社長! 「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ!

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.74
  • (12)
  • (11)
  • (17)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 206
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478022368

作品紹介・あらすじ

「お金」「会計」「税金」が面白いほどよくわかる。経営者、幹部社員が知っておくべき「お金の流れ・数字のしくみ」を徹底解説。会社が劇的に変わる「65の知恵」。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 経理入門編といった感じ

  • 中小企業の経営者目線で会社にまつわる「お金のカラクリ」に関する本です。書籍としてのボリュームはそれほどありませんが、基本的なP/L、B/S、キャッシュフローの読み方だけでなく、銀行担当者や税務署がどこに着目するのかの解説もあったりして非常に幅広い内容です。
    著者が税理士ということで税金対策にも多くのページが割かれているということも、他の「経理本」とは一線を画す点です。

    自分の覚え書きも兼ねて、本の最後に紹介されていた「経営者が押さえておくべき10の数字」をあげておきます。
    ①現在のお金
    ②お金がいくら増えたか
    ③営業キャッシュフロー
    ④毎月の経費
    ⑤売上高(累計)
    ⑥経常利益
    ⑦ROA
    ⑧自己資本比率
    ⑨税金
    ⑩使えるお金(現在のお金-税金)

  • う~ん。ここに決算頼みたいかもしれませんが、この本は、今はいらないかな。

  • 経理の知りたい基礎のことがわかりやい。こんな本を読みたかった。もっと勉強しよう。

  • 社長に限らず、「経理」というものがざっくりどういうものなのか、かなり分かりやすいよ。何となく苦手なB/SやP/Lだけど、この概念が分かると、何となく理解できるような気がする。

  • 社長でもないし、経理マンでもないけれど、数字が大の苦手なので読んでみました。経理の知識のない社長が、必要最低限わかっていなければならない事柄が書いてあるのであれば、自分もそれさえ押さえておけばという思いがありました。内容は極めて基本的なことばかりでしたが、基本の部分を簡潔に把握するってことが、実はとても大切なことなんだと、なんとなくわかった気がします。それにしても、経営者っていろんなことを考えないといけないのでタイヘンですねぇ。頭も体もひとつじゃ足りない。1日が24時間っていうのも、ぜんぜん足りてないんじゃないでしょうか?


    べそかきアルルカンの詩的日常
    http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
    べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
    http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

  • 経理知識を経営者目線で解説した一冊。内容は結構分かりやすく、簿記で勉強する財務諸表の作り方よりもより実践的な経営管理に関することが書かれています。

    B/SとP/Lのこと、財務分析のこと、税金のことと65のポイント形式でわかりやすく書かれているので、読みやすく理解しやすかったです。
    あと端的に会社の数字を捉えることのできる表も巻頭に付いているので実践的な部分もあると感じました。

    特に著者が税理士の方なので後半の税金に関しての部分は節税のテクニックから陥りやすいダメなポイントまで分かりやすく書かれていました。

    実際、簿記を学習するなかで体系的に覚えてしまっている知識のなぜという部分が本書で少し解決しました。
    実務になると経営管理の部分から数値から経営を考え、提案していくことが経理担当としての職務になると考えていたので、本書を読んでその入り口の部分となる基本的な知識が身に付いたのは凄く参考になりました。

  • 基本的なB/S,P/Lの見方、読み方から、経理の効率化、節税対策まで。

    図と短い文章の連続で簡潔にまとめられている。
    ビジネス系じゃない雑誌のコラムみたいな雰囲気。

    中小企業の経営者に特化した内容。

    中小企業で働くサラリーマンは読んでもいいかも。

  • ●よいBSとはP70
    できるだけ資産を上に持っていく
    リターンが見込めるなら、固定資産を持っても良い
    できるだけ固定負債の割合を増やす
    支払手形は極力使わない

    ●経営効率を高めるにはP83
    その資産は利益を生んでいるのか
    利益率か回転率か

    ●会計データの活用法P133
    経費の詳細を分析する
    資金繰りに使う
    決算の数値を予測し、適切な節税策を行う
    固定費削減、投資などといった経営上の意思決定に活用する

    ●資金繰りを良くする3つの秘訣P166
    期間を決める
    支払いよりも入金を先に
    回収を確実に

    ●いざというときに何を削るかP168
    役員報酬
    経費
    税金、社会保険料
    借入金
    仕入れ、従業員の給料

    ●稼いだ金を上手に使うP170
    大きな金額
    毎月払っているもの
    累計で考える

    ●借入か出資かどっちがオトク?P188
    支払利息は経費になるが、配当金は経費にならない
    出資者の発言力

    ●BSと税金の関係P204
    30万円以内の資産なら経費計上可
    資産の中には税金がかかるものがある(有形固定資産など)
    資本金の額で税金が変わる

    ●節税策
    出張手当は経費計上可
    社宅は経費計上可

    ●その他
    ROA10%を目指す P85
    勘定科目の賢い分け方P102
    一人当たりの粗利益1000万円を目指すP155
    月次決算は、できるだけ5営業日以内
    在庫を減らせば税金も減るP142
    売掛金、商品、借入金をスリムにP148
    手持ちの現金は、売上二ヶ月分P168
    人件費は粗利益の50% P178
    即答できるようにしたい10の数字P245

  • 会計と税金の関係がうまく説明されてる。

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

井ノ上 陽一(いのうえ・よういち)
1972年大阪府生まれ。宮崎県育ち。
「経理業務の効率化」「会計とITの融合」を得意とする税理士。大学卒業後、総務省統計局に勤務し、数字の分析手法とITスキルを学ぶ。しかし、「独立して、数字とITで社会貢献したい」という思いから、税理士受験に挑戦。見事合格し、税理士資格を取得。2007年に独立を果たす。
「経理は難しくない! ひとり社長でもできる!」をモットーに、ITを駆使した効率の良い経理を経営者に伝えている。目標は、手書き伝票を使う、手間をかけすぎるといった「経理の古い慣習」を変えること。
業務効率化を得意とし、あるクライアントでは、Excelによる業務管理システムの導入とペーパーレス化の推進により、年間240時間分の業務を削減した。
税理士業務に加えて、セミナー・執筆などを通じて、「数字」「お金」「時間」「IT」に関する悩みを解決し、新しいワークスタイルを提案している。

「2023年 『【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

井ノ上陽一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×