脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!

  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 818
レビュー : 59
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478021835

作品紹介・あらすじ

大学受験も、資格試験も、仕事の勉強も、勉強法を変えることから道は開ける。米三大紙『ニューヨーク・タイムズ』の人気サイエンスレポーターが、第一線の科学者らへの取材をもとに、もっとも効率のいい最新の記憶法・勉強法を徹底解明。この一冊で、あなたの勉強習慣が一変する!

感想・レビュー・書評

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  • 今までの勉強法を覆す本…かも?

    ただ意外と人はその勉強法を無意識に実践している気がした。
    場所を変えたり、いくつもの事を同時に勉強したり…。
    人間の本能は間違っていないのだと感じた。

    またこの勉強法にあたり、いくつかの研究、実験について詳しく書かれており、中には助長的で不要というレビューもよく見るが、個人的にはわかりやすく面白かった。
    意外に単純な研究こそが発見なんだと思った。
    なかなか世の中でどんな研究がなされてきたか…なんて知る機会ないじゃないか。
    そういった視点からも多くの発見があった。

    作者の目線も低くしているのか、大した脳味噌のない自分でも十分理解できた。

  • サイエンスライターが様々な調査や研究をもとに、脳の視点から見た覚えやすい学習法を提唱。受験脳の作り方とベクトルは近い。(実際に受験脳の作り方の筆者がこの本を推薦している。)
    この本も奇をてらったようなことはほとんど書かれておらず記憶しやすい学習法や脳の使い方を書いている。

    以下要点。(受験脳とかぶっているところははぶいているかも。)
     記憶を強化するために覚える方法、時間、場所などは比較的変えたほうが強い刺激になる
     いつも同じパターンでの練習はできたつもりになるため、いろいろな変化をつけるとよい。(これを本書では流暢性の幻想と呼んでいる)
     テストをうけるのは力を試すのではなく、どこがでるかを事前に把握し、勉強の際の注意力を強化するため
     一度やりかけてほおっておいても脳は頭の中で情報を整理するため、ひらめきが生まれる
     様々な問題やパターンを変えることで応用力がつく

    一般的な受験テクニックとして使われているものも多いが、なぜ有効なのかという理論的なバックボーンがわかると強いだろう。

    難点として一つ一つの事項を説明するのにエピソードが長く、翻訳ものということもあってか、文章自体もややわかりにくいため、読むのが結構つかれるかも。

  • たくさんのエビデンスや具体例がある脳科学本。要点だけ拾って30分かからず読めてしまうような勉強法ハウツーがあふれている中ではややアカデミックか。の割には要点はあまりはっきりしていないので、結論だけ教えて!で読むと意外と時間がかかる。
    「事前テストを行うことで学習内容に意識がいく」「アクシデントを起こすことでその対策を学習できる」「どんな条件下でも力を出せるようにするのが勉強」など、学習の姿勢の根幹について再考するポイントもいくつかあるので、複数学習本を読んだ人が読むと、自分の学習スタイル構築に厚みが出せるかもしれない。

  • 『受験脳の作り方』の著者、池谷裕二氏が推薦していたので読んだが長い。巻末に索引があり、読みたい部分を選んで読めるよう工夫はされていた。
    参考になったのは、第3~5章と付録。特に3章を読んで「勉強の場所を変えたほうが思い出しやすくなる」と分かった。
    池谷氏の本を読んでから、こちらを読むと理解が深まるのでは。他に学習法の本でお薦めを挙げると以下の2冊である。

    ①伊沢拓司『勉強大全 ひとりひとりにフィットする1からの勉強法』

    ②pha『人生にゆとりを生み出す知の整理術』

  • 勉強の仕方でその効果が変わることがわかったら、だれもがその方法を知り、そして実践したいと思うだろう。

    この本で行っているのは効果が高い勉強法は復習をすること。そして自分自身の理解を確認するテストをする事。
    また復習や自己テストを実施する感覚によっても効果が違う事などを各種の実験の結果をもとに紹介している。

    本書は主に4つのパートからできており。
    ・脳細胞がどのように形成され、新しい情報をどう保存すかの説明
    ・情報を保持する力を高めるテクニックの紹介
    ・問題解決力の向上にいかせるテクニック
    ・テクニックの効果を高めるために無意識を活用する方法

