新訳 成功の心理学 人生の勝者に生まれ変わる10の方法

  • ダイヤモンド社
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  • / ISBN・EAN: 9784478012994

感想・レビュー・書評

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  • この本は自己啓発の古典本で、目新しい内容ではないですが、長く読まれてきただけあって、成功するために大事な考え方が凝縮されていました。
    ぜひぜひ読んでみてください

  • 【感想】
    世の中に成功に関する自己啓発の本は多数あるが、この本はその中でも何度も読み返す価値と必要性がある1冊だと思います。

    人生を成功に導くためには、やはり時間の有効活用が最低条件になってくる。
    まずは時間をしっかりと捻出して上で、その時間を何に充てるのかがKEYになるのだろう。
    この本は、まずそれが出来た上での話になってくる。

    あと、マインドとToDoに関する仕分けも必要だ。
    いくら自分の中の精神力を高めたって、それは画餅以下の価値でしかなく、結局は何か実行しないと結果には結び付きにくいだろう。
    こう書くと当たり前のことに思えるが、世の中には読んで(もしくは聴いて)満足してしまう人が多く、「実行」に移す事ができない人が多いのも事実。
    このあたりは耳が痛いながらも受け止めようと思った。
    目標を立て、それをクリアする計画を立て、実行する。
    人生のどの場面においても、やはりうまくやるには「PDCA」が必要ですね。

    【感想】の次項目は、「自らの目標をより明確に定めるために、今日から始める10のこと。」にしました。
    この本の中で特に実行しようと思った項目なので、抜粋しました。
    あと、「自己訓練」に関しても、イメトレや実行など色々していこうと思いました。


    何にしても、とても名作だったなと思います。


    【自らの目標をより明確に定めるために、今日から始める10のこと。】
    1.あなたの生涯目標は何か?
    →あなたの子どもがあなたのことを孫に話すとき、何と伝えてもらいたいか?

    2.近い将来の優先目標は何か?
    →今年からの5ヶ年計画を8項目で書き出す。
    →仕事、健康、家族関係、個人的態度、経済力、社会貢献度、教養、趣味

    3.来年の最優先目標は何か?
    →仕事、健康、家族関係、個人的態度、経済力、社会貢献度、教養、趣味

    4.大きな卓上カレンダーを使い、翌日の日程を組むこと。
    →年間目標を達成するために、来月何をしてどこへ行き誰と会うかなどの日程を決める。

    5.一週間が一目で分かるポケットタイプのカレンダーを使って、翌週のスケジュールを書き出す。

    6.週刊誌くらいの大きさの紙に、大きな文字で翌日の目標を書き出す。

    7.金銭面の長期的な計画を立てること。
    自身に必要な金額はいくらか、貯蓄と運用によってどれくらい確保するのか計画を立てる。

    8.目標ごとに、それに役立つ資料を集める。

    9.あなたが目標とすることを実際にやり遂げた成功者や専門家の意見を聞いて、目標を再検討する。

    10.目標達成のための最良の方法は、次の基本的ルールを守ること。
    ①短期で達成できる目標設定(日、週、月、6ヶ月単位)
    ②可能だと思うよりやや低めに目標設定する
    ③漸減的に目標設定する。(大きな目標の一部分として、少しずつ目標レベルを上げる)
    ④グループ、周りの支援を得る。(同じ目標を持つグループと定期的に相談する)
    ⑤目標達成を儀式化する。


    【内容まとめ】
    1.ムダにできる時間はない。
    →人生は練習試合ではない。毎日があなたの公式戦なのだ!
    最も重要な点は、「実際に体験する事柄によって人間的な違いが生じるわけではない。その体験をどのように受け止めるかがカギになる。」ということ。

    2.私たちは、貴重な時間をもっと大切にすべきだ。
    厳選されたワインをたしなむように、二重にかかった虹を楽しむように、人生の一刻一刻を味わうべきだ。

    3.相手の立場に立つ。
    相手を「個性的存在」という事実を認め、相手の立場に立ってその考え方を理解できるか否かが、勝者と敗者の分かれ目である。
    妻の、子どもの、部下の立場に身を置いて、「私のような者を夫にしたいだろうか?私のような父を持ちたいだろうか?私のような上司の元で働きたいだろうか?」と考えてみる。

