伝説の外資トップが説く リーダーの教科書

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 161
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478024669

作品紹介・あらすじ

数々の外資系企業で、40年以上にわたるビジネス経験と実績を持つ著者が教える、ビジネスリーダーの必須科目。

感想・レビュー・書評

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  • *実のところ、めざす方向性がはっきりしていて、右肩上がりだった時代にも、いく度も逆境はあった。そして、伸びる会社というのは、実はそういうときに伸びたのだ。逆境のときにこそ、会社は伸びたのである。そしてそのときに伸びたのは、誰にでもできることをやった会社ではない。簡単に人ができないことを愚直までにやった会社が成功したのである。
    *危険を冒さない会社、何か新しいものに挑戦しない会社は前進しないということだ。全員が向こう傷を恐れていては、ロクな会社にならない、社会的な存在意義などないといっていい。
    *本当に伸びる会社や、伸びる人材は、どういうときに伸びるのか。間違いなく、環境がネガティブ、マイナスなときだ。逆境こそ、会社を、人を伸ばすのである。そもそも経営や仕事、生きることが、逆境ではますます難しくなる。そうすると、選択肢は二つ。難しいところから逃げてしまうか。はたまた、挑んでみるか。ここで、難しいからこそ、やる価値があるのだと気づいた会社や人だけが、大きく伸びるのだ。逆境こそ、成長のチャンスである。それをどのくらい経験したか、あるいは大きな逆境を乗り越えることができたかどうか、リーダーとしてのあなたの力量を大きく左右する。逆境や修羅場をより多く経験したリーダーが強いのは、いうまでもない。
    *ビジネスパーソンは自分に問いかけてみてほしい。自分は学びつづけているか。人から、経験から、本から。総じて日本のサラリーマンの読書量は少ない。圧倒的に足りない。ビジネス書を読むという「有用の学」もいいが、哲学、宗教、歴史、文学など、一見「無用の学」と見えるビジネス書以外の本も、ときには手にとり、目にして、心の糧にしたいものである。伸びる人は学ぶ人である。
    *日本の会社の99.7%は中小企業である。社員の数からいえば、71%が中小企業だといわれている。そして、中小企業でよく起こりうるのが、年商が20億円、30億円となり、社員数が50人、100人となっていく過程でパタッと伸びが止まってしまうことだ。そういう企業が圧倒的に多い。そういう伸び悩み企業にはどんな特徴があるのか。一番大きな理由は、社長が社員を育てていないのだ。「経営とは人を通じて物事を達成する業なり」である。ところが、人を育てていないために、物事が達成できなくなるのである。だから、いずれ限界が訪れてしまうのだ。
    *高い評価を得るリーダーの特徴は、一人ひとりの部下に対する関心度が非常に高いことだ。しかも、短期だけではなく、長期でも部下を見られること。どんなに短期的な結果を出したとしても、部下の将来を考えない上司には上司の資格はない。なにより上司の仕事のひとつは、部下の自己実現に手を貸すことだからだ。部下が仕事を楽しんでいるか。どうすればもっと楽しめるか。自分に向いた仕事を見つけられるか。ちょっとしたヒントでもいい。部下の幸せづくりを助けようとする上司の姿勢は、間違いな部下に伝わるものだ。優れたリーダーは、ヒトに対する関心度が高い。
    *人間として活性度が高いかどうか、ということだ。目標意識を持ち、それを行動計画に落とし込み、会社の仕事だけではなく、自分の人生に対して妥協することなくめいっぱい生きようという気持ちは、まず眼の光に出る。また、人生観や心、哲学や考え方が表面に出てくるのである。そして、象徴が眼なのだ。眼に光があるか、輝きがあるか、なのだ。人間というのは、内面が外面を支配する面があるが、外面が内面を象徴するともいえる。実際、元気で前向きに物事を考えている人というのは、眼が輝いているものだ。
    *会社の中にあるのはコストのみ。すべての機会は外にある。
    *財務諸表の基礎を学べ。現場に足を運べ。

