- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478023426
作品紹介・あらすじ
たった1行の問いで、非凡な思考が無数に降りてくる。これが、美しい答えを生む世界一美しい思考法-。
感想・レビュー・書評
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質問力だと思われた内容とちょっと違っていた。
もっと広い範囲で、なぜ。もし〜だったら?。どうすれば。と問い続けていく姿勢のことを指している。
イノベーションを起こすための鍵は答えではなく質問、疑問、問いのほうにある。
キーワードは子供の目を持てということ。 -
セミナーとかで最後に「何か質問はございませんか?」って聞かれても何も思い浮かばないので読んでみた。質問した時に返ってくる答えの方が、用意された内容より面白いことが多いから、冴えた質問とかしてみたいんだけど、なかなか難しい。常日頃物事すべてにおいて「何故か?」という疑問を持って考えると人生今以上に楽しめる。
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質問の重要性、もつべき基本的な視点と背景、ビジネス上での質問の方法や技術の訓練の仕方、人生における「美しい質問」とのつきあい方や心構えについて書かれた本。
特に印象的だったのは、子どもの頃は「なぜ?どうして?」と質問するのに、6才以降は学校や社会において質問が受容されない雰囲気を察して皆、質問しなくなるということ。これはアメリカでの話であって、日本はさらに質問できない風潮が強いはずなのでもっと事態は深刻なのではないかと感じた。自分自身も会議や研究会で「質問はありませんか?」と聞かれて、質問できないタチなので、この本に書かれているさまざまなな事例のように、もっとその場が有意義なものになるような質問をしてみたいと感じた。
「なぜ?」が質問する上でよく使われる形式だが、「もし〜だったら?」という問いの形式も多く紹介されている。あまり慣れていない形式で実際に問われたらドキッとしそうだが、いつもと違う考え方で物事を見つめられそう。
この本で言われている「質問」の仕方とは、単なるハウツーではなくて、「生き方」そのものだということが最終章を読んで分かった。人生において「美しい質問」を生み出し、自問自答し続けることが、その人の人生を豊かにする。キャリアについて、生き方について、スルーするのではなく、さまざまな角度から自らに問い続けることによって今までにない境地にたどり着けるかもしれない。
「学校教育では、たった一つの正解を見つける方法ばかり教えられる」などの指摘には耳が痛い。ペンキの蓋を開けて、さらに中をぐるぐるかき混ぜる、つまり、生徒の「当たり前」をオープンにして、思考を回転させられるような「美しい質問」ができるようになりたい、と思わせてくれる1冊。
『問いのデザイン』『たった一つを変えるだけ』などと併せて読むことで問いについて、より多面的に考えられそうな内容だった。
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エッセンシャル思考、問いのデザインと併せて読みたい。
とはいえ、ただの質問の仕方の本ではなくイノベーターが感じる本質的な疑問、クリティカルな思考について書かれた良書。
日本人は問いに対して免疫も少ないし問いの技術も習慣も少ないなと感じた。
今の時代、答えより問いにこそ価値があると思った。 -
最高の名著。
『解像度を上げる』から、自分がどれだけ学びが足りないのを感じたが、その足りなさを感じた一つが質問力であった。この本は質問に着目したビジネス書だ。現代起きているイノベーションの多くは、フラットな視点からの質問から生まれている。ネットフリックスやエアビーなどがそうだ。しかし僕たちは、質問に対しての認識が甘く、問いを考えること、その問いに対して考えること、これらに対して無駄な時間であるように感じている。現代はGoogleで知識はいつでも得られる時代になった。そんな時代の中で人として鍵になる能力は、質問事項である。深く腹落ちし、今後も何度も読み返したい本であった。 -
「問う能力」を身につけるには
1、教師が「中心テーマ」を決める
1'、問題を定義する
2、生徒が「問いを作る」;全ての文章を質問形式にする
3、生徒が「問いを改善する」;クローズドクエスチョンをオープンクエスチョンにまたその逆も
4、生徒が「問いに優先順位をつける」
5、生徒と教師で「次のステップを決める」;優先度の高い質問をどう行動に落とし込むのか
6、生徒が自分で学んだことを振り返る
この新しい世界で求められているのは「自主的に学べる人」、「創造的で問題解決力に富む人」、「変化し続ける状況に適応できる人」、「批判的なものの見方ができる人」、 -
質問が少ないって日本の文化なのかと思ったら、アメリカでも同じ課題があるのね。
質問の重要性を話してることは分かるんだけど、本全体の流れがぐちゃっとしてて読みにくい印象。 -
つまんね
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子供の時の感性をいかにして持ち続けられるか。
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■著者が扱っているメインテーマ
本質をつかむシンプルな思考法とは?