    4.環境に適応する。
    環境の変化に応じて自分を変えていける者こそ成功する。
    順応性を身につける事は、心身ともに健康を保つために不可欠であり、生き残っていくためのキーポイント。
    勝ち抜くためには、日々の試練や苦痛を和らげ、自身を律し、鍛錬する必要がある。

    5.「ストレスがあって当たり前」という認識を持つことが、最良の方法
    常に自分をリラックスさせた状況に置いておき、自分の正しいペースに合わせて行動することが必要である。

    6.「自分の得意なもの」10項目と、「反省すべき点」10項目を書き出す。
    反省すべき点は、それぞれについて改善するための行動計画を立てる。
    10の長所については、しっかりと記憶にとどめ、大事に身につけておくこと。
    長所は、あなたが何をするときにも、必ず力になってくれる。

    7.大切なのは「自分の存在」を受け入れ楽しむこと。
    達成しようとしていることにプライドを持つのは勿論だが、
    それ以上に大切な事は、「いま現在、私は生きて、存在しているのだ」という事実を楽しみ、
    自分の個性を伸び伸びと堪能することだ。

    8.人の見ているところでは、背筋を伸ばし堂々と歩くこと。
    リラックスしていても、少し早足で歩く。
    姿勢よくサッサっと歩く人は、自分自身について、また自分がどこへ向かっているのかについて、自信を持っていると思われる。

    9.モチベーションを高める。
    他の人にやる気を起こさせたいと思ったら、その人が目的を達成することがどんなに良い結果を生むか、どんな喜びを感じるかを生き生きと書き出してやること。
    その人に与えられた目的を成し遂げる能力があると自分は信じていることを、はっきりと伝える。

    10.大胆な自己期待を持つ。
    リーダーとなるために必要な二つのポイントは、他人に勇気を与えることと、褒めることだ。
    人生の勝者となるための素質にはいくつかあるが、このうち最も分かりやすいのは、楽観主義と集中力だ。
    生きていく中で、常に最良のことを思い描くことによって、精神的にも肉体的にも勝つことへの心構えができていく。

    11.勝者とは、明確な人生の目標を持った人のことだ。
    人生の勝者は、目標と役割を持っている。
    自分の欲しているものを知り、それに向かって歩き、必ず獲得している。

    「自分はどんな人間になりたいのか?」
    「最後まで守りたいものは何なのか?」
    「自分がいなくなったあとに、どんな伝説を残すことができるだろうか?」

    12.活発な自己訓練
    自己訓練なしには何も変わらない。
    習慣は害のない思考ともいえるが、うつろいやすく、存在感のない行為でもある。
    しかし訓練を積むことによって、私たちの一生を左右するほどの強い意志に変えられる。

    13.勝利は1人のものではない。
    勝者の持つ優れた素質は、人々から愛され、尊敬されることだ。
    倒れた敵の前に勝ち誇って立つことでは決してない。

    勝者は、他人から搾取しない。
    他の人々と、共に幸福でありたいと願う。
    勝者は、オレもオマエも勝つのだという姿勢を取る。
    「私があなたの勝利に力を貸すことになれば、それは私が勝つことにもなる。2人とも勝つのだ。」


    【引用】
    ・ムダにできる時間はない。
    →人生は練習試合ではない。毎日があなたの公式戦なのだ!

    最も重要な点
    「実際に体験する事柄によって人間的な違いが生じるわけではない。その体験をどのように受け止めるかがカギになる。」

    私たちは、貴重な時間をもっと大切にすべきだ。
    厳選されたワインをたしなむように、二重にかかった虹を楽しむように、人生の一刻一刻を味わうべきだ。


    ・真の勝利とは?
    「真の勝利」とは、ただ自分の持っている能力を、自分なりにとことん追求すること。
    生まれ持った才能や潜在能力を生かし伸ばすこと。
    幸せを創り出すこと。
    自分自身を、高い自己評価を持てる人間に完成させるという夢を実現すること。
    愛情、協力関係、社会的関心を持ち、環境づくりに責任感を持ち、そしてそこから何かを得ることである。
    他人を兄弟姉妹と同じように大切に遇すること。

    「勝利」とは、長い間に形成されてきた習慣である。敗北にも同じ事が言える。
    「勝利」とは、無条件の愛情であり、一つの考え方であり、生き方である。


    【第1章】積極的な自己認識
    勝者の本質
    「正しい自己認識、広い視野、思いやり、寛容、柔軟性」
    勝者の独り言
    「私は自分自身の能力を知り、何をなすべきかを知っている。」

