ザ・クリスタルボール

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478011904

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ既刊以上のことは書いてないが、読みやすいので復習として一気読みするのが良いのでは。

  •  いつ何をどれだけ発注すればいいのか。小売の店舗が抱える永遠の悩みを、TOC(制約理論)で解決してみせるビジネス小説。あくまで想定事例として思えばそれなりに読めるが、現実のサプライチェーンはこう簡単にはいかないだろうとも思う。

     結論から言うと、小説の中での解決策は、
    「店舗にも地域倉庫にも在庫を持たず、港(在庫のスタートポイント)に新設する中央倉庫で一括管理することで、各店舗への補充タイムを最短にする」
     ということらしい。小売現場から遠いところで冗長性を持たせることで、発注全体の予想精度が逆に増し、上流のサプライヤーにも余裕が生まれるとしている。
     ただ、マテリアルレベルで予測が狂ったらどうなるのだろう?「生地が余ったとしても、あまり心配することはないな。使い道は、いくらでもあるわけだから」という発言は楽観的すぎると思うのだが。

     小説とはいえ、衝撃の『ザ・ゴール』に比べるとすべて二流に見えてしまうのが、この著者の弱点か。

著者プロフィール

岸良裕司氏(監修)
1959年生まれ。株式会社Goldratt Japan CEO。全体最適のマネジメントサイエンスであるTOC(Theory Of Constraint:制約理論) をあらゆる産業界、行政改革で実践し、活動成果の1つとして発表された「三方良しの公共事業」はゴールドラット博士の絶賛を浴び、07年4月に国策として正式に採用される。
青木健生氏(脚色)
コミックストーリー作家(漫画原作者)、シナリオライター、(日本脚本家連盟会員)、劇作家、『ザ・ゴール コミック版』『ザ・ゴール2 コミック版』の脚色を担当
蒼田山氏(漫画)
広告・ビジネス系漫画家。漫画向け背景素材サイト「背景倉庫」制作統括。専門学校非常勤講師。 代表
作は『ザ・ゴール コミック版』『ザ・ゴール2 コミック版』(ダイヤモンド社) 『ブラシ素材集 モノクロイラスト/マンガ編』(ホビージャパン) めちゃコミックで『地雷婚カツ!』連載。

「2023年 『コミック版 ザ・ゴール3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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