自分のアタマで考えよう

著者 :
制作 : 良知高行 
  • ダイヤモンド社
3.96
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本棚登録 : 6212
レビュー : 875
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478017036

感想・レビュー・書評

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  •  「考える」とはどんな行為を指しているのだろうか?作者いわく、「考える」とは「インプットをアウトプットに変換する行為」こと。ただPCの前に座って頭を抱えていることは考えているとは呼ばない。多くの人は自分が「考えている」ように思って、実は無駄な時間を過ごしている。今作は「考える」という行為について、そしてどのようにして考えればよいのかを示す。
     購入するか考えている人は序章だけでも読んでほしい。「考える」という行為を漠然と捉えている人は、目から鱗を体感できると思う。今のところ、私が読んだビジネス本で最強。特に学生や新社会人にオススメ。

  • 結構参考になった。

    特に、
    「思考の棚」
    「さいごに」
    辺りは耳が痛くなるというか、正に自分の事を言われているかのようだった。
    最初に答えを見るな。

  • 考えるとはどういう事か?と、では考えるとは具体的にどうしたらいいでしょう?という事をまとめた一冊。

    面白かった。恥ずかしながら「考える」という事はなるほどこういう事なのかなどとこの歳になって痛感してしまった。

    考えることは決めることであり、情報を鵜呑みにせず自分の判断基準で決めていく事なのだという考えは、一見当たり前に見えるけれどそれが逆に目からウロコでした。

    最後に書かれていた、考えることは面白い事だ、他の人が導いた答えでうんうん頷いて知った気になってるんじゃなくて、たとえ最初は稚拙でも自分で考えて見ることがとても大切だ、という考えは、最近効率化を言い訳になんでも調べて知った気になって処理している自分には正直響いた。

    全てを考えていくことは流石に時間的に難しいとは思うけれど、こういう視点をもって自分を鍛えていくことは大切だなぁと思ったり。

  • ちきりんの思考方法を知ることができた。内容はかなりタメになったと思う。
    自分も昔のちきりんと同じで、数学問題の答を先に見てしまうタイプである。
    これからは、本作で学んだ思考方法を活用し、日々の中で思考する機会を作っていきたい。

  • タイトル通り自分のアタマで考えるための「技術」が網羅されている。ちきりんさんの思考プロセスの一端がわかる上、実際の社会ニュースを例として考え方が書かれているため、今後も実務的に使えそうである。知識・作業・思考の違いは常に意識しないとごっちゃになりそうなので著書のようにわかりやすく書かれているとありがたい。自分のフィルター・判断基準の重要性、「なぜ?」の必要性は改めて考えることができた。

  • 意外と実験したり論文読んだりしながらやってることが多い気がした。標語のところさせちゃんとわかっていればいいような。

  • ちきりんが持つ、考え方の技術や考え方についてのポリシーとか。
    幅広くいくつかのテーマがあって、誰しもどこかで共感したり納得できる部分があると思う。

  • 普段私たちはどの程度「考える」ことをしているか。
    この本を見て考えた時間を計算してみたけど、毎日1時間も考えて
    いなかったことに驚いた。
    「考える」とはどういうことか、考え方のプロセスを教えてくれる内容で
    納得することが数多くあった。
    それでも、なかなか読みが進まなかったのは、途中図を見ながら
    説明があって、さくさく読めなかったからかな。様々な情報がすぐに手に入ってしまう代わり、自分の判断で有意義な情報を見つけて、その情報を頭で繋げていくことが大事なんだなぁと感じた。
    じっくり読むことをお勧めします。


    知識は思考ではない。
    P.27情報ではなく、「意思決定のプロセス」が必要
    どういう情報があれば、どんな結論を出すべきなのか
    情報を集める前に考えるべき
    P.37自分は今日一日で一体何時間を「考える」ことに使っただろう
    考える時間を見える化してみる。
    P.42情報を見たときにまず考えるべきこと
    「なぜ」「だからなんなの」

  • 知識と思考は違うということが、知識偏重に向かいつつあった自分への戒めとなった。

    ・意思決定プロセスを決めてから情報を探す、会議する
    ・思考の棚に情報を整理する
    ・情報感度の高い人は思考の棚にが整理されており、常に貪欲に情報を求めている
    ・アタマの回転の早い人は思考の棚に当てはまる情報が見つかったときの結論を思考済みである