    敗者の本質
    「現実逃避、無関心、無感動、偏見、頑固、自己中心」
    敗者の独り言
    「世の中なんて、なるようにしかならない。努力したってムダさ。」


    p4
    ・成功者は自分をよく知っている。
    自分をよく知ること。それは自分自身を直視し、ごまかさないこと。
    自分を知り、自身の能力を信じ、かつ、常に向上心を忘れないことが成功の秘訣である。

    自分自身と世の中の出来事との正確な距離を知っておくことも必要だ。
    常に世の中の推移に気を配り、自分の世界を広げる努力を惜しんではいけない。
    「いま、自分には何ができるのか」と問う事が、成功への第一歩だ。
    どうしたら自分の能力を活かすことができるのかを探ろう。


    p8
    ・相手の立場に立つ。
    それぞれが「個性的存在」だという事実を認め、相手の立場に立ってその考え方を理解できるか否かが、勝者と敗者の分かれ目である。
    妻の、子どもの、部下の立場に身を置いて、「私のような者を夫にしたいだろうか?私のような父を持ちたいだろうか?私のような上司の元で働きたいだろうか?」と考えてみる。


    p10
    ・環境に適応する。
    環境の変化に応じて自分を変えていける者こそ成功する。
    順応性を身につける事は、心身ともに健康を保つために不可欠であり、生き残っていくためのキーポイント。
    勝ち抜くためには、日々の試練や苦痛を和らげ、自身を律し、鍛錬する必要がある。


    p13
    ・ストレスと付き合い、適応力を養う。
    常に自分をリラックスさせた状況に置いておくこと。
    自分は競走馬の特質を持って生まれてきたのか、亀として生きる運命を担って生まれてきたのか、はっきりと判断する。
    自分の正しいペースに合わせて行動することが必要である。

    「ストレスがあって当たり前」という認識を持つことが、最良の方法である。


    p20
    自分にできることが、まだあるはずだ。
    本当にやれるだけやってみたのか?
    すべての可能性を試み、模索していく前向きの姿勢で人生に臨めば、自然にライフスタイルも変わってくる。
    そして、周囲の人々の反応もきっと変わってくるはずだ。


    p21
    ・世の中の出来事すべてにもっと好奇心を持つ。
    話題の本は書評やダイジェスト版に目を通す。
    セミナーや講演会に積極的に出席し、知識を得る。
    自分の専門分野で成功している人から助言を得る。積極的にアプローチすれば、驚くほど熱心に助言してくれる。


    ・自分を確認するリストをつくる。
    「自分の得意なもの」10項目と、「反省すべき点」10項目を書き出す。
    反省すべき点は、それぞれについて改善するための行動計画を立てる。

    10の長所については、しっかりと記憶にとどめ、大事に身につけておくこと。
    長所は、あなたが何をするときにも、必ず力になってくれる。


    【第2章】肯定的な自己評価
    勝者の本質
    「自分の真価を知る、自尊心を持つ、自信を持つ」
    勝者の独り言
    「自分であることが素晴らしい」

    敗者の本質
    「自分を蔑む、疑心暗鬼に陥る、他人の目を過剰に意識する」
    敗者の独り言
    「違う人間になれたらなぁ」


    p28
    ・自分を肯定的に評価せよ。
    前向きなセルフトークこそ、肯定的な自己評価につながっていく。
    勝者は、自分には生きる価値があるという強い自信を持っている。


    p31
    ・変化を恐れるな。
    幾多の障害を乗り越え、積極的に自己変革を行なうことによって人は成長する。


    p38
    ・自分の能力を認めなさい。
    一般的に人間は、常に上昇志向にとらわれ、現状改善を求めているものだ。
    しかし、正しい自己評価を持っている人間は、現在の自分が置かれている状況を、すべてありのままに受け容れることができる。


    p41
    人生の勝者は、どんなお世辞も「ありがとう」と軽く受ける。
    これは自身に対するポジティブトークの一環のためであり、傲慢さとは似て非なるものである。


    p44
    達成しようとしていることにプライドを持つのは勿論だが、それ以上に大切な事は、「いま現在、私は生きて、存在しているのだ」という事実を楽しみ、自分の個性を伸び伸びと堪能することだ。


    p46
    ・人の見ているところでは、背筋を伸ばし堂々と歩くこと。
    リラックスしていても、少し早足で歩く。
    姿勢よくサッサっと歩く人は、自分自身について、また自分がどこへ向かっているのかについて、自信を持っていると思われる。


