採用基準

著者 :
  • ダイヤモンド社
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レビュー : 751
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478023419

感想・レビュー・書評

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  • 久々のヒット。

    内容はリーダー論であり
    リーダーシップとは誰もが持つべきものである
    ということが書かれている。
    まだリーダーではない人にも、既にリーダーの人にも、どちらにもおすすめ。

    どんな場であれ「できる」と誰もが認める人っていうのは
    この本に書かれている行動を自然にしている人だと思います。

    とても納得でした。

  • 話題になっていた伊賀泰代氏の本。仕事が人事関連のため、手にとってみました。

    他の方も言われていましたが、採用基準、というよりはリーダーシップの本。タイトルと中身のギャップはあれど、思った以上にGOODな本でした。結構実践で活かせる、という印象を持ちました。もしかしたら、社会人成り立てでは十分に理解できなかったかもしれない内容。この先の伸びしろやキャリアアップにとまどう中堅社員こそ、読むべき本なのでは?

    特に共感できたのは、第5章の「マッキンゼー流リーダーシップの学び方」。基本動作の4つは、すぐにでも明日にでも活かせる考え方(スタンス)。この本を読んで以降、勇気をもらいました。自分の会社もどちらかというとドメな日本的な風土のある会社なので、その中に埋もれてしまわないよう、バリューを出していきたいと思いますた。

  • リーダーシップ論についての本。
    日本では一人のリーダー、複数のフォロワーと言うのが一般的なだけに、全員にリーダーシップが必要だと言うのは目から鱗だった。
    でも本書を読み終えた時にはとても納得。
    リーダーシップの必要性を深く感じ、出来ることから始めようと思いました。

  • グローバルリーダーシップ。

  • マッキンゼーや立教大学経営学部で大事にしているリーダーシップがよく分かる!

  • 採用基準というタイトルから、人材採用のノウハウ本かと思いきや、今の人材が必要とする能力を論じた書籍。

    世界的なコンサルティングファームであるマッキンゼーの採用マネージャー12年務めた著者による、個人だけでなく、国家における人の問題まで論じた1冊です。



    まず誤解されている内容として、マッキンゼーという会社が求める人材の基準があげられる。

    「問題の答えが出せる事」「分析力」「地頭の良さ」と言った能力よりも、「物事を考える意欲・体力」や「解決方法をくみ上げる能力」の方が大切である。

    日本式の勉強で求められる「正解を出す能力」や、コンサルティング的な「分析力」より、正解の無い問題を考える意欲・体力や、仮説として出した答えを具体的に進めていく能力がという事だ。



    マッキンゼーが求める人材の3要件としては

    1.リーダーシップがある

    2.地頭がいいこと

    3.英語ができること

    の3つだそうだ。

    日本には2の「地頭がいい」人材は多いが、1と3の能力が優れている人材は、絶望的に少ない。

    特にリーダーシップについては、管理職、一般職といった立場に関わらず必要な能力だという。

    リーダーとしての立場で無くても、過去のリーダー体験は、高い成果を出せるチームメンバーの一員として必要な能力である。



    著者はリーダーシップの学び方として以下をあげている。

    1.バリュー(価値)を出す

      常に、何らかの成果(付加価値)を生む事を意識して行動すること

    2.ポジションをとる

      どんな時でも、自分の意見、決断を持つこと

    3.自分の仕事のリーダーは自分

      自分の仕事に関しては自分がリーダーであり、関係者をどう使って成果を最大化するのか、それを考えるのが、あなたの仕事だ

    4.ホワイトボードの前に立つ

      議論のリーダーシップをとる事(同社では新入社員でもベテラン社員を相手に議論をマネージメントする事も多いそうだ)

    特に「できるようになる前にやる」という心構えが大切である。



    リーダーがするべき4つのタスクを以下にあげる。

    1.目標を掲げる(上からの目標も、自分の言葉で言い換える)

    2.先頭を走る(最初の一人になる事、リスク・責任をひきうける)

    3.決める(リーダーで無くても、「自分がリーダーならこうします」という提案)

    4.伝える(何度も繰り返し粘り強く同じ事を語り続ける)



