原子炉時限爆弾

著者 :
  • ダイヤモンド社
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レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478013595

感想・レビュー・書評

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  • 原発事故の予言書『東海村が先か、浜岡が先か』福島第一でした。

  •  この本が出版されたのは、2010年08月である。

     そうして、この本に書かれている内容を(おぼろげながらに)理解できるのは、2011年3月11日に地震が置き、福島原発のニュースを見たからである。
     非常時の対処マニュアルがザルだとは思ってたんだけど、耐震構造の件が、想像以上に酷かった。

     それから日本の構造上、地震と一緒に生きていかざるを得ない。
    (地震地帯過ぎて、もう外国に出るしかないと思う。それでも安全じゃない)

     今回の事故は、天災じゃないと言うけど、本当で、原発って現実的じゃないんだなぁ……。

  • 危機は刻々迫っている!世界各地で頻発する大地震は何の予兆なのか?クリーンエネルギーとして推進されている原発は本当に安全か?「原発震災」がもたらす日本壊滅の危機に警告を発する。

  • この本が出版されたのは2010年8月、今回の福島原発の事故を予想したような原子力発電のもろさを、地震学から始まって使い済み核燃料の問題などを分かりやすく書いてある。
    感心した。
    でも流石に福島のことはなくて、浜岡原発をメインに心配していたようだ。
    これからも恐れられるのは東海地震と南海地震との連動地震には変わりないようだ。

  • なんでこの本がもっと早く注目されなかったのか。
    普通に読んでると、震災の半年以上前に出版されている本だということを忘れてしまう。

  • 福島の事故がなければ手に取らなかったであろう本。自分の無知・無関心への反省を込めて読んだ。
    これから日本はどういう方向へ向かっていくのだろう。被害やリスクをごまかしながら原発にしがみつくのか。やめることを目指すのか。
    原発の問題と経済の問題は切っても切り離せない。一人一人が、自分のライフスタイルや哲学を見直す時なのだと思う。

  • 事実震災によって原子力発電所が崩壊した。この本は震災が起こる前に書かれた日本の原子力政策に対し警鐘を鳴らしていた本だ。もし著者の書き記す通り原子力政策が見直されていれば被害はここまで深刻にならなかったのでは。若干個人的な悲観論が目立つ文面が多く感じられるが、やるせなさを抑えきれないほどの憤りを感じながら書いていたのだと察する。一般報道では知りえる事のできない角度からの情報なので、地震大国にて生活する全ての日本人は必要な知識として読んでおいた方がいいと思う、特に原発を所有する自治体に住んでいる有権者に。地震が起こるというギャンブル的率な話ではなく、地球規模の歴史からマントルや地殻変動という自然の摂理に乗っ取って考えれば、地質学的に日本に原発を作る事がいかに危険かが理解でき、命よりお金、情報操作し国民を洗脳する構図がよく分かります。

  • 原発の危険性についてどれだけの人がここまで知っているだろう。今、原発事故について知らなければ、日本の未来はないと思う。

    便利な生活がこういった危険な環境の上に成り立っているということをもっと多くの人が知るべきだ。

    原発の問題やその背景にあるもの、また実情について知るのにとても参考になる本でした。

  • この本は2010年に出版されたものだが、ここに書かれた原発震災の危険性が、今年現実化してしまった。この本を読めば、日本がいかに原発に向かない土地であるかがよくわかる。そして、そろそろ東海地震は来るのは確実であり、備えなければならないことも。浜岡原発を停止するのは当然でしょう。やや感情的な本ではあるが、日本人として知るべき常識が書かれてるあめ、ぜひ沢山の人に呼んでほしい。

  • 地震列島である日本に原発を作ることが、どんな結果を招くか

    。多くの地震学者が警告を発している東海大地震が発生したら、

    浜岡原発はどのような被害を受けるかをシュミレーションしている。

    発行は昨年なのだが、東日本大震災が発生した今読むと、哀しいかな

    著者の危惧が福島第一原発で現実のものとなってしまっている。

    「未曾有の」だとか「想定外」なんて言葉を事故直後から聞かされて

    来たが、新潟中越沖地震の時に柏崎刈羽原発で怒っていたことを

    考慮に入れればそれは「安全神話」を隠れ蓑にして危険性を覆い隠して

    来たことの言い訳にしか聞こえない。

    本書は気の遠くなるような地球の歴史、日本列島の誕生から地震

    発生のメカニズムまでを図表を多用して解説しているので門外漢でも

    分かりやすい。感情的な文章が気に掛かる部分もあるが、嘘で固めた

    安全神話がいかにもろいものかを教えてくれる。

    今回の震災での原発事故を受けて、各地で反原発・原発停止の運動が
    盛んだ。しかし、原発は稼働させるのも地獄だが、停めるのもまた地獄
    である。

著者プロフィール

広瀬 隆
1943年東京生まれ。早稲田大学卒業後、大手メーカーの技術者を経て執筆活動に入る。『東京に原発を!』『危険な話』『原子炉時限爆弾』などを世に出し、一貫して反原発の論陣を展開してきた。福島原発事故後は、いち早く『福島原発メルトダウン』『第二のフクシマ、日本滅亡』『原発ゼロ社会へ!新エネルギー論』『原発破局を阻止せよ』を出し、「原発即時撤廃」を訴え、各地で講演活動をおこなっている。

「2014年 『原発処分先進国ドイツの現実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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