    【第3章】率先した自己コントロール
    勝者の本質
    「決意、決断力、選択、責任」
    勝者の独り言
    「やればできる」

    敗者の本質
    「無責任、優柔不断、偶然に頼る、他力本願」
    敗者の独り言
    「なんとかなるさ」

    p50
    ・自己コントロールの本質的意味は、「自分で決意する」ということ。
    すべての人間は、自分の選んだ行動の結果として今の自分があり、今の自分の地位があるということを銘記すべきなのだ。


    p60
    自分自身をコントロールするとは、知性・才能・特技など、自分が持っているものを最高に発揮することに責任を持つことだ。
    また、私たちに与えられた貴重な時間を最大限、有効に使う責任を持つことだ。

    何を選択するかは個人の自由だが、同時に自分に対して正直なことと責任を持つことが、人生というゲームを勝ち抜く秘訣となる。


    【第4章】モチベーションを高める。
    勝者の本質
    「変化への欲求、興奮、願望」
    勝者の独り言
    「そうしたい、必ずできる」

    敗者の本質
    「恐怖、強迫観念、心理的抑制」
    敗者の独り言
    「やらなければならない、でもできない」


    p68
    「モチベーション」という言葉が示すものは、ほかならぬ自分自身の中で自らを鼓舞し、行動を起こさせるものである。
    すなわちアイデア、要求、感情、あるいは心理状態のことで、それらが自らに行動を促すのだ。


    p69
    人生の勝者は、自分自身への強い前向きなモチベーションを培ってきた人たちだ。
    彼らは、自ら定めたゴールや自分が果たしたい役割に向けて邁進する能力を持ち、滅多に気が散るということがない。
    落胆したり、間違えたり、つまずいたりすることがあっても、内側から湧き上がる気力が、常に自己実現へとひた走る牽引車の役割を果たし続ける。


    p84
    ・他の人にやる気を起こさせたいと思ったら、その人が目的を達成することがどんなに良い結果を生むか、どんな喜びを感じるかを生き生きと書き出してやること。
    その人に与えられた目的を成し遂げる能力があると自分は信じていることを、はっきりと伝える。


    【第5章】大胆な自己期待を持つ
    勝者の本質
    「楽観、熱中、希望」
    勝者の独り言
    「今日はうまくいった。明日はもっとうまくいくだろう。次のときも、きっとうまくいくだろう。」

    敗者の本質
    「悲観、冷笑、絶望」
    敗者の独り言
    「私は運が悪いから、きっと失敗する」


    p88
    ・よりよい結果を思い描け。
    勝者を見分けるのは簡単である。なぜなら彼らは、自分自身に対して大胆な期待を持っているからだ。
    勝者にとって人生とは真剣勝負。ギャンブルなどとは思ってもいない。


    p97
    ・楽観主義のすすめ
    自分の成し遂げる成果に期待を持つことは、スポーツ選手やビジネスマンのみならず、家庭においても大切なことだ。
    楽観的な両親の人生への熱中ぶりは、子どもたちにも伝わっていく。

    勝者は、否定的な考えをしている限り、運にも恵まれないことを知っている。


    p100
    人生の勝者となるための素質にはいくつかあるが、このうち最も分かりやすいのは、楽観主義と集中力だ。
    生きていく中で、常に最良のことを思い描くことによって、精神的にも肉体的にも勝つことへの心構えができていく。


    p104
    リーダーとなるために必要な二つのポイントは、他人に勇気を与えることと、褒めることだ。
    日頃から、自分の仲間や家族に対して、自分の楽観的かつ積極的な期待を常に口に出して言うこと。
    それは、その人たちをその気にさせやすいものだ。


    【第6章】貪欲な自己イメージづくり
    →人は、そう見られたいと思っている人物像になっていくものだ。

    勝者の本質
    「豊かな経験、具象化して考える力、創造力」
    勝者の独り言
    「自分がいつも変化し成長しているのが見える」

    敗者の本質
    「暗いイメージ、心配、心の弱さ」
    敗者の独り言
    「私には魅力なんかない。ただの平凡な人間にすぎない」


    p108
    勝者は、自分の演じたい役の理想像を掴んでいる。
    そして、その役になった気持ちになり、その役にふさわしい言葉を選んで、勝者のように振る舞う。
    自分はこうなるという魅力を先取りしているわけだ。


