採用基準

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 6008
レビュー : 829
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478023419

作品紹介・あらすじ

マッキンゼーの人事採用マネジャーを10年以上務めた著者が語る採用基準。
実はマッキンゼーが求める人材は、いまの日本が必要としている人材とまったく同じなのだ。
だからこそ、マッキンゼーは「最強」と言われる人材の宝庫の源泉であり、多くのOBが社会で活躍しているのだ。
本書では、延べ数千人の学生と面接してきた著者が、本当に優秀な人材の条件を説くとともに、日本社会にいまこそ必要な人材像を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 確かに勘違いしていました。
    リーダーは「神のような力をもった誰か」であり、その「役」についたからなるものって。
    著者の日本社会に対する焦燥が伝わってきて、チビちゃんが働くようになるころに日本はどうなるんだろう。
    自分のことよりむしろチビちゃんにリーダーシップを学ばせるにはどうすれば?という気持ちになる。
    こういう考えが日本に根付くのはどのくらいかかるんだろうか。
    なんて、私自身、読みながらリーダーって強引さとある程度のでしゃばりが必要だし、「そうは言っても」「だって」「でも」とついつい否定的な思いがわきあがり読み進めるのに苦労した。
    とにかくまずは「提案」をそして「声かけ」をしていこうと思う。小さくても自分から発信をしていこう。

    最もインテリジェントと思われるのは「独自性があり、実現した時のインパクトが極めて大きな仮説を立てる能力」「ゼロから、新しい提案の全体像を描く構想力や設計力」です。

    リーダーがなすべきこと
    ①目標を掲げる
    ②先頭を走る
    ③決める
    ④伝える

    リーダーシップがある人は、「成果を出すこと」を「自説が採用されること」よりも優先します。

    私に求められているのは、「自分で決め、その結果に伴うリスクを引き受け、その決断の理由をきちんと説明する」ことであって、上司の指示を全て聞き入れることではなかったのです。

    重要なのは、過去に学んだ知識や、過去に特定分野を極めるために使った時間ではなく、これからの時間であり、これからの人生です。

  • ちきりんとして知られている伊賀さんの本。タイトルと内容がマッチしておらず、内容は彼女のマッキンゼー時代の経験を基にしたリーダーシップ論。5章の基本動作1-4でリーダーシップを取るとは具体的にどういうことか説明されている。その後の各章で派生した議論がなされているが、特に「リーダーシップは全ての人が発揮すべきで、日常生活での実践を通して訓練可能」という主張に同感、考えさせられた。会社や政治の場で当事者意識のない評論家的言動をよく見かけるが、これこそが組織全体の問題解決能力を低く抑える根本原因である、と。そして身近なところから、この状況を変えるべく行動を起こす、ということが自分の課題。

  • リーダーシップとは何か、という題材。

    特に面白かったのは、NPOがリーダーシップ育成における最高の場ということ。そして、そこにいるリーダーシップに優れた人に自分を重ねていくということ。

    これは自分の所属するサークルで全く同じ感想を持った。お金ももらえるわけじゃないのに、がんばって発展に努めた自分や、チームを立ち上げて努力を惜しまなかった代表のことを思い出した。

    人生ってお金とか地位だけじゃないよなぁ。

  • 書かれている内容は納得することばかりだが、
    こんなに優秀な人とは果たしてどんな人なのだろう。
    と思い、調べてみた。
    東大卒でマッキンゼーに採用され、入社後一年と少しで芸人の道へと転職された方の記事を見つけ読んでみた。地頭の良さは最低限、そしてそのほかは他人軸ではなく、自分軸で行動すること、そして時に鈍感力も必要だということ。
    その方は1年で精神的に追い詰められ、辞めるに至ったが、辞めてからもその時の経験は活かされているという。

    著者も面接時に、少々自信過剰だと感じても、それぐらいの奢りは入社後すぐに打ち砕かれる事になるから採用あたり、さほどマイナスにはならない、と書いていた。
    それほど厳しく新入社員の力を試される、ということだろう。