  • 外資系での思想(理想?)が語られてる。スキル・マインド軸での人財、人在、人材、人罪の分けは面白い。

  • ・ 逆境こそ、会社を、人をのばすのである。
    ・ 願望+次元設定+行動計画=目標
    ・ 我以外、皆わが師
    ・ のびる人というのは、「自責」な人だ。自責が最初、他責が最後という順番が肝要なのだ。
    ・ 結果が出ない理由はそもそも3つしかない。正しいことをやっていない、正しいことをやっているけれどもやり方が間違っている、正しいことを正しくやっているが徹底的でない、の3つだ。
    ・ マネジャーが考えるのは改善であり、リスクはできるだけ回避する。それに対して、リーダーは改善を行いつつも、革新も目指す。改善は基本的に現状維持。だが、革新とは現状を否定するガラガラポンのことである。
    ・ 「我が社の理念、方向性はどうなんだ」と、わからないときには、まずは自分の地頭で考え、それでもわからない時は聞けばいいのだ。ないとあきらめるのが三流の人。自分で作るのが二流の人。上司や部下を巻き込んで作るのが一流の人である。
    ・ ストレッチ納得目標:Challenging but attainable 現在の力量の15〜20%ストレッチする必要のある目標
    ・ 管理者とは理(ロジック)の管(パイプ)の人のこと
    ・ 人を育てる最も効果的な方法は、任せることである(ドラッカー)
    ・ リーダーは必要なものやことを決める前に、不必要なものやことを勇気を持って決めなければならない
    ・ 毎朝職場に行く前に、今日やるべきことを全部、紙に書いてください。それから、そのやるべきことに優先順位付けをして番号を振ってください。
    ・ やるかやらないかは「会社が潰れるかどうか」「顧客満足に結びつくかどうか」といった基準で判断するといい。
    ・ 部下の心に火をつける「やらなければならないからやる」ではなく「やりたいからやる」という気持ちにさせる
    ・ 会社で働く人間はどういうときに仕合せな気持ちになれるか①やりたい仕事をやっている②人から評価、感謝される③それなりの収入に結びつく
    ・ 振り返りを楽しみな日にする。改善のための示唆と激励を与える場にする
    ・ 優れた人間は自分の強みを知っているが、同時に、自分の弱みも知っている。そして自分の弱みを補う人を周りに配する
    ・ 眼に「光」があるかどうかを見よ
    ・ 上司は客観的な複眼を持つ必要があるが、基本姿勢としては部下のいい点を見てやる、というスタンスであってほしい。弱みの修正を強制するよりは、強みをのばした方が人はのびるからである。
    ・ コミュニケーションには3つの基本的目的がある。「インフォーム「エンターテイン」「インスパイア」
    ・ 感情が交じりそうな時は紙に書いてみる

  • シンプルだけど的を得ていて納得できる、あらためて振り返ったり、元気をつけたりする、新さんの本。経営、働き方、本書のリーダーと教科書三部作。共通する部分が多いのは当たり前かもしれないが、いずれも好きな本。

  • 若手のリーダー、これからリーダーになっていく人に向けて書かれている。著者のその他の本と内容は共通する部分は多い。
    リーダーが持つべき人間性、考え方や部下への向き合い方がそれぞれ実際の著者の体験から描かれている。

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著者プロフィール

株式会社国際ビジネスブレイン代表取締役社長。1936年東京生まれ。早稲田大学卒業。シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなどグローバル・エクセレント・カンパニー6社で社長職を3社、副社長職を1社経験。住友商事株式会社のアドバイザリー・ボード・メンバーを9年間務める。現在は、ライザップグループ株式会社、株式会社ティーガイアを含む数社のアドバイザーを務める。長年培ってきた経営のプロとしての豊富な経験と実績をベースに、国内外で「リーダー人材教育」を使命にあらゆる活動に取り組んでいる。「伝説の外資トップ」と称され、“実論”にもとづいた独自の経営論・リーダーシップ論には定評がある。

「2018年 『面白いほど役に立つ 図解 人を動かすリーダー力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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