    【第7章】明確な目標設定
    勝者の本質
    「目標探求、合目的的、自動制御」
    勝者の独り言
    「私にはゲームプランがある」

    敗者の本質
    「無目的、曖昧、移り気」
    敗者の独り言
    「決められないんだ」


    p128
    ・勝者とは、明確な人生の目標を持った人のことだ。
    人生の勝者は、目標と役割を持っている。
    自分の欲しているものを知り、それに向かって歩き、必ず獲得している。


    p133
    多くの人はつまらない人生を送っている。
    目標のない人生、ただ漫然と1日1日を過ごしていくだけの、ただ年をとっていくだけの生活を送り、自分で造った牢獄に閉じこもったまま、迷い、苛立っている。


    p134
    ・人生における勝者は、スタートするときから生涯の目標を持っているものだ。
    5%の人々は、目的地を決め、そこに至る最良のコースを検討し、航海術も学んでいる。
    この船は、一つの港から次の港へと予定通りに進む。
    舵のない人が一生かけて進む以上の距離を2~3年で進み、さらに真っ直ぐ、遠くへと航海を続ける。
    航海の行き着く終着点ははっきりわからないとしても、そこには何があるのかを知っていて、それに対して自身が今どのあたりを走っているのかも知っている。


    自分はどんな人間になりたいのか?
    最後まで守りたいものは何なのか?
    自分がいなくなったあとに、どんな伝説を残すことができるだろうか?


    p136
    勝者となる者は、1日の目標を前日の夕方か夜に決める。
    明日なすべきことの優先順位を決め、最低でも上から6つほど書き出す。
    そして朝目覚めたときに、そのリストを読んで行動に取り掛かる。


    p140
    ・自らの目標をより明確に定めるために、今日から始める10のこと。
    1.あなたの生涯目標は何か?
    →あなたの子どもがあなたのことを孫に話すとき、何と伝えてもらいたいか?

    2.近い将来の優先目標は何か?
    →今年からの5ヶ年計画を8項目で書き出す。
    →仕事、健康、家族関係、個人的態度、経済力、社会貢献度、教養、趣味

    3.来年の最優先目標は何か?
    →仕事、健康、家族関係、個人的態度、経済力、社会貢献度、教養、趣味

    4.大きな卓上カレンダーを使い、翌日の日程を組むこと。
    →年間目標を達成するために、来月何をしてどこへ行き誰と会うかなどの日程を決める。

    5.一週間が一目で分かるポケットタイプのカレンダーを使って、翌週のスケジュールを書き出す。

    6.週刊誌くらいの大きさの紙に、大きな文字で翌日の目標を書き出す。

    7.金銭面の長期的な計画を立てること。
    自身に必要な金額はいくらか、貯蓄と運用によってどれくらい確保するのか計画を立てる。

    8.目標ごとに、それに役立つ資料を集める。

    9.あなたが目標とすることを実際にやり遂げた成功者や専門家の意見を聞いて、目標を再検討する。

    10.目標達成のための最良の方法は、次の基本的ルールを守ること。
    ①短期で達成できる目標設定(日、週、月、6ヶ月単位)
    ②可能だと思うよりやや低めに目標設定する
    ③漸減的に目標設定する。(大きな目標の一部分として、少しずつ目標レベルを上げる)
    ④グループ、周りの支援を得る。(同じ目標を持つグループと定期的に相談する)
    ⑤目標達成を儀式化する。


    【第8章】活発な自己訓練
    習慣は害のない思考ともいえるが、うつろいやすく、存在感のない行為でもある。
    しかし訓練を積むことによって、私たちの一生を左右するほどの強い意志に変えられる。

    勝者の本質
    「成功シミュレーション、訓練、練習」
    勝者の独り言
    「できる限り努力しよう!」

    敗者の本質
    「失敗の反復、矛盾する行為、落胆」
    敗者の独り言
    「負け癖がついているんだ」


    p146
    ・自己訓練なしには目標達成できない。
    自己訓練が欠ければ、この本に述べられている「勝つための素養」は絵に描いた餅で終わる。



    p150
    ・イメージトレーニング(=リハーサル)の有効性
    実践することも大切だが、隙間時間でのイメトレは非常に有効である。
    →フィギュアスケートのイメトレ
    →オーボエ奏者のイメトレ

    綿密で正確で、尚且つ「絶対に成功する(=失敗しない)」イメージトレーニングを行なう事が大切!



