- ダイヤモンド社 (2012年7月26日発売)
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感想 : 109件
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784478021552
みんなの感想まとめ
リーダーシップの本質を探求する本書は、過去の失敗から学び、現代の組織におけるリーダーの役割を再考させる内容です。日本軍の敗戦を例に、組織文化や体制がどのようにリーダーの判断力に影響を与えたのかを分析し...
感想・レビュー・書評
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2025年10月24日読了。日本軍の敗戦・失敗の要因を組織の体制・文化に求めた前作『失敗の本質』の続編。米軍と日本軍の統制を比較したり、日本軍の中の「よい軍人」と「悪い軍人」を対比させて論じているのは面白い、前作に対して「日本軍は全面的にダメダメでよい軍人はいなかったのか?」という意見があったのではと想像する。リーダーに求められる「現場感覚」「戦略眼」「判断力・決断力」のうち、最後のものの欠乏により失敗するリーダーがいかに多いことか…。組織文化やリファレンスは本来リーダーの決断を補完しメンバーを説得するために使うべきなのだろう、決断しないこと・何もしないことを正当化するために組織文化を盾にするようではダメだが、今の世の中でも政治でも企業組織でもありがちな話のように感じる。最後はリーダーの胆力・度胸が必要になるのであり、文学や哲学を通して想像力や思考力を磨くことも大事、米欧はそれを体系的に実施しているのがやはりすごいところなのだと思う。「日本のよい軍人」をやけに称賛するような文章が鼻につくので★は4つ。
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現代にも通ずるリーダーシップのあり方だろうと思う。
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全社会議で野中先生の記事が話題となったのをきっかけに読了。時代が移れど色褪せることのないリーダシップの在り方のエッセンスを、ここまで痛快に凝縮言語化していられる方は稀有。
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現実の動きのなかでのリーダーの要件
大局観①⑥ 現場感覚②③ 判断力④⑥
①「善い」目的をつくる能力
②場をタイムリーにつくる能力
③ありのままの現実を直視する能力
④直観の本質を概念化する能力
⑤概念を実現する政治力
⑥実践知を組織化する能力 -
2024/07/05読破
一言 リーダーとしての戦績
感想 戦争時代のリーダー達の良かった点、悪かった点を根拠を基に記載してあり、とても面白かったです。
下記は印象に残った点
「暗黙知」思っていること
「形式知」思っていることを言葉にすること
「実践知」言葉を形にしていくこと
フロネシス=実践知
リーダーに求める能力
①「大局観」②「現場感覚」③「判断力」 -
日本史勉強しなおしたいなと思わされた一冊。あんまり失敗の本質とは関係ないが。
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情報が正確に出てくるうちにこう言った振り返りはするべき。
それを怠ってきたのは国家としての怠慢。 -
時代の流れのなかにいるときは見えてこないことがある。
見えていても、カタチを伴ったものとして全体を捉えることができないので、時代の片隅にいた自分が見ていたものだけで、無意識にその時代を記憶に留めている。
自己の記憶はそういったもので、その記憶が己が生きる世のなかを造っていく。だから、人それぞれに見えている世のなかは違う。
でも、時代というのは、今を通り越すことによってその時間経過とともにカタチを現してくる。そしてそのなかで時を過ごした自分の記憶が、そのカタチのなかに位置付けられると、自分の記憶もまた朧気にカタチを伴ってくるし、違った存在になる。
もうすぐ8月が来る。また今年も日本の大きく道を誤った原点を見つめてみよう。 -
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戦場という生死がかかる究極の状況の中でのリーダーシップ。日本を覆う「空気」というものに支配されないこと、それがリーダーとして必要なことなのだろう。
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名作『失敗の本質』スピンオフ。
他のレビューにもある通りリーダーシップという共通テーマのもとに各人の論稿をまとめたもので、学際的共同作業が行われた『失敗の本質』には深み、厚みとも及ばないのが正直なところ。
個別具体的な事象から普遍化一般化を導き現代の組織にフィードバックする意図ならば、いきなりリーダーシップ不在を嘆くのではなく、「なぜ不合理な失敗を繰り返したのか」をまず組織自身の中に求めるべきでしょう。
実は第11章「戦艦大和特攻作戦で再現する合理的に失敗する組織」にその視点が見られますが、上述の通り論稿集であるため他の章に同じ視座が共有されていないのが残念。
同章の取引コストを使っての分析は有用なアプローチと思いつつ個人的には同意できませんが、山本七平「空気」悪者論への反論については同意なのであります。 -
■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1000963532
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リーダーにはフロネシスと実践知が必要であり、「想定外の現象への対応=新感覚への想像的適応」の必要性を謳ってるところにとても共感した!あとは、大きな組織が円滑に進むためにはプライドを捨てた建設的なコミュニケーションが常に求められると思った
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戦争の大局観や是非を語るのではなく、其々の戦いの戦術戦略をリーダーの資質から解説したもの。負け戦には理由があることがよく理解できる。失敗だけでなく成功例も挙げている。現代の政治や企業の組織と照らし合わせると面白い。
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戦後の反省と共に共感はするが、現代に置き換えた話も改訂できそう
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リーダーシップの本質は、フロネシス(賢慮)ないし実践知と定義している。
"フロネシスの中身を一言で言えば、個別具体の物事や背後にある複雑な関係性を見極めながら、社会の共通善の実現のために、適切な判断を素早く下しつつ、自らも的確な行動を取れる「実践知」のことを言う。そうした知を備えたリーダーがフロネスティック・リーダー"
フロネスティック・リーダーの能力
①善い目的を作る能力
②場をタイムリーにつくる能力
③ありのまま現実を直観する能力
④直観の本質を概念化する能力
⑤概念を実現する政治力
⑥実践知を組織化する能力
典型はチャーチル、目的が共有できなければミッドウェイのように陥る
本書は、それを備えるリーダーについての書。
現場とコンセプトをたえず行き来するフィードバック・ループを機能させるには、現場を身体的に理解しているリーダーの存在は不可欠。
それにはサイロの破壊と、タスクフォースの創設を通じた機動的な知の総動員がカギ。
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野中郁次郎
リーダーの条件
フロシネスに求められるのも 現場感覚 大局観 判断力
タスクフォース
パラパラでなく重要な課題を集中させる
サイロの反対 -
「失敗の本質」の続編となる本書は、前作よりも読みやすい内容で、色々と頷きながら読み終えました。
イスラエルは、組織の戦略的失敗から学習を繰り返したそうです。
過去の成功事例にとらわれたり、他所の成功事例を真似るだけでは能がないと思っています。
やはり失敗から学ばないと。
恐怖心の存在を認めた上で、それをコントロールして任務を遂行するアメリカ兵。一方、恐怖心自体の存在を認めず、否認や抑圧によって受動的に対処した日本兵。
このあたりは山本七平氏の「日本はなぜ敗れるのか-敗因21ヵ条」とも共通する分析かと思います。
実践から学んで行動を修正することが出来なかった日本軍の姿も浮き彫りになっており、組織論として学ぶべき点が多い一冊でした。
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