    特に2つ目の情報を保持するテクニックの紹介は今後自分や子供の学習に取り入れたいと思った。

    分散学習:一気に集中して勉強するのと、勉強時間を分散するのとでは、覚える量は同じでも脳にとどまる時間はずっと長くなる。

    試験までの期間によって最適な学習間隔は違うが、学習した翌日と1週間後に復習すると脳の情報保持の効果が高い事が理解できた。
    そして切羽詰まった時の一夜漬けは、翌日の試験当日の記憶という点では分散学習と効果は同じだが、その記憶は長くとどまらないので長い目で見ると効果的な方法とは言えないことが理解できた。

    流暢性:情報が最適に素早く処理し出力する能力の事。
    その時言えた公式などは翌日以降も思い出せると信じてしまうが、人は忘れるという事実を忘れてしまい、これ以上勉強する必要はないと思い込む。

    記憶は、受動的に繰り返されたことよりも、受動的に繰り返したことの方が強く脳に刻まれる。
    例えば、何かを暗記しようとしてほぼ覚えたとき、時間をおいてから記憶をたどって思い出す方が、もう一度本を開くよりも効果が高い。

    覚える時間と練習する時間(暗唱する時間)の理想的な比率は1:3

    テストという形で勉強したことをすぐに思い返すことは、学んだことを記憶にとどめ易くするために効果的。

    問題解決の4つのプロセス
    1.準備:論理的思考または創造性が必要となる問題に奮闘している時間
    2.孵化(インキュベーション):問題を一時的にわきに置いたときにはじまる。無意識な知的活動。問題そのものを一度構成する要素まで分解し再度組み立てるなど。
    3.ひらめき:アハ体験を得る瞬間。解決策が突如現れる。
    4.検証:ひらめいた問題が本当に問題解決に繋がるかを確かめる。

    学習効果を高めるQ&A(興味があったものを抜粋)P336
    ・勉強のルールを設ける必要はあるのか?(勉強する場所を決めるなど)
     決める必要はない
    ・勉強や練習に適量は存在するのか
     どれくらい勉強するかよりも、どのように勉強時間を配分するかの方が重要
    ・詰め込みはいけないのか
     必ずしもそうとは限らないが、詰め込みで覚えたことはあとから思い出すことが難しいという事を理解する必要がある。
    ・自分で自分にテストをすることは役に立つのか?
     非常に役に立つ。自分の理解を試す自己テストは最も効果の高い学習テクニックの1つ
    ・授業で取ったノートの復習はどれくらい役に立つのか
     復習の仕方によって変わる。ただノートを見返す受動的な方法ではなく、自己テストを実施するなど能動的な方法を実施する。

  • 興味深かった。昔とは考え方が変わっていて、勉強場所は変えた方がいいとか分割学習等。新しい知識のインプットがあり、人に話したくなった

  • タイトル購入したが、中身として目新しい情報は個人的には特になかった
    ただ記憶術なり、勉強手法的なハウツー系の本でのエッセンスと言うか、自分にあった学習法が書かれている気がした
    ・イメージで学習する方が記憶の定着率は高く、エビングハウスの忘却曲線に一致しない
    ・テストは効果的であること
    ・学習環境は一定でない方が良い
    など、自分にとっては合っている手法が書かれてあった
    読みながら、自分なりの学習方法が思いついたので、そう言う意味ではいろんな本を乱読するのは悪くないと、この本のレビューとは関係なく認識した

  • 大学受験も、資格試験も、仕事の勉強も、勉強法を変えることから道は開ける。米三大紙『ニューヨーク・タイムズ』の人気サイエンスレポーターが、第一線の科学者らへの取材をもとに、もっとも効率のいい最新の記憶法・勉強法を徹底解明。この一冊で、あなたの勉強習慣が一変する!

  • 自己啓発

  • 忘却には情報をふるいにかけるフィルター機能がある。
    環境に変化をつける。つまりいつもの場所、静かな環境で勉強するのは非効率。
    分散学習。一度に勉強するより、分けた方が効果的。
    知識を確認するテストは学びを高めるツールであり、学力を測る手段でしかないと思ってはいけない。
    事前テスト。学習前のテストは効果的な学習方法である。
    睡眠は学習に役立つ。
    思い出そうとすることは復習として効果的である。
    インターリーブ。つまり複数のことを混ぜることは学習方法として良い。

    自分の学習に取り入れる。
    分散学習。時間や場所を変えることもよい。

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