ハーバード数学科のデータサイエンティストが明かす ビッグデータの残酷な現実―――ネットの密かな行動から、私たちの何がわかってしまったのか?
- ダイヤモンド社 (2016年8月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478022993
感想・レビュー・書評
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メモにあるような分析結果はおもしろいが、内容と直接関係なさそうなだらだらした文章が目につく。
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イエットアナザービッグデータ本。マッチングサイト(OKキューピッド)の創設者とかで自前のデータもってるのがでかい。中身もそこそこおもしろい。アジア系男性は人気がない。ちょっと古い、と思ったら日本語版も2016年出版だった。
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何となくそうなのかなぁと言うことが、データをもとに書かれてあったので、読みやすかった。
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■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001089087
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マッチングアプリを運営してる人が書いたビッグデータの本。
あまり新規性のある内容はなく、心理学の本にありそうな内容が連ねてあっただけであまり面白くはない。
人知れず黒人だと評価を落としてしまう人が多い、など。 -
OKキューピッドというデーティングサイトのデータから分かる人々の行動を描いた本だが、タイトルほど大したことは書いていない。
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出会いサイトを運営する著者が、保有する膨大なデータを解析し、わかったことをまとめた本。面白い項目もあったが、米国で出版されているため、使用するデータが英語であること、同性愛や人種、学生の興味など、我々にあまり興味のないことに多くのページが割かれており、面白みに欠けた。
「ウェブサイトはユーザーのあらゆるネット経験を吸収する。すべてのクリックや、入力した文字、サイトを閲覧していた時間をデータとして収集する」p14
「女性は自分とほぼ同じ年代の男性を求める」p36
「男性から見て女性が最も魅力的なのは20代前半。その一言に尽きる」p38
「誰かに嫌われることは、ほかの人からいっそう愛されることでもある」p49 -
マッチングサイトを運営している経験から書かれた本。パートナーを捜す、という行為は、人間というか動物の本能に限りなく近いだけに「言ってることとやってることが違う」ということが突きつけられていて興味深い。50歳女性に魅力を感じる男性の数を示す途切れ途切れの瀕死のミミズのようなグラフにオオウケし、ストレートと同性愛者で傾向値はさして変わらないといった結果に意外性を感じたり、頻出ワードで人種がわかるとか、「グレーのぼやけたかたまり」をみていくことによってわかってくることが、おもしろおかしくではなく、でもウィットに富んで、という絶妙のバランスで書かれていて面白かった。
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ちょっと期待外れかな
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アメリカの大手出会いサイトの創業者が、データを元に様々な分析を行ったもの。学術的というよりは読みものなので、まとまりには欠ける。ビッグデータでこういうことができるのか、という感じ。
超センシティブデータなので、それを使った分析は経営者ならではであって、同じデータを第三者に開示することは難しかろう。もしかすると、ここで示された結果は最終的には検証不可能なのかもしれない。
・MITピーター・グロアーが開発した「コンドル」は、参加者のネットワークと感情の満ち干を可視化するソフトウェア。ネットワークの中心が肯定的な言葉を選んでいる間は、運動は活気にあふれている。しかし、hate lame never など否定的な言葉が増えてくると勢いを失う。
・女性は自らの加齢とともに恋愛対象年齢が変化。20代は歳上好みだが、だんだん同年代を好むようになり、50代近くになるとわずかに歳下を好む。一方男性は自分がいくつになっても20歳の女性を好む。
・アメリカの特にエスタブリッシュ層の間で人種の話題はタブーだが、データからは明らかに人種による好みが現れる。印象的なことには白人だけでなく、黒人、ラテン系、アジア人も、自分と同じ人種の次に白人を魅力的と判断する点。社会学者オバソギーの研究によれば、生まれつき目の見えないひとも、人種によって相手を評価する傾向があるそうだ。文化的刷り込みなのだろう。
・カップルの人間関係をソーシャルグラフ化することで、関係の堅牢さを見ることができる。共通の知人が多くいるパターンより、実はその二人がハブとなって互いに関係の薄い二つのグループを繋いでいるパターンの方が長続きする。