反脆弱性[下]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

制作 : 望月 衛  千葉 敏生 
  • ダイヤモンド社
4.13
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本棚登録 : 380
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478023228

感想・レビュー・書評

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  • 人は確率の大小ではなく脆さに基づいて決定を下している。言い換えれば、「正しい」「正しくない」ではなく、脆さに基づいて主に意思決定をしている。

    ひと言でいえば犠牲だ。この「犠牲」という単語は「神聖」と関係がある。つまり、俗世とは切り離された聖なる世界に属する行為なのだ。

  • 相変わらず書き口が難しいものの、上巻より面白い。世間の常識に一石を投じている。エスタブリッシュメントに読ませたい。

  • 教科書の"知識"には、ある次元が抜け落ちている。平均の概念と同じで、利得の隠れた非対称性が見落とされているのだ。世界の構造を研究したり、「正しい」か「正しくない」かを理解したりするのではなく、自分の行動のペイオフ(対価)に着目するという発想が、文化史の中からすっぽりと抜け落ちてしまっている。恐ろしいくらいに。いちばん大事なのは、ペイオフ(事象によって生じる利得や損失)であって、事象そのものではない。p42

  • 上巻より悪口が多いかな?ということで★4つ
    結論の抽出内容が、この本のすべて。ただし、意味を理解し味わうためには、本を最初から最後まで読まなければならない。
    「すべてのものは変動制によって得または損をする。脆さとは、変動制や不確実性によって損をするものである。」
    さて、2018年のバブルへの対象方法はどうするべきか?暴落の確率を計算するよりも、暴落した場合の保険をかけておくことが重要。自分事で保険がかけれるか?デブのトニーになって、暴落しても大儲けするOPTIONを検討しよう!

  • 「ブラック・スワン」のニコラス・タレブの最新刊。
    ブラックスワンとまではいかなくても、この世は非対称なリスク・リターンに満ちていて、頑健だと思えるものが脆弱であったりするという。
    世の中の隠れた仕組み、当事者の意識の有無にはかかわらない利益相反・歪んだ損得に対する事例が豊富で、世界に対する見方が一変しそうだ。
    本は長大で、決して易しい内容だけではないが読み易いのは、翻訳の腕もあるのだろう。
    複雑な本だけに、付録の用語集が読み終わった後の復習になる。

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