農を楽しくする人たち―家庭菜園から新ビジネスまで

制作 : 嶺 竜一 
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 40
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478015254

作品紹介・あらすじ

こんな農業があったんだ!耕し方・売り方・経営の仕方で農業はもっと面白くなる。家庭菜園から企業参入、農業生産法人まで、農業の新しいカタチを知り、そして自分でもやってみよう。

感想・レビュー・書評

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  •  日本の農業どうにかならんかなあ。
     家庭菜園<我が家の畑<<<<<<<<<プロ農家、という立場の私でも、さまざまな取り組みが既得権益層に妨げられている農業の現状には首を傾げてしまう。しかし、この本を読むと、元気な農家がたくさんいることを思い知らされ、少し明るい気分になる。
     農業体験農園や貸し農園、超大規模な農業生産法人、国がつくった流通ではなく独自のルートで売る、六次産業化、海外現地生産・・・どれも反骨精神にあふれた事例で、読んでるだけで元気になってくる!
     産業とはかくあるべきなのだ。日本の生産性の低さが叫ばれて、各企業さまざまな努力をしているというのに、農業だけ時代に取り残されていてはいけない。JAに一括で預ければ、販売の一切を任せることができ、生産に労力を割けるかもしれないけど、自分たちの頭を使わなくなってはいけないのだ。
     今借りてる畑の周りにもたくさんの農家がいるけれど、みんな野菜の価値をわかっていない。車で1時間弱の都会では、美味しくて栄養満点の野菜はありがたがられるものなのに、タダ同然で配ったり、捨てたりしてしまう。わたしも何か農家のためにもなり、消費者のためにもなることをやりたいな。

  • 本メモを作るために、いつも気に入った文面などがあったところに付箋紙をはりつけているのですが、この本の一番目の付箋紙は「マイファーム」。いわゆる単なる貸し農園ではなくて、農を教えてくれるので、そこが魅力でした。
    で、本書を読み終えたとき、定年後には何らかの農の知識がついていて、土に親しむことができればとぼんやり思っていました。
    それらの想いがあり、ネットでマイファームを調べると、なんと息子の住んでいる近く(我が家からは車で一時間弱。横々を使うと30分弱)のところに、新規開園しているではありませんか。さっそく農園見学の申し込みを果たしたのです。その後の状況はまた別途。

    話を本書に戻して、本書は三部構成になっていて、第一部が「農を楽しくする人」。その中にマイファームもあります。第二部が「農を新しくする人」。最後にNHK「やさいの時間」の講師、藤田さんによる農の基本と、まぁ盛りだくさんな企画になっています。

    その中でも「農を楽しくする人」に紹介されている方々は、本当にうらやましい限りでして。その一歩になんとか近づきたいですね。

    ところで日本の農は減衰の一途をたどっているといわれますが、このような新たな農業ビジネスが出てきて、そのうち違った形での農業日本ができるのでは?と勝手に想像しています。従来の国の支援のもと、農協傘下で過ごしてきた兼業農家というあり方も変わるのではないかと思います。日本の農業人口は少ないといわれますが、単位農地あたりの農業就農者は非常に多く、アメリカの80倍、EUの8倍とのこと。

  • マイファーム新座掲載。

  • 日本の農業の存在が問われている。TPPがらみで、改めて議論されるようになった。本のタイトルは、農業を楽しくしてくれる人のことかと思ったが、実は自分自身が農を楽しんでいる人たちだった。その様子を知ることで、自分も関わってみたくなってくる。こんなに楽しく好奇心をそそることがあったのだ。今まで土いじりをしたことのない人でも、農が好きになり、自然と笑顔になってしまう。

  • 岐阜新聞2011.01.30朝刊(共同通信か?)書評欄より。

    《著者の嶺市自らが「盛りだくさん」という本書の特長は、読むことで農業に対するリテラシー(情報読解力)が高まる点にある。また、特筆すべきは「農業」から「業」を取って、「農」としたことである。》(伊藤洋志・農業ライター)

  • 日本の農が危ないと叫ばれている昨今。実情は?
    最近新しい形の農が広まってきていますよ。
    実際に菜園をやってみよう!
    の大まかに分けて3本だてです。

    農業関係の本を読むのは初めてだったのだけど分かりやすくて良かった。
    内容も面白い。
    特に題名にもなっている新しい農業の形についてが良い。こういう本に学生のうちに出会っていたかったなあ。

    だけど最後に載っている野菜の育て方は要らなかったのでは…という気がしてなりません。
    このおかげで内容が散漫な印象になってしまっているのが勿体無い感じでした。

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