伝え方が9割

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 15264
感想 : 1405
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478017210

作品紹介・あらすじ

なぜ、伝え方で結果が変わるのか?この本で学べば、あなたのコトバが一瞬で強くなり、人生が変わります。

感想・レビュー・書評

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  • 著名なコピーライターによる「伝える」技術、いや「伝わる」技術が惜しげもなく披露されているハウツー本、いや今風に言えばライフハック本ですな。

    以前に読んだ書籍に紹介されており、いつか読もうと思いチェックしていましたがようやく読了しました。

    さすが売れに売れての100万部超のベストセラーで10年近く前に発売されているのに、色褪せてません。いつの時代にも通じる普遍的な技術ということなんでしょうか。
    ちなみに僕は図書館で借りたんでベストセラーには一切貢献してません(笑

    書いてあるのは、
    ①「ノー」を「イエス」に変える技術
    ②「強いコトバ」(人の心を揺さぶるコトバ)をつくる技術
    です。
    これだけ聞いてもなんかおもしろそ〜って感じしませんか?

    ①の技術について、「ノー」を「イエス」に変えるためには、まず3つのステップでのアプローチ方法があるとのこと。
    【ステップ1】自分の頭の中をそのままコトバにしない
    【ステップ2】相手の頭の中を想像する
    【ステップ3】相手のメリットと一致するお願いをつくる

    これって意識的か無意識的かわからないけど普段から
    やってたりするんですよね〜実は。なんとなくやってたことが言語化なりマニュアル化されていることにこの本の妙味があり多くの読者の共感を呼ぶんでしょうな。

    他にも「イエス」に変える「7つの切り口」として、
    ①相手の好きなこと、②嫌いなこと回避、③選択の自由、④認められたい欲、⑤あなた限定、⑥チームワーク化、⑦感謝
    などを挙げて、具体例を用いて著者の技術をレクチャーしてくれます。

    期待以上の内容でした。
    また、図表とか内容の繰り返しが多いので時間かからず読めるので、忙しいあなたにオススメです。


  • 表現の仕方1つでここまで変わるのか?
    確かにじぶんがこう言われたら、、、と感銘を受ける内容が多いと感じました。
    単なる人間関係だけでなく、ビジネスとしてのマーケティング活用度も高い本です。

  • ▼感想
    ・下記2つがとてもわかりやすくかつ実用的で参考になりました!学んだコトバの技術を使って行きます!
    (1)「ノー」を「イエス」に変える技術
    (2)「強いコトバ」をつくる5つの技術

    ・144ページのボブ・ムーアヘッド牧師の言葉は感動して震えました。。

  • 「心を動かすコトバはつくれる。料理のレシピのように。」(36ページ)とあった。
    けれど、レシピを知っているだけでは感動的なコトバを作ることはできないよな、とも思う。
    それは、料理のレシピは載っていても、それを作って作って作らなければその料理は自分のものにはできないのとおなじだからだ。
    この本で感動的なコトバを作り出すレシピを知ったとしても、それを使って使って使い続けなければ、感動的なコトバを作る技術は自分のものにはならない。

    そのことを著者自身がわかっているからこそ、この本には説明した方法を使って「ノー」を「イエス」に変えるコトバ、感動的なコトバを作るページが課題として置かれている。
    でも、それだけではコトバの技術を自分のものにするには、経験が到底足りない。
    だからあとは、この本の技術を頭に置きつつ、「自分で」コトバの鍛錬をしていくしかないのである。

    この本を読み切ったら自分も感動的なコトバを次々に作り出せるように…!!と思って読むと、「期待はずれ」と感じてしまうだろう。
    でもそもそもコトバに限らず、読んですぐその方法を完璧に習得できる人なんて、いないのだ。
    この本を読み終わったあと、コトバの鍛錬を続けるかどうか…それが本当のわかれ道なのだと思う。

  • 読書会で教えていただいた一冊。

     “どのコトバが相手の心に響くかという1点に絞って話をすすめます”

    題名通りに、人に何かを伝えるためのエッセンスがつまっています。
    著者がコピーライターの方だけに、非常にスルッと入ってきました。

     “人を動かすのは、ルールではない。感動だ”

    テクニカルですが読み易く、いろいろと試してみようかなと思いました。
    さすが“言葉”を大切にされる方なだけはあるなぁ、と。

    相手に聴いてもらい、興味を持ってもらうには、
    ちゃんと“伝える”ように話さないとと、今更ながらに。

  • あ、ニクい演出(笑)。
    おわりに、の最後のページをめくった瞬間、思わず頬が緩みました。最後の最後で、作者からの思わぬサプライズ・メッセージ(笑)。うーん、やられた!このタメになる著作を書いた佐々木さんらしい、素敵で「強いコトバ」、いただきました〜!

    今回のレビュー↓↓は、佐々木さんの技術を活かすよう、なるべく意識して書いてみました〜ドキドキ…
    いや、今後はこの伝え方を心掛けよう、そうしよう、うん。


    ◉◎◉第一章◉◎◉
    〜伝え方が変われば、世界が変わる〜
    0%をアリに変えるには?
    領収書切る時は、相手の名前を読んで、ありがとう!を伝えると断りにくい。

    分かりやすいキャッチコピーは正反対の言葉を使ってる!
    DONT THINK. FEEL.
    事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!


