- Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478012789
感想・レビュー・書評
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【読書メモ】
・ 帝王学とは何か。/ひと言で言えば、「守成の時代」を生きるトップの心構えにほかならない。守成とは「成るを守る」ということで、新しいものをつくるのではなく、すでにでき上がったものを守っていくいく、という意味である。 p2
・ 覇道とは、力ずく、権力ずくで相手を押さえこむ路線、王道とは、自らが身を正すことによって相手を感化していく路線である。 p94
・ 「徳が主人で、才能は召使いにすぎない。才能には恵まれても人格が伴わないのは、主人のいない家で、召使いがわがもの顔に振舞っているようなものだ。これでは、せっかくの家庭も妖怪変化の巣窟と化してしまう」 p95
・ 「ただ今お叱りを受けた点は、この者がまさしく同じ趣旨の異議を申し立てたところであります。しかしながら、愚か者の私はその意見に耳を貸しませんでした。ひとえに私の責任です」p103
【目次(抄)】
1.『貞観政要』のリーダー像
創業か守成か
貞観の治
緊張感を持つ
率先垂範
諫言を聞く
リーダーの自己コントロール
謙虚と慎重
精励あるのみ
2.失政のリーダー像
政治を乱す四つの患
3.トップとナンバー2
トップと軍師の関係
4.部下を統率する心得
リーダーシップとは「知力」である
水のあり方に学べ
最小の力で最大の効果を得る法
『三国志』の教訓
上司の「徳」が部下を動かす
王道と覇道の違い
仁のうえに徳が備わる
謙虚さのうえに徳が備わる
部下の意見に耳を傾ける
功績は部下に与える
信頼を態度で示す
三段階のリーダーシップ・スタイル
5.『史記』に学ぶリーダーシップ
孔子が教示する「達」と「聞」の違い
巧妙な客扱い
人の顔をつぶさない
苦労をともにする
6.リーダーが知っておきたい故事成語
「修己治人」の指導哲学
「智」を超えて「明」を目指す
「仁」と「勇」を兼備
上善は水の如し
寛にして栗
綸言、汗の如し
喜怒を色に形わさず
太上は下これ有るを知る
「術」による組織管理
功遂げ身退くは天の道詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
帝王学とはなんなのかを中国史から読み解く本。
「教科書」や「リーダー英才教育」と書いてはいるが、部下をどう使うかといった方法論ではなくリーダーとしての心構えがメイン。
内容が中国史だからなんとなく社長向けの本に感じてしまうが、色々参考になることも多い。
権力を振るうんじゃなくて公平な視点で見て意見を聞き、どっしりと構えているのが大事ってことなんだろうな。 -
帝王学を、学んでみたく借りた。
帝王学とは、既に出来上がったものを守っていくトップの心構え。と定義している。
中国の歴史、主に項羽と劉邦、三国志の例を上げて、トップにあるべき姿とやってはならぬをまとめていた。
確かに、徳。を高めるといった、孔子の考えに基軸を、置くことは腑に落ちる。
ただ、過去は男性が大多数の組織のため、現代とこれからの性別混在組織には、どう捉えなおせば良いのだろうか?って、問題意識が生まれた。 -
マキャベリの君主論がわりと好きで、タイトルだけ見て面白そうと思い読んだ。(マキャベリズムを実践しているわけではないです。)
帝王学とあるが、三国志や項羽と劉邦などの昔の中国の話をもとに、帝王がとるべき態度や考えが乗っている。三国志がすきなのでそういった意味では面白かった。
ただ、タイトルからイメージしていた「帝王とはどうあるべきか」という部分に関して自分としてはあまり学ぶものがなかった。残念。。 -
本書は、1984年、プレジデント社より刊行された『帝王学の知恵』を改題したものである。
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タイトルの内容かと思えば、中国の歴史と格言を用いたリーダーの心得集のようなもの。
内容は、中国の出来事や歴史事実などが多数であり、非常に読みにくい。
政治を乱す4つの患い 「偽・私・放・奢」
戦わずして勝つ、勝算なきは戦わず、外交交渉で勝つ、謀略で勝つ
→孫子という兵法書によると、これらが被害を最小にし、人民のための戦い。これらの文化から中国は外交交渉が上手なんだと感じた。 -
貞観政要によるリーダーの心構え
・緊張感を持つ:業績が好調なときほど
・率先垂範
・諫言を効く
・謙虚と慎重
リーダーが知っておきたい故事成語
・修己治人
・知・仁・勇の三者は天下の達徳なり
・寛にして栗:寛容さを持ちつつ厳しさによってバランスを取る
・功遂げ身退くは天の道 -
貞観政要とは、貞観の治で知られる唐の太宗の政治の要綱である。この太宗は、中国の歴史上、特出した知性を行った皇帝の一人である。過信からの諫言を奨励したことでも良く知られる言い訳や、無視はまだいいほうで、逆恨みさえされる。自分はそうでないと言い切れるマネージメントをしようと心に深く刻み込みました。
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