1坪の奇跡 40年以上行列がとぎれない吉祥寺「小ざさ」味と仕事
- ダイヤモンド社 (2010年12月2日発売)
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感想 : 39件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784478013632
みんなの感想まとめ
人や仕事への深い思いが描かれたこの作品は、吉祥寺の和菓子店「小ざさ」を舞台に、社長の稲垣篤子さんの半生を通じて商売の真髄を伝えています。小さな一坪の店が年商3億を超え、40年以上も行列が絶えない理由が...
感想・レビュー・書評
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2年前程前に読んだ本。
吉祥寺にある有名な和菓子屋さん『小ざさ』。
一坪の小さなお店にも関わらず年商3億を超える。
何より凄い事に、開店前から並ぶお客様の行列が
40年以上絶えないこと。
本書では小ざさの社長、稲垣篤子さんの半生が書かれている。お店や従業員への思い。家族、お父様から受け継いできた思い。
真面目に誠実に商売をされてきた方の言葉には
深く重みがある。
本書の中で書かれている大好きな言葉たち
『少しずつ少しずつ前に出ていけば、
いつか一番いいところに行ける。
だから、急がなくていい。
ただ前に出ることだけは忘れずに。』
『"ありがとうございます"も
"いらっしゃいませ"も真心を込めなければいけない』
『真心がこもっているかどうかは態度にでる。』
『慈悲より言葉』
『こちらに気持ちや思いがあっても、言葉にしなければ伝わりません。』
『慈悲より言葉』は本当に身に染みた言葉で
今も挑戦中。
心でどんなに、相手に感謝しているか、大切に思っているか、心配しているかは、言葉にしないと伝わらないんだと気付かされたから。
言葉で相手に気持ちを伝える事は今も恥ずかしいけれど、この言葉に出会ってから意識して伝えるようにしている。
稲垣篤子さん、大切な事を沢山教えて頂き
ありがとうございます!(^^)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
40年以上行列がとぎれない吉祥寺の和菓子店「小ざさ」社長の稲垣篤子さんが店と家族について書かれた本です。
現在は羊羹ともなかの店として全国からファンが買いにくるお店です。
家族のルーツ・商売人としての父の教え・疎開・吉祥寺での再出発・餡練の神髄等読み応えがあります。
表紙のお写真はおだやかできれいな方ですが、こんなにすごい経験をされた方なのだなと、本当に尊敬します。
小ざさのお菓子をぜひ食べてみたいと思いました。-
2019/11/09
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2019/11/10
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吉祥寺の人気和菓子店『小ざさ』のルーツと、仕事に対する思いが記載されている。人や仕事への思いは特筆すべきものがあり、小ざさに寄りたくなった。
小ざさのバトンは次の世代にも引き継がれてほしい。こういう老舗を大事にしていきたいと切に思う。 -
たった1坪で年商3億ですか?
しかも 扱ってるのは
「羊羹 580円」「もなか 54円」 というのです。
大量生産で薄利多売なのかと思ったら
羊羹は 味を保つには 一日150本しか作れないそうです。
凄いですね~~
著者のお父さんが始めた このお店を引き継いだときに お父さんの 心と味を 引き継いだようです。
一度行ってみたいお店ですが
朝早く行かないと 羊羹を買えないようなので
もなか狙いで いつか行きたいですね。 -
吉祥寺にある小ざさという1坪の店を経営している著者の、さまざまな経験とその中から生まれてきた仕事に対する考え方など。
戦前世代が強いのはやはり戦中戦後と大変な時代を生き抜いてきた、その経験から生まれる覚悟が全く違うんだろうな。 -
「やらなくちゃならない仕事」を「やりつづけたい使命」に変えた女性の一人語り。吉祥寺の駅前の一坪の小さなお店だけど星のような光を放っています。ダイヤ街の道の真ん中の大行列(他のお店の邪魔にならないように?)を見たことがありますが、その光を目指してのちょっと異常な風景なのでありました。そんなに羊羹・最中食べたいの?その光は、もしかしたら彼女が仕事を始めて10年目に感じた「炭火にかけた銅鍋で羊羹を練っているときに、ほんの一瞬、餡が紫色に輝くのです。」という瞬間の発光か?いやいやそれは商品の輝きでも店の輝きでもなく稲垣篤子という人間の放つ強い光なのでありました。ものすごい負けん気の持ち主です。屋台時代の雪の日の涙の想い出、高校の同級生が通りかかったとき顔をしかめたり、目をそむけた一瞬の記憶、そしてなんとしてもカメラを学ぼうとする意志、そして夫とのフィフティフィフティの関係、障がい者雇用の補助金辞退の意地、強い強い!なににもまして、父との師弟関係の強さ!まさに、羊羹版「巨人の星」!しかしもしかしたらすべての職人魂、商売道として、どこにでもあった物語だったのかもそれません。その意地がどんどん消えていくのに比例して、吉祥寺の行列が伸びるのでは?今となっては絶滅危惧種のような欲のない光です。そう、中島みゆき「地上の星」はここにも輝いていました。
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あんの練り方の話が、詳しく話されている部分が興味深かったです。(自分が学んでいるマクロビとも共通点があったりして)
かなり細く書いていただいているので お店の風景が目に見えるようです。
