中国名参謀の心得 ナンバー2の智略と政治力 (歴学Books)
- ダイヤモンド社 (2010年3月11日発売)
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感想 : 3件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784478012260
みんなの感想まとめ
指導者や参謀の理想像を探求する本書は、中国古典の知恵を現代のビジネスシーンに応用する内容が魅力です。「木鶏型指導者」の理想や、指導者に求められる「仁」と「勇」の重要性が説かれ、部下を思いやる姿勢や真の...
感想・レビュー・書評
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・ナンバー2の心得とは「木鶏」(=すべての徳を身につけた状態)に似たり。そばでほかの鶏がいくら鳴いても挑んでも、いっこうに動ずる気配もなく、まるで木彫りの鶏のように見える。これこそ徳の充実している証拠。こうなればしめたもの、どんな鶏でもかないっこない。姿を見ただけで逃げ出してしまうだろう。このような木鶏のありようを、中国人は指導者の理想像として思い描いてきた。「木鶏型指導者」には捨て難い魅力があることはたしかだが、それが成り立つには、部下に有能な人材がそろっていて、彼を補佐する態勢がととのっていなければならない。
・指導者の条件とは、『孫子』では智・信・仁・勇、厳の5つをあげ、『呉子』は威、徳、仁、勇の4つをあげた。両者に共通するのは「仁」と「勇」。「仁」とは思いやり。部下をいたわること。しかも口先だけの思いやりではなく、態度で示すことが必要。「勇」とは、忍び難きを忍んだ勇気こそほんものの勇。将に望まれるのもこういう勇なのである。
・孫子の兵法に見る弱者の戦略
1)勝算なきは戦うなかれ。
2)敵を知り己を知れ
3)主導権を握れ
4)味方は集中し、敵は分散させよ
5)実を避けて虚を撃て
6)敵の眼をくらます
7)臨機応変に戦え
8)将に人を得よ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
副題に惹かれてダウンロードした。「三国志」「史記」など中国古典(私は「どうも難しそう、と読んでいなかったが)で描かれた参謀に焦点を当て、君主・人民の関係から組織管理まで(様々な角度から)述べている。
現代の(特にトップを補佐する立場にある)ビジネスパーソンが読むとなるほど、と思う箇所が多い。
ただし、(系統だって取り上げているとはいえ扱っている人物が多いので)総花的な印象はぬぐえなかった。でも、興味は出てきたので「三国志」「史記」のあらすじを知った後で再読すればまた違った印象をもつかもしれない。
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