    p161
    目標を想定し、具体的に考えるとき、すでにまるで実現したかのように、達成の様子を正確に映像として思い浮かべること。
    また、頭の中で重要な目標達成のイメージ再現を何度も繰り返すことを、日常の訓練とする。


    p163
    ・少なくとも週3回は、ジョギングするか、長い距離を歩くこと。
    心肺機能を強くする訓練。週に20~30キロ程度。
    また、食生活に注意を払い、栄養バランスのとれた食事にすること。


    【第9章】豊かな人生観を描く。
    勝者の本質
    「全人的な人格、ビジョンがある、ヒューマニスト」
    勝者の独り言
    「人間は自然がつくりだした生命の泉だ。あなたも自然の一部であり、私もそうだ。私は自然の一部としてのあなたを敬愛し、私自身をも敬愛する。」

    敗者の本質
    「流されやすい、自己中心的、浅はか」
    敗者の独り言
    「他人にやられる前に、こちらがやってやるさ」


    p166
    ・勝利は1人のものではない。
    勝者の持つ優れた素質は、人々から愛され、尊敬されることだ。
    倒れた敵の前に勝ち誇って立つことでは決してない。

    勝者は、他人から搾取しない。
    他の人々と、共に幸福でありたいと願う。
    勝者は、オレもオマエも勝つのだという姿勢を取る。
    「私があなたの勝利に力を貸すことになれば、それは私が勝つことにもなる。2人とも勝つのだ。」


    p168
    ・仕事と結婚しているわけではない。
    仕事や社会的活動においては賛同者をたくさん持っていたとしても、家族の絆や友人との絆、プライベートを蔑ろにしている人は多い。
    外面がよくても、内面は薄っぺらで自己中心的な人物ではないか?
    自身に問いかけてみよう。


    【第10章】印象的な自己表現
    勝者の本質
    「話しやすい、頼りになる、印象的」
    勝者の独り言
    「あなたがどう考えているのか、私はもっと知りたい」

    敗者の本質
    「打ち解けない、薄情、自堕落」
    敗者の独り言
    「事実を突きつけられると迷ってしまう、もう決めたんだからコレでいい」


    p188
    ・第一印象の大切さを知る。
    第一印象というのは強烈で、いつまでも人の心に残る。
    勝者は無理せずごく自然に振舞っている姿に親しみがある。
    微笑みは警戒心を解き、どんな多くの言葉を費やすよりも多くのことを語る。


    p190
    ・自分の良さを最大限に表現する。
    「いい印象を持たれること」と、「人生で成功を収めること」の間には、明らかな相互関係がある。

    勝者とは、成功を誇示することなく、自然に表現できる人物。
    大切なのは、身だしなみにほんの少し注意を払い、身支度にもう少しだけ時間をかけることだ。


    p201
    勝者は、自分を印象的に表現することができる。
    彼等は、自分の情報を与えたり流したりするばかりではなく、自分の接する人々からそれぞれの情報を得ようとする。
    相手の本当の気持ちを知り、実りあるコミュニケーションをしようと全力を尽くす。

  • 行動する10のルール

  • 自己啓発セミナーとかでありそげな内容だけど、とても良いと思います

  • まだ読んでないけど、
    クーポンをもらうために投稿してみます。

  • 自己啓発として200ページぐらいにまとめてあったし、少し科学的根拠みたいなものを織り交ぜてた。脳力をつかっても目標の設定から行動、相手にみられる振る舞いまでかいてあった。やる気も出た。 親や親族に対しての態度はいつも僕の中で葛藤する。環境が大切だといい(この本ではいってないが、潜在意識に悪イメージは思うだけで、あるということは環境で潜在意識が揺さぶられることはあると思う。)でも親や親族に連絡をという。いままで僕は何度もアプローチしたけど、ダメだった。今は、親だからとかは無しにしようと思う。そういえば全生物と共同体なんたらもいってたとすれば、裏は取れるかな。もちろん親には感謝している。もしの考えもできている。なぜ親が〜の本質を考えると今はそうゆう時期でも大丈夫だと思う。そその辺だけ引っかかった。

  • 成功の心理学

    人生の勝敗は最後の最後にならないと決まらない。

    人生も残り少なくなってきた頃になってやっと、
    実は歩んできた日々そのものが
    まさしくビッグゲームだったことに気づく。
    私たちはもっと貴重な時間を大切にすべきだ。厳選されたワインを嗜むように、人生の一刻一刻を味わうべきだ。無駄に出来る時間はないのだ。

