千年震災

著者 : 都司嘉宣
  • ダイヤモンド社 (2011年5月20日発売)
3.77
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478016114

作品紹介

巨大地震は繰り返す。これだけでは終わらない。来るべき首都直下地震、東海地震、南海地震に備えるため、NHKでおなじみ「津波と歴史地震学」研究の第一人者が「1000年に一度」の東日本大震災の被災現場を緊急調査。

千年震災の感想・レビュー・書評

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  • (^▽^)/

  • 地震は繰り返される

  • 1000年以上もの地震の記録。その史料集を読み解き、今気をつけることを提示している一冊です。注目される地震以外にも、各地でたくさんの大きな揺れ・被害をもたらす地震は繰り返し起きており、それに付随して火災や津波だけでなく、噴火、新湖による水没、またそれの決壊による大洪水など気をつけなければいけない連動災害はたくさんあることを知りました。先人の教訓は活かさなくちゃいけないと考えさせられる一冊です。

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号:453.21//Ts41

  • 今では一般的になったとされるが、過去の地震を調べるために瓦版や古文書等に当たり地道に調べていくという一風変わった調査方法を始めた著者の新聞に連載されていたコラムをまとめたものであり、一章一章が短く読みやすい。今や「東北の大地震も過去に記録があった、過去に学べ」とあちこちで言われているが本当に最初は大変だったのだろう。個人的には当たるも八卦の地震予知に金を使うよりも、こうした調査に協力するべき歴史学者を駆り出す為の予算を拡充するのが筋とは思うのだが。

  • 濃尾地震で瓦解した名古屋市内の様子を描く瓦版もある(M24)

  •  先の大震災があったばかりです。タイトルに惹かれて買ったのですが、読んでみて、私が初めて知る内容のものばかりでした。
     先人たちは震災や津波について詳細に記録を残しています。これを同じ地震について別々の地点で書かれた記録を突き合わせることでどのような地震だったのかがくっきりと姿を表します。
     また、寺社の地震被害から震度を予想し、地図にプロットしていくと伝統的に地震の揺れが強く出る地区(昔入江だった、などで地盤が弱い場所のことが多い)が明らかになる。
     地震の解析は近年の地震であれば詳細なデータが残るようになってきちていますが「単発の地震を詳しく見ても限界がある」。
     その地区で過去どれくらいの頻度で強い地震があったのか、過去の記録を読み解けないといけない。
     また、起きた地震についてもデータ重視でいくのではなく、実際に被災地に足を運んで被害の様子を見ることが大事、と。
     これらのことを平然とこなしておられる著者の都司さんには、学者というイメージを一変させられました。好著です。

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