やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478009543

感想・レビュー・書評

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  • 「しなやか力」「したたか力」「へんか力」を伸ばして「とんがり力」をつけることで「やればできる」。良くも悪くも誰にでも向けられる「やる気を引き出すメッセージ」なので、がんばるきっかけにはなる。具体的に何を「やればできる」のかには触れられていないので、そのようなアドヴァイスを求める方にはお勧めしない。ただ、本書には香山リカ氏の著書にある「反勝間論」への反論があり、ここは女性の皆様にオススメ。両書とも立ち読み比べた私と意見交換しましょう。(企業戦略には乗らない!笑)私の感想は、香山リカ氏の著書のレビュー参照。本書で興味深いのは、「やればできる」実行力とは、決して自ら行動して成し得る力だけではないというメッセージが隠れているところだ。直接そうとは書かれていないが、「アドヴァイスの有効性は内容ではなく信用度で決められる」というしたたかさの重要性を強調する部分や、「お母さんは家庭での立派なとんがり」という幅広い社会生活に向けられた表現から読み取れる。「やってできた」から言えることだと反感を買うくらい、著者の実行力は結局すごい。

  • 自分を成長させるための「しなやか力」「したたか力」「へんか力」「とんがり力」。この4つの力を著者がどのように身につけてきたかがわかる内容。仲間との励まし合いなどの重要性を感じた。

  • 勝間和代さんのことは父から話を聞いて知りました。テレビでも、YESかNOかはっきりしている人でこの本を読んでとても努力家で前向きで向上心があり、尊敬できる人だと思いました。自分の強みを伸ばしていくのは大事だということも教えてくれた本でした。

  • 勝間和代さんの本を読みました。今回は香山リカさんの「しがみつかない生き方」への反論的に書いたようですが、さすがに勝間本もかなり読ませていただいたので内容的には多少予想がつくようになってしまいました。まあ、本によって内容がフラフラしているようりもそのほうがいいのですが…

    この本では「やればできる」ための法則として、とんがり力・しなやか力・へんか力・したたか力の4つを紹介しています。

    そういえばAERAに偽カツマーが断る力を連発してオフィスが混乱…という記事がでていたようです。

    勝間さんのような生き方は誰にでもできることなの?特別な人しか真似しちゃだめなの?ということの答えを勝間さん自身が自問自答しているような本です。

  • ものすごく読みやすい本でした。
    自分と照らし合わせつつ読んだので、伝わるものが
    大きかったです。
    やらないことは100%失敗という言葉に
    納得しました。おもしろいです。

  • 一貫して、「やればできる」を伝えようとしている本でした。
    「文章」というよりテープ起こししたままの原稿を読んでいる気分でしたし、前置きで煽りすぎた感もありますが、そこには著者が「やればできるんだ」というメッセージをなんとか伝えようとしている姿勢を感じました。

    「やればできる」は「やらなきゃできない」で、なんともシンプルだけど難しい事の一つ。
    私が「なぜ出来ないか」の答えは得られなかったけど、「できる」為に必要な周囲を巻き込む『したたか力』を知り、ヒントになった気がします。

  • 【感想】
    勝間和代さんの自己啓発本ですが、とてもとてもよかったです。
    どこがよかったかというと、今まで紹介されてなかった具体的な事例がふんだんに盛り込まれていたてンです。

    特にオススメは
    ・ストレングス・ファインダーを利用して、まわりの人に自分の扱い方を教える。
    ・努力を公言して、自己肯定感を強める。
    ・自分の得意分野に安住するのではなく、変化し続ける。
    という部分です。

    肝に命じて、早速実践してみたいと思います。

    【内容】

    (P21 正しい努力)
    「えっ、努力って1人でするものではないの?」と思った方、ぜひ考え方をきっぱり変えてみてください。
    1人で努力するのは、好きなこと以外、絶対に無理です。
    また、好きなことでも、まわりの人がすごいね、と褒めてくれたり、収入につながるからこそ努力できるのです。

