ダイナミック・ケイパビリティ戦略

制作 : 谷口 和弘  蜂巣 旭  川西 章弘  ステラ・S・チェン 
  • ダイヤモンド社
3.13
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本棚登録 : 52
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478011454

作品紹介・あらすじ

ダイナミック・ケイパビリティとは-長期的な成功に向けた『変わる力』『変える力』である。ポーター理論をくつがえす世界最先端の経営戦略論。

感想・レビュー・書評

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  • 動的企業競争力と言うのでしょうか?ダイナミックケイパビリティ。今までの産業時代から動的競争の時代、アウトソーシングや多国籍化、分散型の産業構造、イノベーション。そういった中で、企業の持つ強みがどう生かされるかといったことをまとめた言葉と思う。
    本自体、専門用語というか、カタカナが多く(オーケストレーションとかいろいろ)なかなか難解なところも。

    産業時代:動学的競争時代の比較が分かりやすかったのでメモ
    ヒエラルキー 高層的:低層的
    リーダーシップ 集権的:分散的
    仕事 断片的:協働的
    ヒト コスト:資産
    コントロール基準 権限:影響と模範
    個人の仮定 機会主義:高潔
    金銭的インセンティブ 基本給+裁量的なボーナスによる給与:成果主義、限定的な裁量的要因

    難解だが、面白い。

  • 本書は教科書ではなく、著者の複数の論文を編集したものであり、また、相対的難解さも手伝って、読むのにやや苦労する。

    まず、冒頭2つの序章と第1章からかなり難しい。
    特に第1章は分量も多いので、読むのに苦労する。そこで、第1章を読む前に第3章、第2章を読んでから第1章に戻ると、見通しが大分良くなると思う。

    また、前提知識として、取引費用の経済学、エージェンシー理論、RBVの基礎的理解は最低限必要となろう。その他にも、シュンペーターやペンローズの経済学、暗黙知、経営学史等についての一定の理解が必要と思われる。

    翻訳版に2点注文をつけたい。
    まず、専門用語には漏れなく原語を附記して欲しい。例えば、日本語で「共特化」とだけ書かれても、意味不明である。原語の"Co-specialization"を併記すべきだろう。

    2番目は(やや瑣末になるが)翻訳に関する点だ。例えば、第1章、第2章に「薄い市場」なる表現がある。原論文を参照したところ「thin market」であった。意味は「取引が少ない(閑散とした)市場」である。2章では「薄い市場」の概念が何度も出てくるため、詳細な訳注が出ているが、「取引が少ない市場」と書けば十分だし、仮に日本語訳としてしっくりこないと思えば、「薄い市場」の脇に原語で"thin market"と記載すれば済む話である。

    一方、「距離を置いた」市場取引という日本語訳の上にカタカナで「アームズ・レングス」とルビがふってある箇所もあった。基本的用語にしてはかなり稚拙な訳と言わざるを得ないが、ルビを見れば意味が分かるので、これはこれでOKである。ただ、併記するならばカタカナではなく原語のほうが良いだろう。翻訳の精度を高めて欲しいは言わないが、ちょっとした工夫が欲しいところである。

    結局、専門用語やキーワード、あるいは日本語化しにくい用語については「原語併記」が必要という点に帰結する。その結果、分量は多少増えるだろうが、読者の理解は促進されるだろうし、翻訳の細かいニュアンスを検討する手間は省けるだろう。

  • ダイナミックケーパビリティ戦略について網羅的に書かれているのだが、とても分かりづらい。もう少し前半を入門者向けに書いた方が良いのでは、と思った。個別トピックは理解するにあたってそれなりのバックグラウンドが必要。

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