自分のアタマで考えよう

著者 :
制作 : 良知高行 
  • ダイヤモンド社
3.96
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本棚登録 : 6252
レビュー : 877
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478017036

感想・レビュー・書評

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  • 表面だけを見て、満足してたら、物事の本質は見えてこない。安易な結果を選ぶのは楽なんだけど。簡単な「側面の見方」を教えてくれる。裏側を見よ、とは言ってない。立体的に見よ、と言っている。

  •  自分の頭で考えるのは本当に大事だと思います。

     人は、いろいろな情報や知識を持っていると、それら情報や知識の中から回答を探そうとします。しかし、見つかった回答は、決して正解ではありません。
     人の持っている情報や知識は、人によって量・質・新旧などすべて違います。しかし、人は、その違う情報や知識の中から、自分の責任で回答を見つけようとします。
     では、自分が探した回答とは何でしょうか。それは、考え出したものではなく、拾い集めたもので、決して考え出した回答ではありません。
     著者が「知識にだまされるな」と言っているは、こういったことではないでしょか。
     このように「見つけ出す」ことと「考え出す」の違いが分かれば、楽しく読める本だと思います。

  • 序章と第一章(本書の概要)はかなり面白かった。しかし,その後はイマイチよくわからなった。
    思考は知識に惑わされないようにする。知識は過去で,思考は未来である。
    情報はいくらでも集まるのに,決定できないのは,意思決定プロセスが明確ではないから。どうやって結論をだすのかを先に考えておく必要がある。そのプロセスが明確であれば,それを目指した情報収集もできるので,効率的である。
    考えるとはインプットをアプトプットに変えること。粛々と検討しているというのは,考えているのか,情報を収集しているのか,分析しているのか,相談しているのか不明。考えるが欠落してしまっていることがよくある。
    判断基準を明確にする。判断基準はどれも同じ優先度とは限らないので,順位付けを予め実施しておく。最も重要な上位2つでマトリックスにして評価するのがよい。
    物事を評価するにはレベルを合わせるのが第一条件。そうしないと物事の本質が理解できない。

  • 「考え方」の手順を紹介する本。
    MECEや時系列、競合比較による思考の広げ方、判断基準の明確化などが解説されています。
    就職活動に関する指摘に、共感しました。

  • 面白かったのは以下の3点。


    「判断基準はシンプルが1番」では、判断基準を2つまで絞り込んでマトリクス上に視覚化することで、優先順位がつけやすくなるという所が面白い。

    「情報ではなくフィルターが大事」では就活の例がわかりやすい。しかし、これは実際に働かないとわからないんだよね。。。

    「思考の棚を作る」では、「頭の回転が速い人」の話がなるほどと思った。
    以下引用

    待っていた情報が実際に手に入ったとき、彼らはそれを頭の中の思考の棚に放り込んだうえで、「その情報が存在したなら、こういうことが言えるようね。」と、すでに考えてあった結論を「思考の棚」から取り出してきているのです。


    章によって当たり外れがあったので★3つ。

  • 本をひたすら読む派には耳が痛いホンでした。日々、考えてみる時間より知ること=読むことにかける時間の方がずっと多いからね。

  • 論理的思考を深めるべく「考える」ことについて知るため読んでみた本。


    ・知識とは「過去の事実の積み重ね」であり、思考とは「未来に到達する論理の到達点」で、全くの別物である。
    ・知識の中で特に影響力が大きいのは、成功体験と結びついた知識。
    ・知識を積み重ねた自分の専門分野において、新しいアイデアに対して保守的な態度が多い人は、知識が思考を邪魔している。


    ・意思決定の際には「情報」とは別に「意思決定のプロセス」を決める必要がある。
    ・「意思決定のプロセス」は、「情報」を集める前に決定しておかなければならない。
    ・「意思決定のプロセス」は、具体的且つ明確でなければ意味が無い。


    ・数字の情報(グラフや表など)を見た際には、「なぜ?」と「だから何なの?」の順で考える。
    ・数字を眺め「なぜ?」と思う箇所から疑問をリストアップし、一つ一つ考える。
    ・「なぜ?」から浮かび上がった情報に対し、「だから何なの?」とそこから見える考えを引き出す。


    ・考えるための最も有効な手段は「比較」することである。
    ・比較には「自他の比較(自分と他者、自社と他社、自国と他国、など)」と
     「時系列の比較(現在と過去、過去と現在と未来、現在と未来のあるべき姿、など)」がある。
    ・応用として「プロセスの比較」がある。


    ・「判断基準」が多いと、意思決定に迷いが生じる。「判断基準」には優先順位を付けるべき。
    ・判断基準を2つまで絞って縦横でマトリックスを作ると判断しやすい。
    ・判断基準を絞ると「本質」以外が削ぎ落され、より重要なところが見えてくる。


    ・「情報」より「自分独自の価値のあるのフィルター」を持つことが重要。
    ・ビジネスにおいては、独自のフィルターを加えることを「ゲームのルールを変える」と呼ぶ。
    ・自分独自の選択基準を見つけ、それが何かを考えることに価値がある。


    ・知識は「思考の棚」に整理して収納する。
    ・いろんなことに「気付く人」と「気付かない人」の違いは、
    知識を整理した思考の棚を持っていて、次に知りたい情報を待っているか否かである。
    ・空の棚に情報が入った際、「○○だと言える」ということを事前に考えておく。


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    まとめ
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    ・知識と思考は別物であることを認識し、意識的に「考える」行動をとる時間を設けることが重要。
    ・何かを決める際は情報を集める前に、絞り込んだ判断基準で「意思決定のプロセス」を決めることが重要。
    ・過去の知識・経験に囚われず、常にゼロベースで「独自のフィルター」を持つことが重要。

    様々な思考のテクニックが納められていた中でも、特に印象に残ったのは上記の3点。意識的に「考える」時間を設け、「今考えている」という状態を認識する必要があると感じた。また判断基準の章で例題として挙げられていた「婚活」と「採用活動」の例はとても分かりやすい。こちらも生活の中で「判断基準は何か」を意識すると、より重要な判断を素早く行うことができる。全編通して、自分はまだまだ「考える」ことができてないなぁと感じる内容であり、反面これらを意識することで、より様々な事柄に説得力と自信を持てそうな内容。

  • 比較:縦に時系列比較、横に他者比較、国際視点など。判断基準を絞る:2×2マトリクス。レベルをそろえて考える、反論は違うレベルや前のレベルの反論かもしれない。考えを図に表す:細部まで突き詰め、理解していないと思考を図にすることはできない。

  • 9.11の報道の仕方で、NHK・BBC・CNNの比較が面白かった。その時の差が、各局の立場の違い(被害者かどうか)にあると仮説をたてる点も面白い。情報をどう自分なりに加工していくか、そこからどういう結論を見出すか。ただ情報を受け止めるだけではダメなのだなあ、と納得。

  • 自分の頭で考える方法を文章化したエッセイ。
    ただ情報を収集することと自分の頭で考えることは違う。
    「考える」って、難しい。

著者プロフィール

【ちきりん】社会派ブログ「Chikirinの日記」運営者

「2013年 『強く生きるノート 考え方しだいで世界は変わる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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