「行動観察」の基本

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.54
  • (10)
  • (18)
  • (26)
  • (4)
  • (1)
  • 本棚登録 :268
  • レビュー :21
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478020289

作品紹介・あらすじ

行動観察は、既存の枠組みの中で正解を出すための手段ではない。答えが存在するかどうかさえもわからない「どうすればいいのだろう?」について、ソリューションを創る方法論である。マーケティング、製品・サービスの企画&開発、人材開発…ビジネスパーソンの閉塞感を「行動観察」で打ち破る!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 最近、著者 松波氏の講演を拝聴する機会があった。話がとても面白かったので同僚が持つこの本を借りた。

    自社で「成功企画を振り返り、そこから見えた要素を整理する」という試みを行なった。要求→手段展開はやめ、要求文脈→プラン展開に変えよう!といったものだが、この試みの結果が、この本の内容とかなり符合するところがあり驚いた。

    いかなる課題においても、本当に大切な何かを明確にし、その上で解決策を探るというアプローチが重要であると思うが、この本では、これらのアプローチのみならず、マインドについても触れられている。
    かねてより、顧客要求を整理したり、見つめなおしたりする際、「(言葉は悪いが)アホになろう!」とよくいっていた。アホになろうというのは、“今信じていることは一旦忘れよう” という意味合いなのだが、うまく言葉にするのは難しいと感じていた。しかs、この本にはこの辺りのマインドが結構スッキリ表現されている。う〜ん、なるほどなぁ。

    私はとにかく面白く読み進めることができた。未知の課題を解決する方法論の多くは、あるところまでは誘導してくれるが、ゴールの手前で投げ出される。。。という印象があった。カーナビでいえば「目的地に近づきました。ルート案内を終了します」ってやつ。もうちょっと誘導してくれ〜 という感じ。
    しかし、これは甘え過ぎ。著者も述べているように「正解のない問題」に取り組むんだから、迷いや反発があるのは当然だ。
    何よりも、まずはマインドセットなのかもしれない。

  • 行動観察第二弾を読了。行動観察の理解を深め、また時代に必要なセンテンスが散りばめられてた。「つなぐ」が大事と定義されており、その「つなぐ」ができる人間になりたいと思う☻

  • 行動観察の入門書。


    最強の者でも、最も知的なものではなく、最適な者が生き残るというダーヴィンの思考と
    100点をミスなくこなすニュートンの思考。
    今の時代は100点満点を目出すのではなく、最適を目指し生き残っていく。正解は無いのだからリスクを恐れずにチャレンジしていこう

    といった、行動観察のきっかけ作りになる本でした。


    「サービスの基本は人間を知ること」
    結局、データで素晴らしい成果を証明していたとしても、
    体験としてイマイチな実態なのだったら、品質は良いとは言えない。

    人の特性を知れば知るほど、無意識の行動・感情的な判断で動いていることがわかる。

    だから「場の情報」を大切にする。
    言葉にできていない価値は場にしかころがっていないからだ。そのために行動観察し、本質は何か?といった問いを続けなければいけない。

    イノベーションを生むためには、「人間」を知り「知られていない価値」をリフレームして作り上げるという
    困難な道を歩むしかないのだ。

  • 量的調査からインタビュー調査、そして行動観察へとマーケティングは顧客である人をより身近に知るべきであるという観点の元に語られている。大学における学生への関わりもこの流れを踏襲しており、行動観察の手法は今後取り入れていく予定である。アカデミックな観点よりもビジネス的な観点で語られた本書であるため、研究倫理や個人情報の保護などの研究活動を行う上での必須事項については、別の本で学ぶ必要がある。非常に参考になった。

  • 冷静に行動を分析することで状況把握や次の行動に移すための方向性がわかることがよくわかった。特に、高齢者や中国人観光客のくだりは参考にしたいと思う。

  • ・モノではなく経験を求めている
    ・成長企業は業績不振を内因を探る(コントロール可能な範囲で何が起きているのか、改善できない模索する)
    ・自分の行動は自分の口で説明できない(5%しか言葉にできない)

    ・アンケートでは「社会正義バイアス」がかかっているので信用できない。
    ・行動観察に重要なのは「ファクト事実」「インサイト洞察」「リフレーム枠組みの再構築」「ナレッジ幅広い知見」

    ・場の情報、という考え方
    情報は現場に行かないとわからない。

    ナレッジのため方
    人間工学エスノグラフィー(フィールドワーク)、環境心理学、社会心理学、進化心理学

  • 上司から勧められた人間観察の基本の書。

    【仮説をもつために行動観察】
    ・受講生の授業を見学する。
    →そもそもどんな気持ちで望んでいるか?法人と個人、年齢や職位ごとの意欲は?
    →一番身近に振れている、講師に尋ねることも有効。
    →真実の瞬間を抑えておき、そこで観察する(受付、メール・電話対応、受講、ラウンジ・勉強会室利用、ガイダンスなど)

    【アンケートの社会正義を理解する】
    →本当のことは言わない。社会でよしとされている方向に流れることを把握する、またそのような質問はしない。
    →アンケートの4に価値は薄い。

    【「初頭効果」と「親近効果」】
    →第一印象で人は判断する、最後の印象をよく覚えている
    →Day1(いやオリエンか?)、Day6が肝心ということ

    【勇気をもってチャレンジする】
    →「成功←自分→失敗」ではなく、「自分→失敗→成功」。失敗を避けては、もっと正確に言えば、失敗する勇気を持たなければ成功はできない。
    →「PKを外すことができるのは、PKを外す勇気をもったものだけだ」

    キーワード:行動観察の瞬間に先回りする

  • 「行動観察」の基本と有益性はこの本を読めば大体わかる。方法についても若干触れてある。

    今後は、従来のマーケ手法とどうミックスしていくかを考えていきたい。

  • 行動観察を行うには、今までの自分の見方を一旦排除し、子供のような視点で臨む必要がある。
    また、観察の対象となる人を受容、共感する姿勢もまた重要。
    その際に知っておくべきこととして、マズローの欲求段階説、すなわち、生理的、安全、社会的、承認、自己実現の各欲求を知っておくと良いが、実はその上に、他人の自己実現をアシストしたいという他己実現欲求があることを知っておきたい。
    また、観察し得られたファクトですぐに着想に走りがちだが、解釈が浅いものになりがちなので、発見、フレームワーク作り、アイデア出し、ソリューションの順に行うべきである。
    フレームワーク作りにより、今までの見方が改まり、イノベーションを起こすことが可能となる。

  • 観察という行為に関心があり、衝動買いしたが、中身をパラパラとめくって、購入したことを後悔した。理論的な説明の部分は、どこかで聞いたような話を、自分なりに咀嚼することもなく、我田引水で羅列しているだけように感じた。行動観察の事例も、特に深い観察力や洞察力を感じるものではなかった。

全21件中 1 - 10件を表示

「行動観察」の基本のその他の作品

「行動観察」の基本 Kindle版 「行動観察」の基本 松波晴人

松波晴人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジェームス W....
クリス・アンダー...
佐々木 圭一
伊賀 泰代
エリック・リース
有効な右矢印 無効な右矢印

「行動観察」の基本を本棚に登録しているひと

ツイートする