敗北の理由

著者 :
  • ダイヤモンド社
4.00
  • (0)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 24
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478012772

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • これはオススメ。会社勤めする人、経営者は必読の書ですね。

    なぁ~んとなく、太平洋戦争では日本軍の参謀がお粗末だったことは知っている。

    筆者も書いていてイヤになっただろうな。

    あまりの酷さに・・・。

    読んでいて唖然とする。

    唖然とするけれど、いまの会社経営者を見ているので、納得させられてしまうのが悲しい。

    日本人はホント戦(いくさ)下手ですね。

    負けるべくして負けた戦争。

    相手(米国)が悪すぎたとは言えない。

    どこと戦争したって、日本は負けていただろう。

    「アメリカ軍は日本軍と戦ったのではなく、日本兵と戦ったのです。」

    これはぼくが考え出した、太平洋戦争の真実です。

    作戦とはとてもいえない、無為無策の命令で、なんと多くの日本人が死んでいったことだろう。

    満足な装備も補給もなしに、太平洋の島々に放り出されたけれど、それでも必死に戦った日本兵は本当にエライです。

    この本の中で拾ったいくつかの言葉:

    「Everyman's resiponsibility is no man's responsibility.」

    英語では「データ」、「インフォメーション」、「インテリジェンス」と明確に分かれていて、日本はまとめて情報と訳してしまう。

    知的活動様式には、「知識」「見識」「胆識」に分かれる。

  • 会社の同僚に貸してもらって読んだ。帯には、かの野中郁次郎先生の推薦とある。

    戦争中の日本軍の情報軽視がいかにして日本軍を負けに導いたかが豊富な事例で紹介してある。おそろしいのは、当の本人たちが決して情報軽視を自覚しているわけではなかったことだ。情報分析よりも作戦を練る組織の方が格上だとされたり、本当の敵は米国になりつつあるのにロシア研究ばかりしてみたり、親ドイツの伝統的心情がドイツの動きを見る目を曇らせたり。

    今の日本の政府、外務省、どうなんだろうか?

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1941年香川県生まれ。1963年東北大学法学部卒業。同年三菱電機入社。1994年山口大学経済学部教授。2004年大阪成蹊大学現代経営情報学部教授。2011年退職、現在に至る。
著書に、『米海軍から見た太平洋戦争情報戦』(芙蓉書房出版)、『ルーズベルト一族と日本』(中央公論新社)、『米軍提督と太平洋戦争』(学習研究社)、『情報敗戦』(ピアソン・エデュケーション)、『敗北の理由』(ダイヤモンド社)、『海軍戦略家マハン』(中央公論新社)、『海軍戦略家キングと太平洋戦争』(中公文庫)、『統合軍参謀マニュアル』(翻訳、白桃書房)、『黒澤明が描こうとした山本五十六』(芙蓉書房出版)などがある。

「2018年 『英国の危機を救った男チャーチル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷光太郎の作品

ツイートする