    辺りが参考になった。

    前半と最後の部分は良かったが、中盤は著者の考えた実例が続いて中弛みを感じる。

  • ■感想
    物事の考え方に関してのバイブルとして認定できるほど素晴らしい一冊である。
    「思考」というテーマにおいて、「心構え」、「捉え方」、「伝え方」がとてもきれいにまとめられており、隅々まで食い入るように読み込ませてもらった。
    実践的な例も豊富で明日から活かせるノウハウが沢山ある為、早速学んだ事を反省していきたいと思う。



    ■要点整理

    ▼いったん知識を分離すること
    よく知らない分野であれば、革新的なアイデアを寛容に受け入れる人も専門分野には保守的になる。保有する知識が多い為、「そんな事できる訳がない」と否定してしまう。新しいアイデアに否定的になる傾向が見られたら「知識が思考の邪魔をしている」ことを疑ったほうがよい。
    新しい情報に触れた時、過去の知識ではなく、目の前の情報から考えることが出来るかどうか。それが考える事が出来る人と出来ない人の分岐点である。

    知識と思考をはっきりと区別することが大切である。知識は知識で重要である。ただし考える際は一旦知識を思考の舞台の外に分離する事が重要。


    ▼意思決定のプロセスを決める事
    「考えること」、「思考」とはインプットである情報をアウトプットである結論に変換するプロセスを指す。

    優秀な人でも「どんな情報が意思決定に必要」で「どんな情報が不要」がわかっていないといつまでも情報収集を続けてしまう


    ▼「なぜ?」、「だから何なの?」を問う事
    「なぜ?」、「だから何なの?」は思考のガイドを行う秀悦な質問である。
    「なぜ?」:数字の背景を探る問
    「だから何なの?」:データの先を考える問


    ▼あらゆる可能性を探る事
    分解図を使って考えることで「ありえるすべての可能性」をもれなく網羅的に洗い出すことが可能になる。

    例:8種類の人間のタイプ
    「能力」、「人間性」、「志」を持っている、持っていないで人間のパターンを
    洗い出すと8パターンのタイプが漏れなく洗い出すことが出来る


    ▼縦と横に比較してみる事
    考える為に最も効果的な分析手法は「比較する事」である

    比較の基本は縦と横
    ・横:自他の比較
    自分と他者
    自社と他社
    自国と他国

    ・縦:時系列の比較
    過去と現在(歴史)
    過去と現在と未来(予測)
    現在と未来のあるべき姿(目標)

    プロセスも比較することは効果的である

    ・上手くいく買収
    事前に戦略や必要条件などが明確になっている買収

    ・失敗する買収
    買収してから戦略やシナジー効果を考える

    買収に関しては「いくらで買ったか」よりも「買った会社を活かして経営を強化する」ことのほうが大切である


    ▼判断基準の取捨選択をする事
    優先度の高い基準を選び、その支店だけから選択肢や事象を見ると細部が省略され本質的なポイントが浮かび上がる。

    「重要な判断基準を選ぶ」、「選んだ基準においてものごとを白黒明確に分ける」という作業がズバリと本質を抽出するのに役立つ

    使えるツール:ツーバイツー・マトリクス


    ▼自分独自のフィルタを見つける事
    就職活動の成否は情報量ではなく自分独自の価値あるフィルターを見つけられたかどうかにかかっている。

    4つの仕事のタイプ
    ・成長の仕事:ベンチャーなどで急成長している仕事
    ・支援の仕事:コンサルや銀行など経営の支援をする仕事
    ・運営の仕事:工場やコンタクトセンターの仕事
    ・再生の仕事:事業投資や再生機構の仕事

    4つの分野によって同じ職種でも全然中身が変わってくる

    例:家電製品の戦い
    家電製品のフィルターは「機能」と「価格」
    日本のメーカーはこの2つアメリカやイギリスを駆逐し、韓国、中国に追い上げられてきた。最近はそこに欧米が「デザイン」という新たなフィルターを提示して支持されている。


    ▼データはとことん追いかける事
    たとえ権威のある報道機関からのデータでも「本当か?」と疑い深堀することが自分の頭で考える際には必須である。


    ▼知覚化で思考を進化させる事
    滝グラフなどをうまく用いてデータやプロセスを分析する際の思考を助けることが出来る


    ▼知識は思考の棚に整理する事
    【情報の棚】
    「どの棚にどんな情報が入っているのか、空いている棚はどんな棚で、自分はその棚にどんな情報を欲しているのか」を意識していないと新しい情報に触れても気づかずに見過ごしてしまう。

    情報の棚があればイザ情報が入った時に間髪をいれず、それに対する自分の意見を述べられるようになる

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著者プロフィール

【ちきりん】社会派ブログ「Chikirinの日記」運営者

「2013年 『強く生きるノート 考え方しだいで世界は変わる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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