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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784478020838
みんなの感想まとめ
科学的根拠に基づかない安全基準が、私たちの健康を脅かしているという警鐘を鳴らす一冊です。著者は、福島原発事故をはじめとする厚生労働省の危機管理の不備を厳しく批判し、過去の愚策がどのようにして新たな危機...
感想・レビュー・書評
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新型コロナどころかその前、東日本大震災後の原発事故後の厚生省の対応への怒り。
安易に、安全です、食べても大丈夫というのでなく、出荷停止にして保証するべきであったと主張。
そもそも、安全基準値は確かな根拠ではなく、厚生省にはやる気も能力もない。安全委員会はただのガス抜きで、専門家が関わりましたと幕を掛けて、官僚の綱引き論理で決まる。
まあそれはそうかもしれないが、ご本人も、100%安全はないと書いておられるところもあって、線引きを科学的にやれやという主旨なのかとも思ったが、一冊の薄い本の中で主張があっちこっちに行ってようわからんところはあった。
被曝に関わらず、世の中の基準値の殆どが、科学的知見ではなくえいやで決まってるところがあるというのは他の本でも読んだが、世の中進めるにはその基準値が必要なのは間違いない。
厚生官僚が大嫌いなことはよく伝わった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
木村 盛世 (著)
現役キャリア技官が告発!
科学的根拠なき対策で
発がんリスク増大!
政府が定める「安全」は本当なのか?
放射線被害、インフルエンザ、水俣病、薬害肝炎、エイズなど、厚労省が繰り返す愚策を許すな!
厚生労働省内で戦うキャリア技官の木村盛世氏が、福島原発事故による危機管理、厚生行政の不備を明らかにする。
問題は原発事故だけでなく、新型インフルエンザ、口蹄疫、BSEなどの問題と同様で、おそまつな危機管理体制がさらなる危機をつくりだしている。疫学の専門家の視点から、日本の安全を守るための方法を提言。
【カバーより】
「規制値を上回った食べものは、お店にならぶことのないよう、国や自治体が対応しています」
「万が一、規制値を上回った食べものを口にしてしまったからといって、健康への影響が出ることはありません」
厚労省が発行した冊子の一節です。実際、この冊子が発行されてから、基準値を上回る食品が次々に検出され、書いてあること自体信憑性がないのですが、一番引っかかるのは、食べてしまっても問題ないというところです。
このように「問題ない」と言い切るには、それだけの科学的根拠がなければなりません。しかし、放射線が体に及ぼす影響に関してはわからないことが数多く存在するのです。
この「事実」を国民に伝えるのが厚労省の役割であって、なんの根拠もない安全神話を振り回すことではないのです。
【本書の内容】
第1章 放射線の健康被害――わかっていること、いないこと
第2章 誰のために安全基準があるのか
第3章 放射線規制値は絶対ではない
第4章 放射線だけではない! 国の危機管理の甘さ
第5章 「絶対安全」という宗教からの脱却に向けて
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