ザ・プレゼンテーション

制作 : 中西 真雄美 
  • ダイヤモンド社
3.74
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本棚登録 : 480
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478016961

作品紹介・あらすじ

納得、感動、鳥肌が立つような興奮――。
心が動かされるプレゼンテーションには、実はある共通する「仕掛け」があります。
世に名プレゼンターと呼ばれる人たちは、自身のプレゼンにその仕掛けを巧みに織り込むことで、社会的なムーブメントが起こし、商品の魅力を伝え、革新的なアイデアを広めているのです。

感想・レビュー・書評

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  • 世界を変えるぐらいインパクトのあるプレゼンテーションとはいかなるものかを、多くのケースを交えて論じています。
    従来のプレゼンテーションの本とは一線を画す視点を提示していて気づきの多い本です。
    マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの「私には夢がある」のスピーチが掲載されていて、おまけにWebでは著名なプレゼンテーションの映像まで観ることができます。
    さらに、悪い方向にプレゼンテーションが使われた例として、エンロンの経営者が行ったものも説明しているのが印象的。

  • 「プレゼンはパワーポイントでしょ」という会社の同僚に、シナリオづくりやストーリーテリングの説明をしたくて見つけた一冊。2,625円と高価な分、事例やその分析が豊富な点が、類書『スティーブジョブズ・脅威のプレゼン』との差になっている。

    分厚い体裁に細かい文字がびっしりと並び、手に取るには覚悟があるものの、神話や映画のストーリーテリング手法や、アメリカ大統領演説の分析、「どのタイミングでどんな話題で聴衆を引き込み、笑いを取るか」がケース・スタディとその分析、そして作り方に至るまで、料理のレシピ本のように紹介されて興味深い。

    その効果は例えば、p112からのシスコ社の事例を見てみると分かりやすい。ロジックツリーでプレゼンの構成を組み立てると、どうしても「説明口調」の退屈なプレゼンになりがちなものを、ストーリで惹き付け、伝えたい事はきっちり伝え、相手に行動を起こさせるストーリープレゼンのイメージが紹介されている。

    こうした「右脳的アプローチ」のプレゼンを知り、使いこなせる事は、ビジネスパーソンの「差別化要因」の一つになるだろう(したいな・笑)。そうした点でも、デザインを中心に語るガー・レイノルズの一連の書籍や、ジョブズ本、そして個人的に密かな名著と見ている『プレゼンはテレビに学べ!』とともにお勧めしておきたい。

  • プレゼンをする上では非常に参考になる。
    自らが重要なプレゼンをする前には本書を一通り読んで振り返る。
    やる気のある部下には本書をプレゼン前に薦めている。

  • 最近、プレゼンテーション関係の本を何刷か読んだんだが、これがいまのところベスト。
    ストーリーテリングをベースとして、論理というより、感情に訴えかけるプレゼンテーションなんだけど、ロジカルシンキング的なMECE的なところもちゃんとおさえられてある
    パワポを使ういわゆるプレゼンとはちょっと違うんだけど、参考にできるところはたくさんある。
    かなりおすすめ。

  • 象徴的な絵や写真が多様されていて、この本自体がプレゼンテーションのお手本のよう。
    元が海外の本なので、翻訳された日本国になっている。

    内容自体は難しい部分もあったが、それよりも一番困難なのは、実践することだと感じた。
    プレゼンテーションを実践すること、営業や開発の職種ではないから関係ないとは思わない。
    人と会話すること、その中で、こういった能力は必要になってくる。
    相手の心に伝わるにはどうしたらいいか、同じ話でも話し方で180度違う印象になったりもする。

    大切なのはストーリー。
    相手はヒーローで自分はそれを導く役。
    過去と未来を対比させながら、相手の欲求に応えるプレゼンテーションを。

    本当に素敵なプレゼンテーションに立ち会うといあのは、映画や音楽や絵画に感動するときのような、あんな感覚になるのだろう。

  • 原題は、"Resonate: Present Visual Stories that Transform Audiences"というもの。
    基本的には原典に忠実に作られており、理解しやすい。プレゼンテーションを学習する方にはオススメしている。
    ただ、原典に見られる書籍自体のデザインの良さ、ページをめくるのが楽しくなるような作り方を受け継いでいないので、そういう意味ではオリジナルを見てみるのも良いと思う。
    最後の方に紹介されているキング牧師の演説、アイ・ハブ・ア・ドリームの解説は英語で読まないと本当の良さはわからないように思う。

