グリーン・ワールド(下)

  • ダイヤモンド社
3.42
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本棚登録 : 41
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478012512

作品紹介・あらすじ

地球で犯した罪を背負い、グリーンワールドで新たな歴史を歩みはじめた人間たち。しかし、年月とともに"過去の教訓"は忘れ去られ、欲望が彼らを支配するように…。人間たちはこの惑星で何を学び、何を失っていったのか-。

感想・レビュー・書評

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  • この下巻では、移住してきたわが物顔の「地球人」と元からいた「元住民」との協定をしてから500年後に「地球人」が攻略し始めて結果的に。

  • 2013年6月30日

    <GREEN WORLD>
      
    イラスト協力/デーヴィッド・アンガス[David Angus]
    装丁・本文デザイン/中澤裕志

  • 2012.10.08

  • 地球を離れて「グリーン・ワールド」という星へ移住した人類たちの歩みのお話。
    上下巻で1000年分の推移を扱っていて、
    下巻においては後半500年分のお話が描かれる。

    上巻と比べると随分と隔世の感がある。
    当初は現地の動植物を加工したり飼育したりという形で歩み始めた人類も、
    やがて化石燃料や科学の力、引いては宇宙に浮遊するかつての移民船からの知識を
    吸収して、格段の発展を遂げていく。

    しかし、一方で、絶滅する動植物、汚れる環境、主義主張を異にする人々の衝突…
    今でも地球で見られるような、争いの種が確実にはびこっていく。
    (そして実際に大きな戦争へと至っていくというのが、この下巻の話である)

    1000年の間に人種や言語が統合されていったり、
    一方で、特定のエリア・町に住む人を「~人」と呼んで区別したりと、
    人間の営為はまとまったり分類したりの連続なのだろうなぁと思わされる。

    オチは別段華々しいものでもなくて、ある意味でとても人間的なのだけれど、
    もしこの方向性でしか人間が生きていけないなら、とても切ない。
    最後の場面で示された2つの選択肢は、もしかしたら帰郷も含めるのだろうか?

  • 人間がたった1000年で星ひとつ台無しにする話で、空想話なのだけれど思い当たるというかなんというか。

    上巻が緑で下巻が赤なのも象徴的。

  • 2010.05.09購入

  • (上巻コメントの続き)あえて文句をつけると過去書に比べて、本書の生物は区別がつきにくかった。でも今回は「地球生物とは無関係な進化を遂げた異星生物」というコンセプトだから仕方ない気もする。地球の脊椎動物も、宇宙人から見たらみな同じように見えるものかもしれないし。

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