも大変なんです・・・
    ⑤お寺との「お付き合いの奥義」

    お坊さんに対する疑問は確かに多い。
    なんであんなにお坊さんはお金持ちなの?
    税金の優遇って?
    御布施の相場は?
    いつも何してるの?
    お賽銭って何につかってるの?
    等つきない。

    外からみても一向に見えない隠れた業界。優遇された世界。言いたくないことまで言っており、中からの発信がまたリアリティがありおもしろい。

    読んでわかったことはお坊さんも「人間」。欲もあれば見栄もある。
    煩悩万歳!!少しお坊さんという存在を身近に感じることができた。
    この業界に限らず情報開示が叫ばれている世の中。お坊さん業界に限らず他業界においてもガラス張りにして風通しを良くするというのはお互いにとってプラスである。

  • 読みやすかったけど、何か薄っぺらい。
    突っ込みどころもいっぱい。

  • ついに自分的タブーに足を踏み入れてみた。
    誰にも聞いたことのない話が満載。
    これからどうすべきか、どうしたいか、が見えてきたし、
    自分のvisionは大事にしていこうと思えた。
    道のりはかなり長いけどね。

  • 腹立つな〜。

  • 坊主は最強の殿様商売です。

  • ある意味、閉ざされた世界で、しかもみんなが知りたいだろうに、聞いたらご利益がなくなる気がするお坊さんのお金事情がわかる貴重な本です。

  • 内容は坊主の世界をわかりやすく、おもしろく書いているが、ギャグセンスがいまいち(笑)
    「亡くなったときの準備をするのは、縁起の悪いことではなくて…生きていく不安をひとつ減らすこと」

  • 裏の世界を詳しく知った気分です。
    それにしても、こんなにもサラリーマン社会と異なるとは、…
    著者の文章表現も面白いですよ。

  • めちゃめちゃ軽いタッチでお寺さんの儲けの仕組みを書いてる本。お布施の金額悩みますやん。

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