    ◉◎◉第二章◉◎◉
    〜NOをYESに変える方法〜
    考えてることを、まんま言葉にするな!相手の考えを想像して、相手の文脈に作り変えて発言しよう!
    ×デートしない?→◎美味しいパスタ食べにいこーよ!

    ×着席したままお待ちください→◎ごゆっくりお支度ください(相手のメリット)

    ×チカンに注意→◎皆様のご協力でチカンが逮捕できました(相手のデメリット)

    ×デートしよう→◎パスタとピザ、どっちがいい?(決断より比較の方が簡単!)

    ×残業できる?→◎君にしかできないんだけど、お願いできない?(認められたい欲を刺激)

    ×会議に出席下さい→◎他の人はいいけど、君にはぜひ来てほしいな(あなた限定)

    ×勉強しなさい→一緒に勉強しよ!(チームワーク化)

    ×この領収書落ちますか?→いつもありがとう。領収書お願いできますか(最後の手段:感謝)

    ふせんマジック
    立てる・破る・隠す!←これはめっちゃ活用してるから、なんか嬉しかった笑( ^ω^ )


    ◉◎◉三章◉◎◉
    〜強いコトバの作り方〜
    情報が増大した現代、相手の印象に残る強い言葉を作るのが大事!

    ①サプライズ/相手の心を動かしたい時…!、そうだ、ほら、あ、凄い、などをつける。

    ②ギャップ/ギャップを使って感動を生み出そう…嫌いになりたいのに、やっぱり好き。
    伝えたい言葉を決め、それと正反対の言葉を考え、それを前半に入れて、後半と繋げる

    ③赤裸々/詩人のように、肌感覚に向き合い、生命力溢れる言葉を作ろう…上を向いて歩こう、涙がこぼれないように。最も伝えたい言葉を決め、自分の反応を赤裸々に言葉にし、その言葉を伝えたい言葉の前に入れる。

    ④リピート/記憶に残り、感情に乗る…童謡やヒット曲にも多い!

    ⑤クライマックス/相手を一気に集中させる…これだけは覚えて欲しいのですが〜、ここだけの話〜、三つのコツがあります。一つ目が〜
    いきなり伝えたい話に入らず、上記のようなワードを入れる


    上級編( ^ω^ )
    インパクトのある長文を作るには?
    読みたくなる出だしを作ろう!
    出だしの言葉を文末にも使うことで読後感も良くなる!
    長文にはインパクトのある言葉を詰め込み過ぎてもダメ!くどくなる!

    メールは盛ってなんぼ!

  • 伝え方が9割であるのと同時に、伝わり方が9割だな、とも思う。
    コトバを使う時、自分がどういうつもりで相手に言ったかよりも、相手がどういう風に受け取ったか、ということが大事である気がする。

    美しい音楽を奏でることや絵を描くことは、誰しもができることではないけど、コトバはほとんどの人が簡単に使えて、時にナイフで突き刺すように武器になることもあるから。

    だからやっぱり、伝え方はとても大事。

  • ノーをイエスに変える伝え方、人を感動させる言葉の法則にして書いてくれており、すごくわかりやすかった!
    ノーをイエスにの、基本は相手の頭の中に答えがあることは、現場でもよく言われること
    ただ相手に刺さるポイントを、より細かく7つに表現してくれた点は本当に実戦向き
    好きなこと、嫌いなことを考える、選択肢を作る、相手を認める、限定する、一緒に、感謝を伝える
    例文の答えもおーと思うものが多く、感動!
    ことばをこんなに細かくわけて考えたことがなかった分、こうやって作るのかと刺さった

  • コピーライターが書いただけあって読みやすい。
    元々できているような、知っているような伝え方でもその方法について、ちゃんと名前が記されてあったり、具体例などもあったりで実行したくなるように書かれていた。
    反抗期の子供とかへの注意の仕方としても良いと思った。

  • 絶対に必要なスキルと思う。
    「語る内容」も重要かもしれないが、それだけではない。
    やっぱり「伝え方」だと思う。
    同じ事を言っているのに、なぜ人によって伝わり方が異なるのか?
    人に伝わる言い方。
    人を喜ばせる言い方。
    人を感動させる言い方。
    この本ではテクニックに言及しているが、本当は「気遣い」だと思う。
    相手を喜ばせようというサービス精神があれば、おのずと言葉は強くなるはず。
    この本では文章の書き方テクニックを綴っているが、「喋り」も全く同じだと思う。
    こちらに伝えたい気持ちがあるならば、相手が聞きやすいように伝えるはずだ。
    聞いてほしければ、声も大きく明瞭に、ゆっくりハッキリ喋るだろう。
    つまりバスケやサッカーの「パス」のようなものだ。
    相手がキャッチしやすいような、いいパスを出す。
    これが案外と難しい。
    そして「意識して」やっている人は案外少ない。
    「伝え方が9割」なのは、「言葉」とは「パスそのもの」だからだ。
    届かなければ意味がない。
    相手に渡らなければ、決して得点にはつながらないのだ。
    小さなテクニックなので、覚えておいた方が絶対に得。
    (2018/5/25)

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