  • 最近、型の違うプレゼンを見たのをきっかけに手にしました。
    プレゼンに対する考え方がガラッと変わりました。

    以下メモ----------------->

    1.心を動かすプレゼンテーション

    人間らしさを心がけリスクを冒す。それが独創的なプレゼンテーションづくりの基本
    おのれの感情を表出し、聴き手と共有する

    事実だけでは不十分、感情に訴える

    ストーリーは情報を伝える最強のツール

    聴衆こそがヒーロー
    「自分自身の話」ではなく、「これはみなさんに関するお話です」という姿勢

    心を動かす―それが変化へのカギ。

    2.神話や映画に学べ

    レポートは配るもの、プレゼンテーションは発表するもの
    レポートは情報を伝えるもの、ストーリーは経験を作り出すもの

    プレゼンテーションにストーリを組み込めば、飛躍的な効果が得られる。

    3.聴衆を知る

    聴衆をひとかたまりの集団と考えず、1対1で会話をするのも待っている個人の集まり

    聴衆の周波数を知り、うまくチューニングすれば聴衆は動き出す。

    4.旅の計画

    ビックアイデア 三つの要素
    1.独自の視点が明確に表現されていること
    2.何が危機にさらされているかを伝えること
    3.完全な文章であること

    出発と目的地を意識する

    聴衆は、背中を押さないと変化をしたがらないもの。

    5.内容を練る

    事実だけではだめ
    コントラストをつくる

    データから意味へ
    アイデアを絞り込む
    →聴衆はすべてを知りたいなんて思っていない

    アイデアからメッセージへ

    ビックアイデアというフィルターを通して聴衆と共鳴しない周波数はすべて排除する。

    6.構成を考える

    分析的内容と情緒的内容の(感情の)コントラスト
    伝統的・非伝統的な伝達手法によるコントラスト。両者をミックス

    1スライド1アイデア

    アイデアの寄せ集めではダメ。
    構成を考えることが大切。

    7.記憶に残る何かを伝える

    いつまでも相手の記憶に残る何か
    ・印象的な演出―小道具やデモを使うなど
    ・短い言葉を繰り返し使う
    ・心をゆさぶる映像
    ・心を動かすストーリー
    ・衝撃的な数字

    記憶に残る瞬間はくりかえし再現され、はるか彼方にまで広がっていく。

    8.改善の余地はどこにでも転がっている

    ノイズを減らす
    →偏見やしゃべり方。練習する

    第一印象は登場する前から作られている

    簡潔さが大切

    スライドからの脱却
    人が一度に処理できるメッセージは一つだけ。
    話を聞きながら、スライドを読むことはできない。

    3分後ごとに興味を失う→1スライド2分以内

    頻繁にスライドを変える方が興味をひきつける

    スライドは単純化して単語レベルまで切り詰める
    3秒で理解できるようにする

    スライドからは省けるだけ省く
    →スライドをみて理解したいなら文書を送る。それはプレゼンではない

    建設的なフィードバックをもらう

    聴衆がどれだけ興味をもつかはプレゼンターの準備に比例する。

    9.世界を変えよう

    アイデアは頭の中にあるうちは命を与えられていない
    競争力をつける

    透明になる→アイデアに注目がいく
    そのために
    ・正直であれ
    ・ユニークであれ
    ・妥協しない

    コミュニケーションに投資する

    インスピレーションはどこからでも得られる

  • どうやって人々に変化を起こすか、にフォーカスしたプレゼン本。
    スライド構成、ビジュアルについては、もっと良い本がいくらでもあるが、
    論理を超えて感情に響くためにどうするか、についてこれほど整理して
    書かれたものは知らない。

    本でもそう言っているが、結局は、気持ちが大切。

  • 資料ID: W0170171
    請求記号: 809.2||D 93
    配架場所: 本館1F電動書架C

  • グラフが使われていて、分析的に見えるのだが、意外とわかりにくいのは、翻訳の形式なのかもしれない。ただ、様々な過去の有名人のプレゼンテーションがあるというところはいいと思われる。これが卒論発表に直接役立つかどうかは不明。

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著者プロフィール

『ザ・プレゼンテーション』『スライドロジー』著者
アカデミー賞に輝いたアル・ゴア「不都合な真実」のプレゼン制作をはじめ、アドビやgoogleなど世界一流企業のパートナー
ナンシー・デュアルテ最新作!

「2016年 『(仮)イルミネート:道を照らせ。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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