■筆者が最も伝えたかったメッセージ
なぜから出発し、もし~だったらで制約を取り払い、
どうすればで(具体的アクション)で次につなげる。
■学んだことは何か
前提や制約を恐れずにQ思考で変化を楽しめることは、
人生を幸せの方向に導いてくれる力となる。 -
イントロの内容でだいたい中身は網羅されているのですが、こどものときのいろいろなことに対してなんで?どうして?という感覚を大人になるにつれ失いってしまうが、そういう感覚から新たなアイデアが生まれたり、今まで当たり前でない考えが生まれたりする。
大学時代に先生から、正しい問いをしなければ正しい答えにはたどり着けないと散々言われた話とつながりました。
わたしは本文よりたまに載っているコラムの方がおもしろかったです。
自分にとって重要なこと、自分を見つけるために何をしたい、は少し考えてみたいと思いました。 -
この本で書かれてることは極めてシンプル。
しかしこのシンプルな思考法は、
「なぜ〜?」問題発見、批判的思考力
「もし〜だったら〜?」仮説、思考の拡散
「どうすれば〜?」解決策の提示、行動
これら3つのフレーズが重要な思考の型になっていて、問題提起から行動につながる一連のプロセスになってる点でどの場面でも使える汎用的なものになっている点で有効だと思える。
この本で書かれてることは結局はこの思考法に尽きる。これを延々と事例を用いて語られてる点で中盤から終盤にかけてだれてしまう。 -
確かに良いことがたくさん書いてあるのはわかるのだが、どうにも今ひとつ響かなかった・・
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●感想
企業の具体例も多く、また大事な部分は繰り返し述べられているので分かりやすいし、頭に残りやすかった。
●なぜ読んだか
・問いの重要性について知りたかった
・鋭い問いができるようになりたい
●学んだこと
・集合知が増え個人の知識は追い付けなくなったため、質問の価値が高まっている
・オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの往復が質問の質を上げる
・質問の前提に対して質問をすることで本質に迫る
・「どうすればできそうか?」という問いが可能性を広げる
・自分がどんなときに幸せを感じる機会を理解し、日常にその機会を増やしていく
●今後やること
・問いを立てたときに、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを往復する
・質問の前提に対して質問をするようにする
・自分が幸せを感じる機会を理解するために、自己分析をする -
質問思考で物事を考えるととても重要なアイデアが生まれる。専門家の意見ほど、つまらない発想になる。問い続けることの重要性を教えてくれた。
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ジャーナリストである著者による、質問を中心とした思考法の本。
すばらしいアイデアは疑問から生まれるものなのに、現在の教育・ビジネスの現場では正しい答えを出すことにばかり注意が向けられていると問題提起し、質問を効果的に用いる様々なヒントについて述べている。
全部で380ページほどあるが、本当に重要な箇所はごくわずかで、しかもそのほとんどが訳者あとがきにまとめられているという、ちょっと残念な本。(そう予想しながらも一通り読んでしまったが……。)
重要なクエスチョンは「なぜ?」「もし〜だったら?」「どうすれば?」に集約されるという。他にも本文中で紹介されている "How might we?" (どうすればできそうか?) という質問も非常に強力らしい。(canやshouldでないところがポイント。)
機会があれば、ブレイン・ストーミングではなくQストーミングをやってみたい。 -
専門知識の賞味期限が短いこの時代、答えより質問の方が価値が高くなってきている。
色んな質問に関する考察や思考法が書かれている。
ヴデジャという発想法がとても面白かった
デジャヴの逆てw