- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478024225
感想・レビュー・書評
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主にセグメンテーションについて色濃く書かれた作品。もちろん、三枝さんならではな表現やマインドを刺激する言葉も多い。戦略という概念を勉強するのにオススメ。
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これは素晴らしい。今、自分の部門の閉塞感を変えるためにも部門みんな読んだほうがいいなぁ。
目標掲げるだけではなく、戦略まではリーダーが考えて、作戦はみんなで考える、だよね。OLPあるけど、部門の目標に紐つくところは上が考えないとだね。それを促すように下からもコミュニケーションせねば。
広川かっこいい。 -
戦略プロフェッショナル
シェア逆転の企業変革ドラマ
三枝匡
2021年3月18日読了。
ダイヤモンド社で1991年に刊行されたものを2001年に文庫化したもの。
以来2018年で第42刷も版を重ねるベストセラー。
主人公の広川は大手鉄鋼会社から医療機器会社に出向し経営再建のために奔走する。
作中の広川は作者の三枝さんがモデルとなっており、実際の企業戦略、交渉、組織の人や雰囲気、再建のために行ったことなどを事実に即して物語にしたもの。
30年も前の話だが実際にあった話であり、企業戦略の普遍的な内容(今も参考になりそうな)もあり勉強になる。
分かりやすく書いてあって、キレイなサクセスストーリーっぽさはあるが、本当はもっとドロドロとしたトラブル、苦労もあったという。
経営トップの責任や、組織においてやはりトップの優秀さ、判断というものが与える影響は大きいのだなと読んでいて思った。特に小規模〜中規模にかけてはなおさらトップの言葉や行動が部下に響きやすいもの。
企業戦略の肝
プロダクト・ライフサイクル
企業戦略論の多くはこの考え方を包含してるか、暗に前提としてる。
メーカーであれば製品の市場価値と競争の形態変化によって競合に打ち勝つカギも変化してくる。自社の製品の立ち位置は市場のどこにあるのかの見極めは重要。
再投資サイクルと企業活性化。
成長戦略のポイントは「絞り」と「集中」。どんな小さな市場セグメントであれナンバーワンになることは重要。
企業戦略とはもともと「絞り」「捨てる」ための道具である。
戦略は十分にシンプルか
良い戦略とは極めて単純明快である。時間をかけて説明できない戦略は大体悪い戦略であることが多い。
いかにシンプルに落とし込むかが大事。
人間臭さと戦略
著者曰く、日本で経営者として成功するためには、戦略性とリーダーシップだけではまだ足りないと言う。
トップとしての人間性ら包容力、あるいは「男の愛敬」みたいなものがないと、日本では人の上に立つことができない。
しかしこれを両立させるのは意外に難しい。
人間臭いスタイルの経営者は戦略的な思考を嫌うことが多い、あるいは苦手に感じる傾向にある。
一方で、戦略重視の人はどちらかというと人間的にクールで人に対して冷たくなることが出来る。あるいは見られがち。と言ったように両立は簡単ではない。
経営者としてはどちらの立場としても一方の壁を乗り越えなければ、経営者としての成長はないと。
経営という仕事は、目の前の仕事(業務)とは異なる能力や技術が必要であることを感じさせる一冊で勉強になりました。
組織の上を目指したい人はいまある仕事の知識経験だけでなく、経営、企業戦略も勉強が必要ですね。 -
2021.1.2
人生を変えるおすすめ本「サバイバル力を身に付ける本 9選」(元リクルート 全国営業成績一位、リピート9割超の研修講師)伊庭正康Youtubeより
https://www.youtube.com/watch?v=wU9gjEFBT6o
三枝匡サンの本をAmazon検索したときに出てきた -
トップがやるべきことと、リーダーがやることをもっと明確化しないとダメだー、というところから入りました。
自分の会社だったら、あれを売るための戦略として…というイメージが湧いたり、気づきをたくさんいただきました! -
このシリーズはどうやっても面白い。ビジネスマンとしての著者の経験がそもそも興味をそそるので、本としてどうこうの前に、情報として知りたくなるのはしょうがない。必読。
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日本人には非常に難しい事だが、日本経済の今の状況打破するためには、一人一人が起業家と同種のメンタリティーを持って、変革を恐れないで自ら判断をして事に当たらなくてはいけない。シンプルながら、的を得たストーリーにてそれを表現している。
自分も、米国企業には勤めていた当時、色々な社内構造変革プロジェクトに参加させてもらったり、はたまた90年代の日米構造協議の米国通商メンバーと関わった事がある。当時はまだ若く経験も限られていたので、彼らの思考回路や進め方に非常に違和感を覚えて反発したものだが、今になって、実は本質的には日本がそういう考え方を獲得していかないと、今の世界経済社会においては通用しない事を痛感している。ゲームの土俵が変かった場合、その環境に合わせるか、その土俵から降りるかしか無いが、今の日本には土俵を降りるというオプションは無い。
是非とも部下にもお勧めしたい本なのだが、実はこの手の感覚は、読者だけでは得られないのだ。。。。著者の三枝さんも、やはり自分が中に入っていたからこそ分かって、これでは駄目なんだという意識が湧いてきたのだろうが、その経験がない者が読書だけで同レベルの感覚が得られるのかはどうか…
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2016 11 19
リーダーに大事なのは熱き心と論理性