    人生というゲームに関わる人には3つのタイプがいる
    1. 傍観者 自分の人生に何が起こるかを見物人のように眺め、否定されたり、負けたりするのを恐れ、決してフィールドに出てこようとしない。最も恐れているのは勝つ可能性だ。勝つことには責任がついて回る。それが苦痛なのだ。
    2. 敗者 飢えや貧困に苦しむ人のことではない。すぐ人を羨み、批判し、それでいながら自分自身を蔑むような人のことだ。
    3. 勝者 ごく自然に自分の望む人生を手に入れる人のことだ。彼らは一丸となって戦う。自分ばかりでなく、多くの人の利益になる目標を定め、そこに到達しようと努力する。

    真の勝利とは、ただ自分が持っている能力を、自分なりにとことん追求することを意味する。勝利とは長い間に形成されてきた習慣である。敗北も同様だ。勝利とは生き方である。心構えが全てだ。持って生まれた能力ではない。

    勝者は身体が新品とは交換できないことを知っている。
    他人との付き合い方、外的世界との関わり方によって、健康が大きく左右されることを承知している。

    脳という無限大の創造性を発揮する資源を持ちながら障害となっているものは何か。

    1. 怠惰 しかし、何故そんなことが乗り越えられないのか。
    2. 恐怖 消極的イメージがもたらす低い自己イメージは活力を発揮するに当たって最も大きな障害となる。人間の解放、自己実現への道を妨げている。

    要は心構えである。

    多くの人が将来のために大幅な変革が必要だということを理解しながら、生活を変えることを歓迎しない。自分の目の前に起こっている出来事を自己変革のチャンスと捉え、取り組んでいこうとする人は少ない。そして、波乱のない人生をよしとする後ろ向きな人生観を持ったり、成功した人の境遇を妬んだりしながら、人生を送る。このような人々は自分の失敗とか、欠点ばかりを気にかける。その考え方が物事を悪い方へ導く。
    自分自身の目標や目的を設定できない人は世間の価値基準を鵜呑みにし、それに縛られる。その通りでなければならないと思い込んでいる。

    注目や関心を集めようと大声で叫んでいる目立ちたがり屋がいる。彼らは実は自分自身に非常に低い評価しか与えられないために、それから逃れようと大声で叫んでいる。
    彼らは一見、独立心がとても強いように見え、反抗的で、特に親や教師や警察など権力を持った人間を嫌う傾向がある。
    彼らの過剰防衛とも言える硬い殻の下には、実は柔らかくて傷つき易い心が隠れている。本当はいつも誰かに頼っていたい人間なのだ。
    非行青年は自分にとって大切な人から心を傷つけられた経験を持つ者が多く、再び傷つけられることを恐れている。そのため、まず自分を守るために攻撃に出る。誰も信用できないから誰にも近付こうとしない。
    多くの人間がほんの些細なことで驚くほど深く傷付いている。自分に対する評価の低い人ほど、つまらないことで簡単に気分を害する。

    正当な自己評価をしている人間は他人に無用な敵対心を持たないし、自分の正当性をわざわざ証明しようとしない。自己評価の低い人は他の人より高価な品物を所有することや、高級品を身につけることに価値を見出す傾向が強い。
    自信は成功体験を積み重ねることによって築かれる。新しいことを始めるときは誰だって自信がない。成功体験が無いのだから当然だ。1つの成功が次の成功を生む。過去の失敗やミスを経験として生かすことなく、そのことにいつまでも固執して考え込むのは単なる思考停止だ。ほとんどの人は過去の失敗に囚われ、自信を失う。失敗を繰り返し思い出し、深く心に刻む。
    成功者は過去に何回失敗しようがそれは問題ではないことを知っている。自分を肯定的に評価する為には自分の成し遂げたことに注目することだ。

    私たちは自分の癖や関心の在りどころにもっと注意を払い、意識的に努力していけば生き方を変えることも可能だ。自己評価を高め、維持する為には、隣の芝生に気を取られず、現在の自分の仕事に喜びと誇りを見出すことだ。

    一般的に人間は、常に上昇志向に囚われ、現状改善を求めている。正しい自己評価を持っている人は現在の自分が置かれている状況をすべてありのままに受け入れることができる。

