ザ・プレゼンテーション

  • ダイヤモンド社
3.77
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本棚登録 : 584
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478016961

作品紹介・あらすじ

納得、感動、鳥肌が立つような興奮――。
心が動かされるプレゼンテーションには、実はある共通する「仕掛け」があります。
世に名プレゼンターと呼ばれる人たちは、自身のプレゼンにその仕掛けを巧みに織り込むことで、社会的なムーブメントが起こし、商品の魅力を伝え、革新的なアイデアを広めているのです。

感想・レビュー・書評

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  • 世界を変えるぐらいインパクトのあるプレゼンテーションとはいかなるものかを、多くのケースを交えて論じています。
    従来のプレゼンテーションの本とは一線を画す視点を提示していて気づきの多い本です。
    マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの「私には夢がある」のスピーチが掲載されていて、おまけにWebでは著名なプレゼンテーションの映像まで観ることができます。
    さらに、悪い方向にプレゼンテーションが使われた例として、エンロンの経営者が行ったものも説明しているのが印象的。

  • 「プレゼンはパワーポイントでしょ」という会社の同僚に、シナリオづくりやストーリーテリングの説明をしたくて見つけた一冊。2,625円と高価な分、事例やその分析が豊富な点が、類書『スティーブジョブズ・脅威のプレゼン』との差になっている。

    分厚い体裁に細かい文字がびっしりと並び、手に取るには覚悟があるものの、神話や映画のストーリーテリング手法や、アメリカ大統領演説の分析、「どのタイミングでどんな話題で聴衆を引き込み、笑いを取るか」がケース・スタディとその分析、そして作り方に至るまで、料理のレシピ本のように紹介されて興味深い。

    その効果は例えば、p112からのシスコ社の事例を見てみると分かりやすい。ロジックツリーでプレゼンの構成を組み立てると、どうしても「説明口調」の退屈なプレゼンになりがちなものを、ストーリで惹き付け、伝えたい事はきっちり伝え、相手に行動を起こさせるストーリープレゼンのイメージが紹介されている。

    こうした「右脳的アプローチ」のプレゼンを知り、使いこなせる事は、ビジネスパーソンの「差別化要因」の一つになるだろう(したいな・笑)。そうした点でも、デザインを中心に語るガー・レイノルズの一連の書籍や、ジョブズ本、そして個人的に密かな名著と見ている『プレゼンはテレビに学べ!』とともにお勧めしておきたい。

  • 愛知大学図書館のOPAC
     https://libopac.aichi-u.ac.jp/iwjs0012opc/BB00898076

    海外の著名人のプレゼンテーションのフォームをチャート化して、プレゼンやストーリー構成を詳しく分析している本です。
    全編カラーページで、事例も豊富に紹介しています。

  • 人を動かすプレゼンテーションを、ストーリーを重視したフレームワークで説明している。
    パワーポイントのスライドの作り方を教えるのではなく、何が人を感動させるのか、という見地からコントラスト、スパークラインといったキーワードをもとに偉大なスピーカーのプレゼンを解き明かしていく。
    自分の知らなかったプレゼンの達人を知ることができるとともに一つの目指す方向性が分かる。かなりおすすめの本。
    ベンジャミンザンダーのプレゼンは全ての人にお勧めしたい。

  • vol.179 プレゼンテーションの最大の「敵」はなんだろう?
    http://www.shirayu.com/letter/2012/000360.html

  • 結構良さそう

  • プレゼンをする上では非常に参考になる。
    自らが重要なプレゼンをする前には本書を一通り読んで振り返る。
    やる気のある部下には本書をプレゼン前に薦めている。

  • 最近、プレゼンテーション関係の本を何刷か読んだんだが、これがいまのところベスト。
    ストーリーテリングをベースとして、論理というより、感情に訴えかけるプレゼンテーションなんだけど、ロジカルシンキング的なMECE的なところもちゃんとおさえられてある
    パワポを使ういわゆるプレゼンとはちょっと違うんだけど、参考にできるところはたくさんある。
    かなりおすすめ。

  • 象徴的な絵や写真が多様されていて、この本自体がプレゼンテーションのお手本のよう。
    元が海外の本なので、翻訳された日本国になっている。

    内容自体は難しい部分もあったが、それよりも一番困難なのは、実践することだと感じた。
    プレゼンテーションを実践すること、営業や開発の職種ではないから関係ないとは思わない。
    人と会話すること、その中で、こういった能力は必要になってくる。
    相手の心に伝わるにはどうしたらいいか、同じ話でも話し方で180度違う印象になったりもする。

    大切なのはストーリー。
    相手はヒーローで自分はそれを導く役。
    過去と未来を対比させながら、相手の欲求に応えるプレゼンテーションを。

    本当に素敵なプレゼンテーションに立ち会うといあのは、映画や音楽や絵画に感動するときのような、あんな感覚になるのだろう。

  • 原題は、"Resonate: Present Visual Stories that Transform Audiences"というもの。
    基本的には原典に忠実に作られており、理解しやすい。プレゼンテーションを学習する方にはオススメしている。
    ただ、原典に見られる書籍自体のデザインの良さ、ページをめくるのが楽しくなるような作り方を受け継いでいないので、そういう意味ではオリジナルを見てみるのも良いと思う。
    最後の方に紹介されているキング牧師の演説、アイ・ハブ・ア・ドリームの解説は英語で読まないと本当の良さはわからないように思う。

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著者プロフィール

『ザ・プレゼンテーション』『スライドロジー』著者
アカデミー賞に輝いたアル・ゴア「不都合な真実」のプレゼン制作をはじめ、アドビやgoogleなど世界一流企業のパートナー
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「2016年 『イルミネート:道を照らせ。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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