- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478024157
作品紹介・あらすじ
「死後の生」があるからこそ、逝く人にも、送る人にも、なすべき大事なことがある。医師として大勢の死に逝く場面に立ち会い、ときに他界の存在をかいま見て理解した、生と死の意義。死は終わりでない。新しい生命への旅立ちである。旅立つ魂を見送る臨床医の温かいまなざしの書。
感想・レビュー・書評
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日本人が戦後、いかに〝科学主義偏重”な価値観に自らを押し込めてしまってきたのか
説明のつかない不可思議な現象に触れた時に一番いいのは、「なるほど、不思議だけれど、そういうこともあるかもしれないな」と素直に感じられる態度
死は門出です。この世を卒業してあの世へ還る、「里帰り」です。
看取るとは、人生、どうもお疲れさま、と声をかけて、亡くなった方に首(こうべ)を垂れる行事であると同時に、旅立った方を祝う儀式でもあるのです。私たちの人生は、この世限りではありません。あの世も存在し、輪廻転生もあるのですから、まだまだ続きます。その長い旅路の中で、「今回の人生」を卒業したということで、祝いの儀式なのです。
その意味では、命日はもう一つの誕生日かもしれません。魂や霊性の根源的な仕組みを理解することで、死後もまだまだ続く旅が意義深いものになります。
人間は、人の間と書くように、人と人との間で生き、そして死ぬ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これと「人は死なない」で、矢作さんの説は完結。
素直な驚きを大切に。
リビングウィルが大事なことを再認識した。 -
■2014.09 新聞広告