    (P78 自分の能力は、外部環境で8割決まる)
    ~能力が発揮できるかどうかは、8割外部環境で決まると思っています。
    どんな仕事をしているのか、どういう上司と一緒にいるか、どんな組織に勤めているかなど、外部環境がその人の能力8割外部環境で決めてしまうということです。

    (P74 「自分がのびのびやる職場をつくる」のは、あなたの責任」)
    ~「自分がやりたいことで得意なこと」をできるような環境をつくるのは、あなた自身の責任です。
    あなた以外は誰もやってくれません。
    「自分がのびのび、長所を活かしていきられるにはどうしたらいいか」に焦点を当てて職場をつくるべきです。

    (P104 マッキンゼーの本田桂子さんの口癖)
    「私なんかすごく頭がいいわけじゃないし、わりと平凡な人間だから、専門分野を決めてそこにギューギューいかないとダメなのよ」

    (P132 努力を公言する)
    ~たとえば、勉強熱心な人の場合、他の人に「何でそんなに勉強するの?」と聞かれたときに、「そんなに勉強してないわよ」と自分を卑下するのではなく、「勉強するのが好きだから」「いまどうしても学んで出世したいから」と、はっきり言ってしまえばいいのです。
    この一言が言えるかどうかが、今後あなた自身がグーンと伸びるかどうかの大きな境目です。
    自分のやっていることをはっきり言えると、自己肯定につながるのです。

    ~つまり「しなやか力」で絞り込んだ目標・自分の強みに対して、どうしたら1万時間努力できる環境を気持ちよく整えられるかを、「したたか力」で考えるのです。
    そのとき、まわりの人にあえて目標と努力の対象と努力のを公言することが自己肯定につながるので、とにかくだまされたと思ってやってみてください。
    やってみてダメだったら、やめればいいじゃないですか。

    (P152 「成功は復讐する」)
    私は、マッキンゼーの時代から企業コンサルティングをすればするほど、二番煎じに陥った企業がいかに成長に苦労するかを目の当たりにしてから、「二番煎じはしない習慣」を強く意識するようになりました。

    ~大事なことは、その変化する自分、新しいことにチャレンジして失敗する自分を認めてあげて、好きになることです。
    同じことをして成功する自分よりは、新しいことをして失敗する自分を評価してあげるのです。
    自分の成功の多さよりも、失敗の多さを誇れるくらいの気持ちでちょうどいいでしょう。


    (P159 「3割投資」は将来のリスクヘッジ)
    ~そして、こうやって絞り出した大事な3割の時間を、新しいことに使います。

    ある意味、この新しいことを行う3割の時間は、残りの7割の時間に比べて試行錯誤の連続ですから、効率が悪いに決まっています。
    でも、その効率の悪さにイライラすることなく、これまでできなかったことややっていなかったことが日々少しでもできるようになることを喜ぶのです。

  • はじめて勝間さんを見たのはTACの祝賀会でした。
    話が面白く、パワフルな印象がありました。

    今回は、自己の目標達成の一助にしようと名古屋駅で購入しました。

  • さらっと読める本でした。
    勝間和代の本は自分が成功者で、頑張らない人は人ではないような書き方が嫌いでしたが、この本はそこまででもありませんでした。
    いろんな本を読んでいると、とても努力家で前向きで向上心があり、尊敬できる人だと思いました。

    自分の強みを伸ばしていくのは大事だともいます。私も何かの道のプロになりたいです。

  • ■この本を読んで何を得ようと思ったのか?
     勝間さんの最新本なのでチェックしてみようと。
    ■何を得る事が出来たのか?
     この経済状況で努力が無駄になるのでは・・・と感じている人が多いけれど、
     自分の出来ることから強みを磨いていかないといけないなと実感できる本。
    ■この本に関してのコメント
     マジメにいろんな事に取り組んでいる著者の本を読んで、モチベーションを上げていきましょう(笑)

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著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

勝間和代の作品

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