原子炉時限爆弾

著者 :
  • ダイヤモンド社
4.08
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本棚登録 : 431
レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478013595

作品紹介・あらすじ

危機は刻々迫っている!世界各地で頻発する大地震は何の予兆なのか?クリーンエネルギーとして推進されている原発は本当に安全か?「原発震災」がもたらす日本壊滅の危機に警告を発する。

感想・レビュー・書評

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  • トンデモ度は高いのだが、今となっては「予言」として扱われるだろう。もうちょっとロジカルに書けばいいのに・・・

  • 2011年37冊目。満足度★★★★★

  • 2010年刊。この刊行年が全てを物語る。本書は「フクシマ」を予言した書であったのだ。つまり、一定の証拠に基づいて合理的な推論を行えば、「フクシマ」には帰結しえたことになる。過去形というのが痛すぎる現実であるが…。ともあれ、一読の価値は高い。というよりぜひ読んで欲しい。また、地震・津波以外の原発の問題点も触れられ参考になる。それと本書が「御用学者」と批判する人々の名は心に刻んでおきたい。なお「SF作家」といった他人の揶揄・誹謗中傷に負けず、またあきらめることなく自説を貫徹し続けた著者に心から敬意を表したい。
    先に読破した「ウィキリークス」関連書で、言説の信憑性を検討する上で、主張者の展開する議論の内容やターゲットが要因となって、自身に不利益が生じる場合、その言説は信じるに値するという説を紹介していた人がいたが、本書・本著者はまさにその最たるものとの感を強くする。

  • 原発

  • 原発の本3冊目。震災後に購入しながら放置していたが、大飯原発の停止判決を機に読んだ。

    地震の連動性や、地震のエネルギー(マグニチュード)と揺れの大きさ(ガル)について誤解を与える点が気になったが、そうした細かい点を除けば、原発と地震、再処理と廃棄物処理、高速増殖炉、プルサーマルといったすべての問題について論点をきちんとまとめている。加速度2000ガル以上の揺れが各地で観測されているのに、大部分の原発は数百ガルの耐震設計にしかなっていないのは、完全に破たんしている。

    震災前は電力の3割を原子力に頼っていたことから、代替供給体制が整うまでは原発を使い続けるのもやむを得ないと思っていたが、この夏は原発なしで乗り切ることができそうだから、もう再稼働は必要ない。もう原発は永遠にやめよう。

  • お湯沸かすためだけに原発やるかどうか、最低限の知識を学んだ上で覚悟決めたほうが良い。ドイツやイタリアにできることは我々にもできるはず。
    この本は福島原発事故の前に書かれたもの。まさに警告どおりのことがおきてしまった。

  • 広瀬隆氏がいかに本気で調べていたかが伝わってくる。この本が2010年8月に出版されていたこと。驚きと同時に広瀬氏の警笛の正しさが実感される。この本のあとがきは「電力会社へのあとがきー畢竟、日本に住むすべての人に対して」と題されていて、広瀬隆氏の願いと叫びが読み取れる。2010年8月6日付けのあとがきが2011年3月11日以降の現在もいまだ有効であることにこの問題の根深さを感じる。この本は原発震災を考える上でとても大切な最新の知識たとえば変動地形学等をとてもわかりやすく親切に書いてくれている。原発がいかに危険な場所につくられているかがスッと理解できます。

  • 原発事故の予言書『東海村が先か、浜岡が先か』福島第一でした。

  • なんと3.11以前の出版。
    原発における地震、津波、電源喪失の問題まで触れられており、3.11以前にもギリギリなケースがあったことがわかる。福島第一原発でおきたことは予測されていたことだった。
    「危険な話」以来、久しぶりに広瀬隆の本を読んだが、当時と同じく文体がセンセーショナルなので、懐かしい感じに。とは言え3.11以降の自分には読み進めるのが辛い。こんなの残しちゃって後世のみんなゴメン。dub master xのwhat the hell do they want any more ?を聞いて反省します。

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著者プロフィール

広瀬 隆
1943年東京生まれ。早稲田大学卒業後、大手メーカーの技術者を経て執筆活動に入る。『東京に原発を!』『危険な話』『原子炉時限爆弾』などを世に出し、一貫して反原発の論陣を展開してきた。福島原発事故後は、いち早く『福島原発メルトダウン』『第二のフクシマ、日本滅亡』『原発ゼロ社会へ!新エネルギー論』『原発破局を阻止せよ』を出し、「原発即時撤廃」を訴え、各地で講演活動をおこなっている。

「2014年 『原発処分先進国ドイツの現実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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