読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 1712
感想 : 150
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478022016

作品紹介・あらすじ

ノートを使って本の内容を確実に財産にする読書術。

感想・レビュー・書評

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  • 読書の価値を最大化するためのノウハウについて書かれている。たしかに本は読んだだけでは1週間後には忘れていることがほとんどである。「ノートに書く」ということをやって行きたいと思う。

  • ほんタメでヨビノリたくみがお勧めしていた本。

    タイトルの通り、読んだ本の内容を自分の血肉とするために、読書から学んだ内容や自分の意見をノートにまとめるべき理由やその方法を説明した本。

    こういった何かの方法を説明する本は前置きが長くなりがち。この本で説明することを実践することで、どんなメリットがあるか等を説明するが、何かしらの目的や意思を持って自ら本を手に取った人にそんなメリットを説明する必要はない。この本も例に漏れず前置きが長く、前半は飛ばしまくった。

    読書ノート、探書リストを作るなどが書かれていたが、ブクログでの記録で十分だと感じた。

    筆者は昔、映画の半券をノートに貼っていたと言う記述があり、そもそも筆者のコレクション魂のようなものが読書ノートを作成するモチベーションなのではないかと感じた。

    ただ、①本を読む際には内容を人に教える事を前提にして読むこと、②読んだ内容にただ同意するだけでなく自分の意見・考えを意識しながら読む事については今後忘れないよう読書を続けていきたい。

  • 『情報は1冊のノートにまとめなさい』(ダイヤモンド社)の著者が、読書ノートの作り方と活用法について語った本です。

    ブクログを始めてしばらくの間は、読書ノートを使う必要はもはやなくなったと考えていたのですが、好き勝手な思い付きを自由に書くには、やはり手書きのノートの方が便利なことに気づきました。もちろんブクログにも非公開の読書メモの欄があるのですが、あまり読み返す機会がなくなってしまうのが問題だと感じます。

    その一方で、前著の『情報は1冊のノートにまとめなさい』にも言えることなのですが、手書きノートは検索能力に劣るのが問題でしょう。本書でも検索のためのシステムを紹介しているのですが、やはり面倒に思えてしまいます。

    デジタルのツールにも手書きのノートにも、それぞれ長所と短所があるので、最適な方法を求めてまだ模索が続きそうです。

  • 3章に欲しい情報が詰まっていた印象。

    自分の心が動いたところの文章抜き書き→
    (言われてみればそうだ、という箇所)
    自分の考えへの跳躍を生むことが、読書ノート。

    あと、悩んでることがあった、同じテーマの本を3冊読む
    →各3冊の本の要点まとめてコメント
    or
    →悩み事の論点決めて、それに対する各本のメッセージ書く、自分のコメント入れる

    →結論を見出して仮設にして自分ツッコミを繰り返して確固たる結論を見出す。

    今は本をじっくり読む時間ないから、個人的にはブクログのメモを読書ノートとして活用しようかな。

  • 読書好きなら、読みながらワクワクすること間違いなし!の一冊だと思います。
    読み進めながら、読書や読書ノートにまつわるテクニックを早く試したくてウズウズし通しでした。
    本好きにとって、「読書記録」や「読書ノート」の類は、取り組む・取り組まないの選択から始まり、取り組む場合には、自分が続けやすいスタイルを確立するまで、なかなかの試行錯誤があるはずです。
    この本には、読書をより楽しみ、さらに、読書で得た経験を存分に生かすためのアイデアが詰まっています!
    都度都度、読み返し、より楽しく深い読書体験をしていきたいと思います。

  • この本は2008年に書かれたものです。2013年に完全版としてリニューアルされましたが、活用例の追加、文章が読みやすく書き直された程度とのことで、大きく内容は変わりません。
    2008年、スマホが出始めた頃でしょうか。
    片手にスマホ、常にネットに繋がっているこの2020年現在、Evernote、notionなど素晴らしいサービスで溢れています。
    暗記を目的にするなら、手で鉛筆を持って紙に書く方が五感を使うので多少記憶に残るかもしれませんが、活用することを目的とするなら、ノートアプリの方が検索が楽なので良いのではないかと思います。

    メインであるノートにまとめる事についてはとても参考になりました。
    本を読んでいると、何かしら思う文章が出てくるのですが、読み終わってしばらく経つとすこーんと忘れている事があります。また、記憶に残っていたとしても、へぇ、と思っただけで言語化されておらず活用しにくいです。
    本書で紹介されている「ねぎま式」という方法は、本文を書き、隣に自分の感想を書くので、忘れたとしてもノート一つで言語化した自分の考えを振り返ることができます。

    知識を自分のものにするために本を読まれているのなら、試してみても良いかもしれません。

  • 再読。読書ノートを作るときの参考にしている。
    特に「ねぎま式読書ノート」の書き方は本当に画期的だと思う。

    印南敦史さんの『遅読家のための読書術』で書かれている1ライン・サンプリングや1ライン・エッセンスに近い発想だと感じた。頭に記憶しながら読もうとするより、書き抜いて保存しておこう、書き抜くところを探しながら読めば目的を持った読書にも繋がる。

    改めて、読書ノートを作成するモチベーションを上げることができた。

  • 奥野宣之さんは、同志社大学文学部でジャーナリズムを学んだ後、出版社・新聞社の記者を経て著作デビュー。
    『1冊のノートにまとめなさい』シリーズ三部作が50万部を超えるベストセラーとなったそうです。
    メディア出演等で反響を集めているそうです。

    その姿を見たいと思いました。
    というのは、彼の本との関わり方、記録してそれを再読するなど、いろいろ共感することは多いのです。
    しかし何かそれは彼のメインじゃないような。
    「彼の本当にやりたいこと、目指している事」がわかって初めて、彼のライフスタイルに関心がもてるので。

    今の段階では「ここまでやるかなあ」「物を増やしたくないし」「ソーシャルライブラリで私は十分」といった感想しかないです。

  • とても参考になりました。これを読んでから自分もノートにまとめるようになりました。

  • 読んでいる本の記録だけではなく、その本から学ぶことはもちろん日日の生活の中で出会う気になることやキーワードから、知りたいこと読みたい本をさらに広げていく。
    今の私の生活のなかで楽しめそうなこと、読書体験から得たいものへのスタンスなども共感することが多く、これから取り入れていきたいと思えた読書法でした。

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著者プロフィール

奥野宣之(おくの・のぶゆき)
1981(昭和56)年、大阪府生まれ。
同志社大学でジャーナリズムを専攻後、出版社、新聞社勤務を経て作家・ライターとして活動。
読書や情報整理などを主なテーマとして、執筆、講演活動などを行っている。
『情報は1 冊のノートにまとめなさい[ 完全版]』『読書は1 冊のノートにまとめなさい[ 完全版]』(以上、ダイヤモンド社)、
『学問のすすめ』『論語と算盤(上)自己修養篇』『論語と算盤(下)人生活学篇』(以上、
致知出版社「いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ」現代語訳)など著書多数。

「2022年 『心をつかむ文章術 無敵の法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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