「あの世」と「この世」をつなぐ お別れの作法

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478024157

作品紹介・あらすじ

「死後の生」があるからこそ、逝く人にも、送る人にも、なすべき大事なことがある。医師として大勢の死に逝く場面に立ち会い、ときに他界の存在をかいま見て理解した、生と死の意義。死は終わりでない。新しい生命への旅立ちである。旅立つ魂を見送る臨床医の温かいまなざしの書。

感想・レビュー・書評

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  • 日本人が戦後、いかに〝科学主義偏重”な価値観に自らを押し込めてしまってきたのか

    説明のつかない不可思議な現象に触れた時に一番いいのは、「なるほど、不思議だけれど、そういうこともあるかもしれないな」と素直に感じられる態度

    死は門出です。この世を卒業してあの世へ還る、「里帰り」です。
    看取るとは、人生、どうもお疲れさま、と声をかけて、亡くなった方に首(こうべ)を垂れる行事であると同時に、旅立った方を祝う儀式でもあるのです。私たちの人生は、この世限りではありません。あの世も存在し、輪廻転生もあるのですから、まだまだ続きます。その長い旅路の中で、「今回の人生」を卒業したということで、祝いの儀式なのです。
    その意味では、命日はもう一つの誕生日かもしれません。魂や霊性の根源的な仕組みを理解することで、死後もまだまだ続く旅が意義深いものになります。

    人間は、人の間と書くように、人と人との間で生き、そして死ぬ

  • これと「人は死なない」で、矢作さんの説は完結。
    素直な驚きを大切に。
    リビングウィルが大事なことを再認識した。

  • ■2014.09 新聞広告

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著者プロフィール

矢作直樹(やはぎなおき)
東京大学名誉教授。医師。1981年、金沢大学医学部卒業。1982年、富山医科薬科大学の助手となり、83年、国立循環器病研究センターのレジデントとなる。同センターの外科系集中治療科医師、医長を経て、99年より東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および工学部精密機械工学科教授。2001年より東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および医学部附属病院救急部・集中治療部部長となり、2016年3月に任期満了退官。株式会社矢作直樹事務所を開業。
著書に、『悩まない生き方』(三笠書房>)、『人は死なない』(バジリコ)、『おかげさまで生きる』(幻冬舎)、『お別れの作法』(ダイヤモンド社)、『自分を休ませる練習』『自分を好きになる練習』(以上、文響社)など、多数。

「2022年 『身軽に生きるコツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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