日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません

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  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478017159

感想・レビュー・書評

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  • ・著者もそうだが、説得力のある論旨を展開する人は「事実」と「意見」を分けて記述おり、かつ、「意見(仮説)」を導き出すに十分な事実をきちんと調査していると言える。
    ただし書いてある内容は、自由市場、自由貿易、グローバリゼーションを以外の代案がないという内容であり得に目新しいことはなく、至極最もだと考える。

    <読書メモ>
    ・整理解雇の4要件
    ①経営上の必要性がある
    ②解雇を避けるために努力をした
    ③人選が妥当である
    ④従業員に十分に説明している
    日本の雇用制度の最も問題がある点だと思う。評価制度である年功序列(年功序列はある意味能力主義と言える)には問題はない。
    ・経済学の一番の目的は資源の最適配分を行い、社会を豊かにすること。
    ・市場が失敗するケース
    ①規模の経済と独占企業(東電、NTTのような独占企業)
    ②外部不経済(公害問題)
    ③公共財の提供(公園、灯台等のサービス、国防)
    ④情報の非対称性
    ・GDP=民間消費+民間投資+政府支出+輸出-輸入
    ・お金は中央銀行が国債を買うことで増える
    ・財政政策と金融政策

    ・先進国が発展途上国を搾取しているのではない。グローバルな市場経済に取り残されたままだと貧しいまま。(例:潰れても全く影響がない国)
    ・比較優位(アインシュタインと秘書の関係。デビット・リカード)と自由貿易によりwinwinになる。

    ・為替を決める要素
    ①インフレ率
     購買力平価説。一物一価の法則。デフレの場合は通貨は上がる。
    ②金利
     金利が低い通貨は上がる。(例えばオーストラリアドルが金利が高くて通貨も将来上がるならみんな儲かる)
    ③経常収支
     経常黒字の国の通貨は高い。(貿易が黒字だと外貨建て資産が増えるが売却する人も増えるので)

  • 経済活動、金融、企業生産がどのように回っているのか理解するための初歩の一冊

    マドフの6兆円詐欺=公的年金
    失業者が成長産業の労働力
    民間銀行による信用創造
    政府による経済政策は将来の選択肢を無くす。
    流動性の罠
    グローバル・インバランスと世界同時金融危機

  • 東京臨海病院にて。

  • 国家が統制せず、ふつうの資本主義経済を。民間の力を信じて、オープンな市場でフェアな競争をすべし。自由主義以外の代案はない。

    学問の入門書のつもりで軽く読めるかと思ったら、結構骨太な主張があったりして。
    やっぱ理系よねって思いました。(最近ダメだって言われてるようだけど。)

  • 資本主義の解説本。著者のツイッターやブログでの論理を整理してまとめられています。

    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4127413.html

  • 苦手な経済に関する書籍。非常に読みやすかったけど、やはり所謂「経済学」の部分はなかなか頭に入ってきづらい。
    けど、いままで手にしたこの手の本の中では一番読みやすく、理解しやすかった。再読して勉強だ。

  • マクロ経済理論を平易に解説し、今の日本にあてはめ、政策提言を行う本。

    著者は複雑な事象や理論から本質のみを炙りだし、実にシンプルかつ分かり易く語る稀有な能力を持っている模様。日本の今日的議題を、標準的経済理論に則って、平易に、本質を逃さず、コンパクトに解説した本を一冊奨めるとしたら、筆者は本書を選ぶ。

    経済学の標準理論の基礎(マンキューやクルーグマン、スティグリッツあたりの入門的教科書の内容)を理解している人間からすれば、至極あたりまえのことしか書いていないが、その当たり前が当たり前のように歪められている昨今、少し背伸びをすれば中学生でも理解できる分かり易さで(至極マトモに)経済を解説する本書は、価値がある。

    但し、1点だけ議論に拙速な点が:
    ・マンデルフレミングを日本に当てはめ財政出動が無効であると主張しているが、このモデルは物価一定・期待インフレ率0の小国を前提としており、今の日本に適用するのは無理がある。現に、本書で語られるとおり、日本は過去20年間で巨額の財政出動を繰り返してきたが、モデルから導かれる金利の上昇はなく、相変わらず0%付近に張り付いたままである。財政出動の効果が薄かったのは事実だが、その原因は別に求める必要がある。

    グローバル経済、日本経済に興味を持った人の、最初の一冊として、非常にお勧め。

  • 人気ブロガーの藤沢数希さん。
    金融日記もTwitterもチェックしてます。

    最近は色んなテーマで執筆してるみたいですが、今回は王道の経済学の解説と、著者による日本への提言という内容。

    全体的にコンパクトにまとまっておりわかりやすく。
    また、全章通して筆者の資本主義への愛が伝わってきます。

    年金の清算処理。解雇規制の撤廃。道州制の推進。
    終盤の筆者の提言集については、「もう代替案は有りません!!」
    という売り文句ほどなインパクトがあるものではなくよく聞かれる内容が多かった。
    もちろんほとんど賛成なんだが、がボリュームも少なくちょっと残念かな。

    ただ、序盤~中盤にかけての経済学の説明部分はかなり為になったとおもう。

    貨幣の考え方、国債の仕組み、中央銀行(日銀)の仕事の解説、
    マクロ財政政策、金融政策の説明がとにかくわかりやすい。

    内容的には(たぶん)初歩の内容なんだろうけど、普通の社会人が読んで理解できるギリギリのラインを、
    人気ブロガーならではのわかりやすさ面白さで見事に説明してくれてます。

    とにかくこの人は身も蓋もない文章が魅力ですね。
    「失業や倒産は社会にとっての成長痛」
    だなんて、リアルに倒産した人や職にあぶれて絶望している人からするととんでもないセリフ・・・


    全体的にかなり資本主義マンセーな内容なので、読んでて違和感を覚える人もいると思うけども、

    私は筆者の言う、資本主義の考え方。原理原則論は決して間違っていないと思います。
    これからの政策を考えるときには批判するにしてもどう修正すべきか、どう適用するべきかを考えるということかなと思う。

  • 今年の年末に金融日記で紹介された本を何冊か読んでから本書を手にした。
    今の日本がおかれている状況を理解するために必要な経済学の理論が非常にわかりやすく解説されている。
    経済理論の説明自体は、基本的なことばかりなので、これまで読んだ本のおさらいと言った感じで読んで行ったが、最後の「もう対案はありません」という章で著者が紹介している政策案、税金は消費税を中心にする、教育バウチャー制度を導入する、などはどれもなるほどと思った。ただ、関西の撤廃についてはどうかな?思った。

  • 佐藤かわ読んでいる

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著者プロフィール

金融日記管理人。恋愛工学メルマガ発行。

「2017年 『ぼくは愛を証明しようと思う。(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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