プレイングマネジャーの教科書 結果を出すためのビジネス・コミュニケーション58の具体策
- ダイヤモンド社 (2010年4月8日発売)


- 本 ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478012116
感想・レビュー・書評
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プレイングマネジャーはコミュニケーションが重要であり、コミュニケーションは結果を出すためのビジネススキルである。
話しかけられ上手→引き出し上手
観察力
ハブ力
根回し+場回し
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たしかにプレイングマネジャーは時間がない、余裕がない。コミュニケーション力が核だというのもわかる。任せたり、説明したり、注意したり、かばったり、根回しと場回しもした。
先日メンバーの画面共有でteamsチャットが見えた際、自分との会話チャットがピン留めして固定化されてるのを見つけ、あぁ多少無理することもあったけど頑張ってよかったな、とガッツポーズとりながらそっと喜びました。
166冊目読了。
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この本に限らずビジネス書でよく仕組み化という言葉が出てくるが、イマイチ理解できていなかった。仕組みというと何もしなくてもそれがあれば自動で動くシステムやルールをイメージしていたからだ。読みながら気付いたが、仕組み化とは作業のやり方を定型化することだ。論文やプレゼンに型があるように、マネージャー業務にも型があるというのが本書の主張だ。だからこそ型を身に付けることで人柄性格に依らずコミュニケーション力を高めることは可能といっている。
仕組み化の具体例としては、1. Aさんに困っていることないか聞く/Bさんに声かける、といった対人コミュニケーションをToDoに載せる。こうすることでコミュニケーション実施が見える化されて意識的になる。2. 部下のスケジュールをメモしリマインドする。これによりPJT全体のスケジュール遅延を防げる。3. Outlookなどでスケジュールをオープンにする。部下が見た時に何が起こっているか共有できる等々、マネージャー業務に当たっている人にはヒントになるかもしれない。仕組み化の他には部下や上司に対して効果的にコミュニケーションをとれるフレーズ、苦手な相手とのコミュニケーション方法の例題が載っており、全部で58の具体策により構成されている。
本文中にもあるが、これらのフレーズはそのまま使っても響かないように思うので、真意を汲んで自分流を編み出したいところだ。なおタイトルにはプレイングマネージャーとあるが、それ特有の問題は少ないように感じた。よく言えばそれだけ汎用的な内容になっているということか。 -
・感想
これが出来てるマネージャーはかなり少ない希少人材だと思うので、早い段階から実施することが良いと思いました。
・Todo
・ライオン型のマネジメントより、シマウマ型のマネジメント。
・コミュニケーションを意識して仕組み化する。
・相手がどんな価値を主張しても、理解し、受け入れること
自分が相手を利用したり、打ち明けた情報を相手の不利になるように用いたりしないと思うこと。
・双方の意見や主張を集約し、お互いの価値観に応じた表現に最適化した上で伝え直せる人を求める
・部下のトラブルなど大きくならないように芽を摘む。
・予算や会社の重要決定事項など重要な機会にも接する。
★コミュニケーションとは①相手をよく知り、②自分がまず動き、③場回しをする をして初めて機能する。
★お客様のことを1番知っているのは担当である。
答えを上司に聞いても良いけれど、自分が出来るのは汎用的判断。お客様にとってカスタマイズされた答えはお客様のことを1番知っている担当からしか出てこない。
それでも難しい場合には、判断材料としてお客様の情報を集めてきてほしい。持っている情報から的確に判断する為。
・どうしてお客様はウンと言ってくれたの?? と聞きプロセスを評価する。 -
2022/3/28-29読了
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コミュニケーションに関してもフォーマット化する。組織を円滑にするための立ち位置、対応をパターン化し、フォーマット化する。それをどこまでドライにするかってハナシになりますけど、感情をなくすのではなく、無用なブレを生まないためのフォーマット化。実際は、感性的に実施しているようなことを言語化、スキーム化して表現できる能力があれば、こう言うコミュニケーションのフォーマット化もできるのだろう。
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プレイングマネージャーのあるべき姿について58個の具体策から解説した本。一つ一つの内容自体は深みのあるものではないが、具体的かつ的確なアドバイスが多く参考になったと感じた
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プレイングマネージャーはプレイヤーとして現場で成果を出しつつ、チームをマネジメントし、さらに部下への教育も求められます。
本書ではそんな多忙な中でいかに「コミュニケーション」をとり、成果を出していくのかに言及されていました。
1番のポイントはコミュニケーションも仕組み化すること。つい、後回しにされたり、時間があれば・・と考えてしまいますが、結果的に部下とのコミュニケーションの場を失い、段々と孤立化します。なまじ現場にいるので、最終的には自分で成果を出せばよいと考えてしまいがちです。
そんな中できちんとタスク・スケジュールに周りの人とのコミュニケーションも計画しておくことは目から鱗てした。特に可視化することにより、自分はもちろん周りへの配慮にも繋がります。忙しいプレイングマネージャーがいかにコミュニケーションの時間を作るのか、具体的なアクションもあり、私自身も明日からマネしようと思うものがたくさんありました。
たくさんの気付きをありがとうございました! -
プレイングマネジャーに求められるのは、ハブ型マネジャーシップ。
話を聞き、状況を観察することを心がける。
指導よりフォローに注力すべき。が著者の持論。
コミュニケーションは仕組み化できる。
話しかけられ上手は、引き出し上手。聞くことに徹する。
相手を観察して声をかけることでコミュニケーション力を上げることができる。
ハブ力は世代間コミュニケーションの通訳を担う重要な仕事がある。
コミュニケーション例
あいさつは自分から行う。
最近どう?いつでも話してくれていいよ。という雰囲気作り。
今はダメだけど、何時からはOKと伝えること。
良い話?悪い話?とさりげなく聞く。
部下に自分が主役だという自覚を持たせる。現場が一番であることを伝える。
部下に手柄を自ら披露させ、成功プロセスを評価する。
相槌で相手を引き出す。
叱る言葉の例。どうしたの。あなたらしくもない。人格を傷つけない。
情報の垂れ流しで部下との信頼関係を深める。
困った時は困ったと素直に伝える。
コミュニケーションの仕組み化
業務の一部に組み込む。その為の一つの手法はtodo listの活用。
見せるコミュニケーションが大切。スケジュール公開と出してまずくない情報は垂れ流すこと。
ゴールの後のねぎらい、感謝の言葉を忘れないようにする。
相手のマイブームの言葉を意識的に使う。これは相手との信頼感や共有感を醸成するためのコミュニケーション手法の一つ。
コミュニケーションの場は会議室だけでない。
メールのto/ccは意識して使う。
依頼案件は箇条書きでまとめる。
やりにくい相手には下手に出る。
負けないための冷静コミュニケーション。
怒っている相手から全てを引き出す。そして時間をもらい、メールなどで感情的なやり取りはしない。 -
まあ当たり前のことだよなと思えたのは良かった。話を聞き、状況を観察する。人を動かして成果を出す。部下に対して指導よりフォローに注力すべし。観察力を駆使して相手を知る。コミュニケーションをToDoリストに組み込む、根回し、場回し。
著者プロフィール
田島弓子の作品