    言葉とイメージの身体機能への影響は科学的に証明されている。だから自分を卑下するような言葉を発してはならない。敗者は気分が落ち込んでくると、すぐに弱音を吐く。勝者は自分を奮い立たせるための独り言をする。
    自分自身をどう見ているかは、他人からの褒め言葉への反応を見るのがいい目安になる。他人が自分の価値を認めてくれたとき、自分自身を貶める人は多い。敗者は謙遜とは自分自身を貶めて笑い者にすることだと思い込んでいる。恐ろしいことに、機械的に動く人間の頭脳は自己否定的な言葉も他の現象と同じように記憶すべき事実として受け入れてしまう。
    勝者の対応は、どんなお世辞もありがとうと軽く受けることだ。自分に向けられた言葉を素直に受けることが自己評価を高める。

  • 「勝者とは、人生は「Do it yourself」(自分で行う)であり、行動は必ず結果に結びつくという因果関係を信じる者のことだ。」

    人生に練習試合はない。常に本番だ。
    内面世界が変わることによって、行動も変わる。
    家庭も大切にする。

    熱い言葉が多く並んでいる。
    何度も読み直し、自分の思想にしたい内容だ。

  • 『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える』(千田琢哉)で自己啓発書の最高傑作と絶賛されていた本の新訳版。

    なるほど、王道の自己啓発書といえるような本である。最近は自己啓発書が巷に溢れているが、これだけコンパクトにわかりやすくまとまっている直球な本はない。すごい。

    それぞれの章毎の最後に、今日から始める行動がリスト化されているところが、とても具体的でよい。このリストにあることを心掛けるだけで、かなり前向きな成功をつかめる私になれそう。

    こういった本は読みっぱなしではダメ。ちょっと見返すのにも便利な構成になっていて、オススメできる本。

    ☆内容☆
    ★30年近く読み継がれる名著がついに復刊! ★全世界2000万人を感動させた『ザ・シークレッ ト』の著者ロンダ・バーン。 彼女が「師」と仰ぐ著者の代表作!

    ■人生は、練習試合ではない。毎日があなたの公 式戦なのだ。

    人生をシーズンの最後を飾る“ビッグゲーム"や、 公式戦に向けての“練習試合"だと考えていないだ ろうか? じつは、人生というゲームは、歩んで来た日々そ のものが“ビッグゲーム"だったのか……。 多くの人は、残された時間が少なくなってはじめ て、この事実に気が付くのである。

    しかし、たとえ人生の折り返し地点を超えた人で あっても、手遅れな年齢などない。起死回生の一 発だってある。

    人生ゲームは、一発逆転。最後に笑う者こそが勝 者なのだ。

    ■「傍観者」「敗者」、そして「勝者」。今のあ なたは、どのタイプ?

    人生という名のゲームには、3つのタイプが登場す る。

    勝利によって責任を負うことを恐れ、他人の行動 をただ眺めている人は「傍観者」。 大多数の人がこれに当たるといっても言い過ぎで はない。

    「敗者」は、“のような"人であることを望む。 人をうらやみ、批判を行ない、そして自分自身を さげずんでいるのだ。

    しかし、人生の「勝者」は彼らと違う。 自分だけではなく、多くの人の利益になる目標を 定め、到達に向けた努力に励むのである。

    ■平均的人間が傑出した勝者に生まれ変わる10の 方法が明らかに!

    「勝者」とは、裕福で恵まれた生活を送る人では ない。 真の“勝利"とは、ただ自分の持っている能力を、 自分なりにとことん追及することを示す。

    誰もが生まれつき備えている潜在能力を生かし伸 ばすこと。 そのために、特別な才能など必要なく、大切なの は、今日からできる「心構え」の実践だ。

    第1章「積極的な自己認識」から第10章「印象的な 自己表現」まで、 勝者となるためには絶対に欠かせない10の方法が 明らかにされる!

  • 自分で物事を決めることができる人だけが、満足のいく人生を送ることができるという趣旨の内容。
    自分のこれまでの働き方を振り返ってみて、上司の求めるままにがむしゃらに仕事をこなし、ボーナスの査定などでは、高評価を受けながらも、心身を壊す寸前まで落ち込んでしまった自分としては、納得できる主張だと思う。

    職場で周りを見渡してみると、扱いづらい人と思われながらも、自分の意見を主張し続ける人の方が、楽な気持ちで仕事をし続けているように思える。

    これまでの、上司との接し方を変えていくのは、簡単なことではないが、その先にしか、サラリーマンとして、幸せに生きる道は無いと思う。

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