こんなお店の残る吉祥寺がうらやましく思いました。 -
稲垣社長のノンフィクション。唯一無二のお店を育ててきた社長の経営や人に対する考え方が、要所に散りばめられている。小難しい理論やテクニックを紹介しているわけではないので、エッセイ感覚で読めて読みやすい。
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吉祥寺にある名店、小ざさの店主による本。
……。
個人的には専業のライターが話を聞いて構成を練って書いた方が素直に読めたかなぁという感想である。苦労をしてきたし、味にもこだわりがあり、店を構える意気もある。しかしながら我が強すぎて「はぁ」って鳴ってしまうのである。
立派すぎて直視できない。我が身の小ささに呆れ果てる。つらい。
もちろんその立派さは立派だし、それぐらいの我が無ければ小ざさは名店たり得ないのであろうなぁとも思う。
いつかここの洋館を食べてみたい。 -
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吉祥寺にある1坪の和菓子のお店「小ざさ」。扱っている菓子は羊羹ともなかの2品。試行錯誤を重ねてつくられた2品はまさに「小ざさ」の味。その味を求めて開店前には行列ができるほど。和菓子は季節のお菓子であるため気候に左右されやすい。その日の状態に合わせた細かい時間調整をします。「小ざさ」の味を守るための努力は計り知れません。
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池袋天狼院で店員のおにいちゃんに超すすめられ、「店長がこの本を読んで何度も泣き、泣いた箇所には付箋がしてあるんです。」という。見るとそこにはびっしりと赤線がひかれ、いくつもの付箋が貼られた一冊の本が置いてある。
「小ざさという吉祥寺にある小さな和菓子屋さんを経営し、羊羹と最中だけを丁寧に作り続けるおばあちゃんが書いた本で、あまりにいい話だからNHKの朝の連ドラのモデルとして取り上げてもらえないかぼくらで運動を起こそうとしてるんですよ。」と力説する。
タイムリーなことに、その日の情報番組は吉祥寺特集で、「小ざさ」も登場し、朝5時ぐらいから店の前に行列を作る人たちの様子を映している。そんなにすごい店ならば、とアマゾンで「一坪の奇跡」を買った。
…確かにまじめで、商品やお客様に対する真摯な心構えとストイックなまでのこだわりには頭が下がるし、根強い人気があるのもうなずける。
しかし朝の連ドラに匹敵するほどのドラマチックな出来事には欠けるなぁと少々意地悪に見てしまう。超真面目な人生ですからね。
ついでに通販で最中をお取り寄せしてみた。
ごめんなさい、それほどの最中通ではないので他との差がよくわからないっす。 -
吉祥寺にある、伝説級の和菓子屋「小ざさ」。
その現社長であり、78歳にしていまも現役の稲垣 篤子さんが綴る、これまでの軌跡といま。
「たった1坪で年商3億!」
「品数は,、「羊羹(1本580円)」と「もなか(1個54円)」の2品だけ!」
「40年以上早朝からとぎれない行列」
表紙や帯にならんだ、これらのセンセーショナルな文言から、
なにか画期的なマーケティングの手法、あるいは真髄、そういったことが書いてある本と思う向きもあるかも知れないし、あって当然とも思う。
しかし、そんな「ノウハウ」は、この本には書かれていない。
少なくとも文面の上では。
語られているのは、ただただ当たり前のこと。
きっと誰もが「そりゃそうだよな」と思うであろう事ばかり。
そこから何を汲み取るかが問われる本だと思う。 -
和菓子屋だと思ってあなどることなかれ、という印象でした。仕事や経営に関する大切なことがたくさん書かれていた、良い本だと思います。経営に関わる方には特におすすめです。
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商品に対する思い、お客様への思い。商売の原点を学ぶ事ができました。
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高校卒業後まもなく、
一家16人の生活を1人で背負ってお店に立ち続けた女性の実話。
決して弱音を吐かない・泣かないと覚悟した芯の強さ、
1つ1つの和菓子に妥協しない職人魂、
お客様に真心をこめて売り続ける愛情、
社員を対等に扱い育てる優しさ・・・
彼女を見ていると、
仕事とは本当に厳しいもので、
けれども決して弱音なんて吐いていられないいもので、
そこから得られるかけがえのないものがあることに気づかされます。
「背負うものがあるほど人は強くなる」
「親が一生懸命生きている、その姿を子に見せれば大丈夫」
・・・私も、弱音なんか吐いていられないですね。 -
御歳80歳になられる稲垣社長。 そして社長が丹精込めて「練った」羊羹アンド最中の、たった二品目で行列が切れない和菓子店「小ざさ」の軌跡。
稲垣社長も凄いが、預金が封鎖された敗戦下の日本に、台湾より帰国し、すぐにキャラメルの製造、そして小ざさを立ち上げた親父さんもすごい。この親父さんの商売にまつわる教え「箱はキチンと並べすぎると取っつきにくいから少しズラして陳列する」や「店は雨が入っても、ちょっと下がって入店できるように設える」あるいは「お客さんのつま先がちょっとお店のほうを向いたときに声をかける」は、お菓子に人が求める心を知りぬいた達人の至言ではないでしょうか。
そして、親父さんを継ぐ二代目として、徳川秀忠の研究にまで着手した稲垣社長が切り盛りする、小ざさ丸の繁栄を素直に祈ってしまう、否、甘いものは苦手だが、一度は小ざささんの羊羹や最中をいただいてみたい!そんな風にさわやかに思わせてくれる一冊でした。 -
松下幸之助に通じるものがある本。
