だから、僕らはこの働き方を選んだ 東京R不動産のフリーエージェント・スタイル
- ダイヤモンド社 (2011年12月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478015261
作品紹介・あらすじ
やりたいことを、好きな仲間と、おもしろく。自由で、充実していて、ちゃんと稼ぐ。会社員とフリーランスの「良いとこ取り」の働き方。
感想・レビュー・書評
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東京R不動産を運営する人々のフリーエージェントシステムという働き方を紹介した本。
ここでの働き方は、一般的な組織人としての働き方やフリーランスのような働き方とは異なる。
メンバーはフラットな関係。組織としては緩やかな繋がり方だが、目的や目標、価値観などはガッチリ共有し、楽しく、しかもキッチリ稼ぐ。
個人が多方向に人脈や専門性を広げていくことで、それが組織に跳ね返ってくる可能性があるという理由で、兼業を奨励している。
楽しいということはそれだけで価値があるという考え方や、仕事の本質は個人とアイディアが活躍することであって、会社というハコがふくらむことは目的の中心ではないという一節に共感。
ただし、価値を共有し、苦楽を共にできる仲間がいないと難しい働き方だと感じる。一般的な企業でもマネできる部分があるだろうか?取り入れることで、楽しく働けるようになるだろうか?と、もどかしい気持ちになった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
たまには仕事に関係のある本を読んでみようと手にとった本。
ところがどっこい、今興味のある
フリーエージェントスタイルの会社の本でした。
もはや捨てられた感のある物件の良さを見つけ、
通な人に紹介する。
通な人はこの会社のサイトになら何かおもしろい物件が
紹介されていると思ってサイトに訪れる。
ビルオーナーはもう入居者は決まらないと思って諦めていたところ、
物件のことを気にってもらえた人と出会える。
なかなか今までの不動産仲介にはなかった仕組みができています。
ビジネス面の仕組みだけでなく、働き方もユニーク。
社員は皆、フリーエージェントスタイルで
雇用契約を結んでおり、自由な反面、
成約がなければお給料が入ってきません。
そんな働き方の仕組みがうまく回るよう工夫されています。
これからな新しい働き方、新しい会社のありかたの
ヒントがこの本に詰まっています。 -
自分には面白くなかった
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最近、よく登場する「フリーエージェント」な働き方。やはり、本人、会社に力がないと成り立たないと実感。社員、仕事に対してのリスペクトがあってこその「性善説」を前提にした仕事の動かし方。だからこそ、普通ではあり得ない不動産会社が成り立っているのですね。今後も期待します。
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こういう働き方が広まればいいのに…と、
まさにぼんやり考えていたことをやってのけてる人たちが既にいた。
ほぼ自己責任であるが故の納得感を感じることができる働き方。
とても魅力に溢れた方々です。
引き込まれます。 -
スゴい!私がやろうと思っていた、社員は全員業務委託という働き方を実践している人がいた!
「正社員=安定」が弊害になっていると考えている私は、「自由」と「責任」を突き詰めるこの働き方は本当に理想。
本当に感覚、価値観が一緒で一番笑ったのはここ。
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メンバーが自分にとって大切なことは何かを考えた時に、「ビジョン」「自由」「旅」「寿司」そして「家族」という5つのキーワードが出てきた。
(中略)
「寿司」はお金のバロメーターであり、自家用ジェット機はいらないけど、うまい寿司を遠慮なく食べられるだけの経済力はきっちり確保する、といった具合。
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本当にそう!うまく言語化してくれていて、本当に読んでて楽しい本でした。 -
資料ID:98161682
請求記号:366.29||B
配置場所:工枚特集③
(※配置場所は、レビュー投稿時のものです。)
☆特集展示 特集「働く」とは☆
自分の人生に主体的に向き合うことや、働くことと生きることを思慮するのに役立つテーマの図書を集めました。 -
東京R不動産のフリーエージェント・スタイルについて紹介した本。
最近流行りのノマドワーカー、フリーランスワーカーといったキーワードから知った本だったが、それらとは似て非なる働き方について知ることができた。
会社組織の中で会社員として働くか、独立起業して個人でやっていくか、という選択しか考えられない世の中にあって、両方のいいとこ取りをしようとしている。説明のため著者たちは野球やサッカーのプロスポーツ選手を例に挙げているが、個人契約でありながらも一つの組織として勝利を目指すという働き方だそうだ。個人として、好きなことややりたいことを仕事にしつつ、きちんと稼ぐ。個人の裁量に大きく依存しながら、組織としてのメリットも享受する。――ある意味で理想の働き方、自分が求めている働き方だと感じた。
また、東京R不動産がユニークな(しかし消費者としてはぜひとも知りたいという)視線で不動産物件を紹介していることを知ることができた。次に不動産を探す際には是非お世話になりたい。