反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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制作 : 望月 衛  千葉 敏生 
  • ダイヤモンド社 (2017年6月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478023211

反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方の感想・レビュー・書評

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  • ナシーム・ニコラス・タレブの著書を一冊は読んでおきたいと思っていたら,たまたま本書が出版間際で自身の興味がある不確実性がテーマだったことから予約注文.そこから読書自体への意欲が失せて半年以上積読してしまったが,ようやく手を付けることができた.本レビューは上巻読了時に書いているが,ここ数年間くらいでもトップを争いそうな本だと思っている.不確実性はリスクととらえられることが多く一般にその最小化が目的とされるが,現実はそうなっていないことは明らか.どう言語化するか困ったな…と思っていたら本書がやってくれた.もちろん本書の全てが正しいというつもりはない(例えば著者は糖質制限をしているようだが私は否定的…たまたま著者には合っていることまでは否定しないが)が,本書で述べられた考え方は間違いなく多くの方にとって有用だろう.次に読むのはもちろん後編だが,その次くらいにはなぜか未読だったセネカの著書も読んでみようと思う.

  • 反脆弱性=失うものよりも得るもののほうが多い=ダウンサイドよりもアップサイドのほうが多い=(よい意味での)非対称性=変動性を好む。289p

    オプション=非対称性+理性 300p

    【7プラスマイナス2回、失敗する】p389
    鉄則をまとめる
    ①オプション性を探すこと。もっといえば、オプション性に従って物事をランクづけすること。
    ②できればペイオフに上限があるものではなく、ないものを探すこと。
    ③ビジネス・プランではなく人間に投資すること。つまり、キャリアを通じて6〜7回(またはそれ以上)方向転換できる人を探すこと(ベンチャー・キャピタリストのマーク・アンドリーセンの手法のひとつ)。人間に投資すれば、ビジネス・プランのような後付けのつじつま合わせにだまされずにすむ。それに、そのほうが単純に頑健だ。
    ④バーベル戦略を取ること(その意味は各自のビジネスによる)。

  • 不確実性のある世界における思考の軸を示唆してくれる。個人的にはオプションの応用が腑に落ちた。

  • レビュー省略

  • バーベル戦略

    反脆さとは試行回数を増やし続けること

  • やはり複雑系や一神教の人たちは結局のところ、確実性を最も求めているからこそ「不確実性」と自分に呪文のように唱えなきゃいけないような人たちな気がして、本当の意味で不確実性を受け入れられている人たちではないきがするのよね。

  • ・失敗への過剰反応がイノベーションをおこす。
    ・複雑系の世界では原因を突き止めるのは不可能。物事の原因をかき立て続ける新聞をあてにしないほうがいい。
    ・部分的な失敗は反脆さをつかむ
    ・真実を叫ぶのに名誉はない
    ・新聞は紙面を埋めるためにノイズをいれる
    ・もろさ、反脆さが選択の鍵。オプション制(リスクとリターンの非対称性)を考える
    ・予測は出来ないが、脆さの相対比較はできる
    ・絶対にないところから探し、残存部位の確率をどんどんあげていく
    ・オプション性のある人は、自分の目的にあう話だけを報告する


    鉄則
    オプション性を探す
    ビジネスプランではなく、人に投資する
    バーベル戦略をとること
    (中庸だけではなく、第2の選択肢を常にもつこと)

  • ひょっとすると、バイブルになるかもしれない書。世の中論理的に判っていることは少なくて、ほとんどは実践的に体系つけられてきた。論理的なシステムは論理が破綻したら脆く(脆弱)、論理が破綻しても壊れないぐらい強いもの(頑強)を対義語と考える人が多いが、本当の対義語は論理が破綻したとき(ブラックスワンがが舞い降りた時)さらに飛躍する(反脆弱)システムを指す。ブラックマンデーで儲かった人たちこそ反脆弱である。ある予想に対して実際は非対称な分布を持つものを探し(ほとんどがそうだ!正規分布なんてそれほどない)確率は低いが 論理学者が思っているほどは低くない事象に賭ける(もちろん全額ではなく、一部)と将来安泰になるかもしれない みたいな主張である。
    いろいろなオプションを考え、バーベル戦略:オプションの両極端に両方投資するを行う。片方は上限なく儲かり、片方は損失の上限が限定される。

    ちょっと違った角度で言うと、論理的にみえるビジネスプランに投資するのではなく、人に投資しろ 

    医者の論理は、合理的なものだが、経験によるものを否定することもある。現代医学が新しい病気を産む(医源病)こともるのだ

    等が 上巻での結論かな?

    下巻に期待

  • Gamma Positiveが如何に素晴らしいかを手を変え品を変え延々説き続ける内容。
    さすが教祖様といった感じで主張のブレなさは凄い。

  • p71 ホルミシス
    p79 「人生がレモンだらけなら、それでレモネードを作りゃいい」
    p94 「嫉妬されないのは無能の証」

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