    著者は、世界と日本の優秀な人の定義の違いをあげ、リーダーシップ不足により、指示待ちの体質が出来上がり、緊急時の混乱や財政難を引き起こすと主張している。

    「自分がこの現状を変えていく!」という意識を持つ事、それがリーダーシップのスタートである。

    素晴らしいリーダーシップにより、「問題解決ができる」「成長が実感できる」「自分の世界観が実現できる」「世界が広がる」という事が可能になる。



    大企業病・指示待ち人間と言った言葉が問題になる企業の中で、リーダーシップを意識したスタッフが増える事は大変な強みになります。

    そして、それが将来的に日本企業の強みにつながると感じた1冊でした。

    明日からの自分の行動に、変化をもたらしてくれる名著です。

  • リーダーシップについて、指摘を受けたところだけに、実感した。

  •  友人の薦めで手に取った(正確にはkindleで読んだ)のだが、本書に書かれていることは友人の推薦の言葉に凝縮されていた。

    「リーダーシップとは、自分事として問題を考えること」

     リーダーシップと言えば、通常は組織やチームのトップに立って目標を設定し、ぐいぐいと周りを引っ張っていくことと思われている。一般的な定義はそうだろう。
     しかし、著者はマッキンゼーにいた経験を引きながら、リーダーシップの"真の定義"を提示する。それが、先に掲げた「自分事として問題を考える」ことなのである。誰か上に判断を下し、その判断に責任をとる人がいて、自分たちはその判断に従って動く、というのではない。全ての人間が主体的に課題や問題解決に取り組むことがリーダーシップである。その意味で、リーダーシップとはリーダーだけが持っていればいいものではなく、組織のメンバー全員が持っていなければならないものである。そして、日本の問題はこのリーダーシップの総量が足りないことにある、と本書は指摘する。

     友人が本書を薦めてくれたときも同じ事を言っていた。
    「お前らと一緒に仕事をしていた頃は、仕事を安心して振ることが出来た。それは今まで能力が高かったからやと思ってたけど、それだけじゃない。能力よりもこの本の言うところのリーダーシップを持った人が多かったと言うことやわ」
     今は随分苦労しているようだったが、確かに僕もこの友人たちと一緒に仕事をしている頃は楽しかった。一つのプロジェクトをぶち上げた時も、それぞれが指示待ちになること無く仕事を見つけて主体的に動いていた。戦争の時に小隊がフォーメーションをとりながら互いの死角をカバーして敵中に入っていくというか、そういうバックを任せる安心感というか信頼感があったのを覚えている。(中には仕事の待ち時間に、余技で超絶的にゲスい小説を書いて回覧してる者もいた。あれは腸が千切れるかと思ったくらい笑ったなぁ…)
     本書を読みながら振り返ると、このときのメンバーと一緒に仕事をしたお陰で、その後も仕事や私生活でかなり主体的に動くようになったと思う。リーダーシップの総量が多い中にいたからか、主体的に何かするということに抵抗がなくなった(ただ、リーダーシップとサボり癖は必ずしもイコールではないようで、個人の仕事は遅れがちだったりもするが…orz)。

     本書を読んだ後に言って欲しくないのが「そうそう、日本にはリーダーシップが足りないんだよ!」というしたり顔の説教である。自分だけが分かったようなことを言うことこそ、この本が強く戒めるところであろう。そんなみっともないドヤ顔をする暇があれば、せめて自分だけでもリーダーシップを発揮して、日本のリーダーシップの総量アップに雀の涙ほどでも貢献すべきだ(笑)。本書を読んで感銘を受けたら、やることは一つ。まずは自分がリーダーシップを発揮し、そのリーダーシップを周囲に感染させていくことだろう。
     また、本書を読んでリーダーシップやある種のやる気に溢れてきても、それが「俺、今からでもマッキンゼーに入りたい!」と思うのは、ちょっと方向性が違うかもしれないのでご注意あれ(私も少し思ってしまいました)。

  • リーダーとは何か。マネジャーとは何か。はっきりと違いがわかるだけでなく、日本と海外のリーダーというものの考え方が根本で違うことがわかり、日本の企業でこれについて本当に理解している企業がどれほどあるのか、考えさせられる本。
    読んで損はなし。

  • 2013/03/24
    これから採用に携わることになるから読んでみた。
    が、タイトルとは全然違うリーダーシップのお話。(事前に知ってたはいたけど)
    その内容はマッキンゼーへの賛美と日本企業・日本社会への鬱憤。
    で著者の解決策は「やろうよ!」。
    これを読んで「よしやろう!」と思える人はもうなんかやってると思う。
    なにかと専門領域でもないスポーツを引き合いに出して来たり、その内容が「いやいや。。」な感じがある。

    でも「やろうよ!」としか言えないから言い続けてほしいな!
    僕は問題は文化にあると思うから、文化を変える必要がある。文化を変えるのは人、人を変えるのはこういった自己啓発になると思う。
    こうやってたくさんの人がリーダーシップを身につけてくれば、マッキンゼーとかコンサルティング会社というのは不要になる可能性がある。
    (その場合スポットでの人材派遣業としては残るかも)

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