われ日本海の橋とならん

著者 :
  • ダイヤモンド社
4.06
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本棚登録 : 553
感想 : 108
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478016473

作品紹介・あらすじ

人の波がぶつかりあい時代のエネルギーが炸裂する。アジアでいちばん激しく生命力があふれた国、中国。中国で「もっとも有名な日本人」となった著者が、内側から見た人にしかわからないリアルタイムの中国を語ります。そこから見えてくるのは、中国、日本、世界の現在。日本は、そして日本人は、これからいったいどこへ向かえばいいのか。私たちの課題も見えてきます。

感想・レビュー・書評

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  • 私は筆者と同じ年(1984生まれ)で、しかも同じ北京に住んでいます。一番の感想は、「熱すぎて、恥ずかしい!」(悪い意味ではなく)

    まず題名が恥ずかしいし、倒置法がたくさんでてくるし、帯にある筆者の写真の顔が何故か濡れているのもちょっと恥ずかしい(これは本の内容とは関係ないけれど)!

    私の実感として、同じ世代の人たちは、熱苦しい、真面目な話を真っ正面からされると、「うっ」としてしまいます。だから、ストレートに自分の熱意をぶつけてくる感じを持っている人が、同じ27歳の人に居ると思うと、嬉しいです。

    内容も全体的にとても分かりやすかったのですが、特に印象に残ったのは、第四章の「暇人」についての考察です。

    私もがんばろうと思い、さっそく中国語辞書を片手にとってみましたが、いつまで続くか分かりません(笑)自分との戦いです。リポビタンD的に、やる気がなくなったらこの本を読み返そうと思います。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「熱すぎて、恥ずかしい!」
      スッゲー格好良いじゃん!!
      ちょっとシクリしない、隣国との架け橋。とっても良いなぁ~是非読んでみなくちゃ!
      「熱すぎて、恥ずかしい!」
      スッゲー格好良いじゃん!!
      ちょっとシクリしない、隣国との架け橋。とっても良いなぁ~是非読んでみなくちゃ!
      2012/08/28
  • とにかく熱い本で、加藤嘉一さんのすごさがよく分かりました。短期間で中国語をマスターした勉強法はもちろん、あれだけ日中のことを中国語で論じられるのは見事としか言いようがない。北京に留学経験のある私には、加藤さんの視点から見た中国や北京大学の実情など、とても興味深かったです。

  • 「今、中国で最も有名な日本人」の加藤嘉一氏の著書。これほどまでに中国国内事情に精通し、日本人としての誇りを持ち、冷静な分析と今後の対中姿勢を明確に示すことが出来る日本人が他にいるであろうか。「われ日本間の橋とならん」は彼の本で初めて読んだ本だが、彼のストイックなまでの成長意欲と現実に向き合う姿勢に、中国関連書籍の枠を超え、一人の人間としての生き様に触れることができ、自らを奮い立たせる最高の参考書である。

  • 日本で生まれ育ち、中国で生活しているからこそ知っている情報。現在の中国の現状をどちらにも偏りのない見方で分かりやすく伝えてくれる本だと思いました。一番興味深かったのは、中国が国家として個人として日本をどう捉えているのかというところでした。対中関係は、今後より一層重要になるでしょうし、日本として日本人として隣国中国とどう向き合っていくかのヒントになるのではないでしょうか。

  • 巷では中国が騒がれてるけど実際中国ってどうなの?っていう思い出この本を読んだ。正直、加藤嘉一さんのことは見たことも聞いたこともなかった。
    しかしこの本を読んだだけで加藤さんのファンになってしまった。
    年齢も自分とそんなに変わらない人が、こんなすごいことを中国でやっているんだと衝撃を受けた。
    この本1冊で、自分のモチベーションも上がり、中国の過去と現在も知ることができて良かった。

  • この本を読むとものすごい努力家で、するどいコメンテーターのように感じるが、この本を出版した後に学歴詐称や、中国共産党の広告塔的な役割だった疑惑などが噴出した。

    この本で独学で必死で覚えたと言っている中国語は、実は中国共産党が用意した3人の先生に付いて学んだらしい。恐るべし、中国共産党。

    この本を読んでると中国って結構自由で悪くないのかな~と思うが、実際どうだかわからない。

    結局のところ、中国は恐ろしい国だと思った次第でした。

  • 著者は、しっかりした努力家の人でした。

  • 中国でもっとも有名な日本人」加藤嘉一氏の著書刊行記念講演。いまもっとも熱く、激しく、人々のエネルギーがぶつかり合う国ですごした加藤氏から、内部に踏み込んだものしかわからない中国について語っていただきます。中国人とのつきあいかた、中国の政治のしくみ、ビジネスのやりかた、中国人の生活。そして、そこから見えてくる、世界の中で日本はどうやってサバイバルしていけばいいのかについても伺います。

    終演後にサイン会開催。 当日会場にて、『われ日本海の橋とならん』をお買上のお客様、先着100名様に整理券を配布します。

    加藤嘉一(かとう・よしかず)
    英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト、北京大学研究員、慶応義塾大学SFC研究所上席所員、香港フェニックステレビコメンテーター。
    1984年静岡県生まれ。2003年高校卒業後単身で北京大学留学。同大学国際関係学院大学院修士課程修了。年間300以上の取材を受け、200本以上のコラムを書く。香港系フェニックスニューメディア(鳳凰網)における自身のブログは2008年3月開設後、3カ月で500万、半年で1000万アクセス、現在5500万アクセスを突破。中国版ツイッター「新浪微博」のフォロワー数は約65万人。中国での著書に『中国的邏輯一位日本青年所看到的中国』、『从伊豆到北京有多遠』、『中国、我誤解イ尓了口馬?』、日本では『中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか』などを出版。2010年、中国の発展に貢献した人に贈られる「時代騎士賞」受賞。

    日  時|2011年9月6日(火)19:00開演(18:30開場)
    会  場|新宿・紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4階)
    料  金|1,000円(全席指定・税込)



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    【要約】


    【ノート】

  • 現代中国を日本人の目から北京で定点観測的に叙述したエッセイ。若者へのメッセージにあふれる良書で、私の読後感も元気づけられるものであった。いくつか気になるところを挙げると…。①中国は、国家の安定的統一が核心的利益である。②インターネット人口は5億(驚異的な数)。③愛国と一致する反日は中国の建国神話を構成。が、日本への目線は二律背反で日中の経済的連環は重視。④反日=愛国は中国にとってもリスク。⑤語学習得の肝は、大量の雑談、辞書、新聞読破。暇人は時間という武器を持つが、彼らを生かさぬ殺さぬ姿勢は安定維持の目的。

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著者プロフィール

1984年静岡県生まれ。2003年高校卒業後単身で北京大学留学、同大学国際関係学院大学院修士課程修了。英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト、北京大学研究員、慶応義塾大学SFC研究所上席所員、香港フェニックステレビコメンテーター。『従伊豆到北京有多遠』、『中国、我誤解イ尓了口馬?』など中国国内で著書多数。日本での著書に『中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。2010年、中国の発展に貢献した人に贈られる「時代騎士賞」受賞。 公式サイト:http://katoyoshikazu.com/

「2011年 『常識外日中論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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