    就活をしていると、採用されることをついゴールと捉えてしまう。しかし、ただスタートラインに立てただけということを忘れてはならないな、と感じた。

  • マッキンゼー出身の著者が、マッキンゼーの”採用基準"として求められている「リーダーシップ」に関してまとめている。
    会社を褒め過ぎな気もするが、全体的にロジカルに分解されているし、リーダーシップとは崇高なものではなく日頃の生活から発揮できるものである、というのは確かにその通りだと思った。

    文中で一番刺さったのは、リーダーシップの捉え方の流れで出てきたボートの漕手の話。
    当たり前のことではあるが、結局リーダーシップには「結果を出すこと」が不可欠であり、結果を出せない人はどんなに頑張ってもリーダーにはなり切れない。
    僕自身も含めて日本の組織は「結果を出すこと」に緩い部分があるので、まずは自分が誰よりも意識することから始めていきたいと思った。

  • 採用基準というタイトルだが、リーダーシップ論が中心。
    いままではリーダーシップといえば、チームのリーダーだけが持っていればいいと思っていたが違うらしい。すべてのメンバーがリーダーシップを持っているチームの生産性が高い。リーダーに求められている要素が詳しく書かれていてとても参考になる。

  • 書名からみて、人をどのような基準で採用するのかに関する、いわゆる就活・転職本と思っていたが、内容は全く違う。

    実際は、筆者は、マッキンゼーで採用をしていた実績と経験から、本書でリーダとは、リーダシップとは何か?ということを説いているのである。本書は、社会人にも、学生にも、また学校の先生方にも読んで頂きたいと思う。

    日本では、リーダーは一種のカリスマを備えたスーパーマンのような文脈で語られ、部下はリーダーに従うことで己の責務を全うすると思われがちである。

    しかし、本書では、誰もがリーダーであり、リーダシップとは「学び、鍛えるべき資質」であると説く。

    その本質は、上位下達ではなく、個人1人1人が「自分がリーダーならどうするか」を常に考え、職位を超えて対等に議論しながら仕事をすることで、誰もが当事者になるということである。

    誰かに従うのではない。しかし、自分一人でもない。チームで、組織で、目標を達成するのである。メンバーの一人一人がその目標を達成するために必要なことを考えて意見を出し合い、互いに協力して実践する。そこに必要なのはヒエラルキーではなく、フラットなチームや組織であり、リーダはその人々を率いる人物なのだというのだ。

    私は、リーダと呼ばれると、他の人とは違う何かを背負うものだと考えていた。しかし、本書を読んで、己はいつしも己のリーダなのであり、それをベースとして生きていく限り、組織のリーダもその延長線上でしかないということに気づいた。

    自分を過信せず、といって卑下することもなく、他のメンバー達から助けられると同時に彼らを助けられればそれで良いのではないか?皆が自分自身のリーダであるのであれば、彼らを率いることは(あるいはその誰かに率いられることは)、確実に成果を生み出せる筈である。

    言うは易し行なうは難しではあるのだが、少なくとも気負う必要はないと気持ちは楽になるになるはずだ。

  • 元マッキンゼーの採用マネージャーが語る
    マッキンゼーの採用基準を語った本。
    この著者が有名ブロガーちきりんなのでは?ということまで
    ネット上で話題になっています。

    論理思考や地頭の良さがマッキンゼーの採用基準と
    思われがちですが、一番重要なことは
    リーダーシップとのことでした。
    (もちろん、英語など必須の能力は他にもあります。)

    途中から採用基準の話からやや外れ、
    著者の考えるリーダーシップ論になるのですが、
    読み応えが結構ある本になっています。

    マッキンゼーの採用基準に興味のある人や
    リーダーシップ論について考えたい人には、
    参考になる本だと思います。

  • 採用基準は地頭ではなくリーダーシップ

  • 勧めてもらって、買ってもらって。読まねば
    リーダーシップについての本

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