6分間文章術――想いを伝える教科書

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  • ダイヤモンド社
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478024775

感想・レビュー・書評

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  • ビジネスにおいて求められる文章は、何と言っても売れる文章であり、売れる文章というのは、相手を動かし、共感してもらえる文章のこと。

    本書では、この売るための文章術を、「エンパシーライティング」という手法を用いて説明しています。

    この手法が、従来の書き方と根本的に違うのは、神田氏が冒頭で指摘している以下の点でしょう。

    <文章を書くためには、何を、どのように、どういう順番で、“あなたが言いたいのか”、ということではなく、何を、どのように、どういう順番で、“読み手が聞きたいのか”、という視点の反転が必要になる>

    では、具体的にどう記述していけばいいのか。

    本書では、その順番も明確に示しています。

    共感スイッチ(1)ゴール設定
    共感スイッチ(2)相手のハッピー
    共感スイッチ(3)あなたが求める行動
    共感スイッチ(4)ネガティブシンキング
    共感スイッチ(5)ストーリーの力を借りる
    共感スイッチ(6)論理×感情×あなたらしさ
    共感スイッチ(7)あなたの望む世界観

    また、本書では、読み手のネガティブな感情に共感することの重要性も説かれており、これはさながらできる営業マンのセールストークのようです。

    ツールは正直、使いやすいとは思いませんでしたが、感情を揺さぶるポイントは理解できると思います。

    ぜひチェックしてみてください。

    —————————————————
    ▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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    聞かないことにしておいてほしいんだが、文章がうまいヤツは──初めから、うまいんだ。

    文章を書くためには、何を、どのように、どういう順番で、“あなたが言いたいのか”、ということではなく、何を、どのように、どういう順番で、“読み手が聞きたいのか”、という視点の反転が必要になる
    (以上、神田昌典氏)

    成約率が0.1%といわれるメールマガジンで7.1%の成約率を達成

    《共感される文章を書く人は、人生を制す》のです

    まずは文章の構造(“構成”)をつくり、それから文章“表現”をするという順番を意識するだけで、飛躍的に速く、より伝わる文章が書けるようになります

    共感スイッチ(1)ゴール設定
    共感スイッチ(2)相手のハッピー
    共感スイッチ(3)あなたが求める行動
    共感スイッチ(4)ネガティブシンキング
    共感スイッチ(5)ストーリーの力を借りる
    共感スイッチ(6)論理×感情×あなたらしさ
    共感スイッチ(7)あなたの望む世界観

    「共感2.0」のXY(X:あおり軸、Y:共感軸)の軸がつくり出す平面に対して、垂直に“あなたらしさ”の軸を加えると、「共感3.0」の3次元が生まれます

    エンパシーライティングにおいて最も大切なことは、相手のポジティブ面だけではなく、ネガティブ面に想いを寄せること

    ビジネスにおいても、商品のよさばかりをアピールしてしまうと、相手をうんざりさせてしまうことがよくあります。しかし、ネガティブな側面にも想いを寄せることで、相手の本質を理解し、受け入れることができれば、相手との関係性が大きく変わ
    り、相手のハッピーと、あなたのハッピーが重なり始めるのです

    エンパシーチャートを描くことで、相手に想いを寄せ、素敵な未来から逆算して考えることは、あなたを自然に未来志向、相手思考にしていきます

    「何を書くか(企画)ではなく、誰が書くかが大切なんです」

    【現在→過去→未来】という順で書くこと

  • コピーライティングの本。

    本書を読めば,
    広告宣伝のための文章を書けるようになるかもしれない。

    でも,私なんかは,本書にあるような文章を読んだら,
    逆に白けた気持ちになってしまう。

  • さらっと読める本にもかかわらず影響力の大きい本

    なるほどと思った一冊

  • 文章を書く前の6分間で文章を書くのが苦手な人でも「心を動かす文章」が書けるようになる。
    本当かな?というのが最初の印象でした。私自身、文章を書くことが苦手で、すごく長い時間を使っても自分で満足するような文章を書けることはほとんどなかったので。
    この本が教えている「エンパシーライティング」の方法はとってもシンプルです。そしてたくさんの図が書いてあってわかりやすく紹介されています。
    読み終わったとき、できるだけ書くことから逃げていた私が、この方法を使って文章を書いてみたいと思いました。
    文章を書くときだけではなく、思考や気持ちの整理、アイディアを練るツール、コミュニケーションツールとしても使えるそうです。
    必要なのは「文章力」ではなく「共感力」だ、というところにも共感しました。

  • エンバシーチャートを多用したビジュアル重視の文章術を解説した本です。
    誰に対してどんな目的で書くのかを目で確認しながら表現できることがポイント。
    印象に残った言葉は、「この文章をあの人が読んだらどんなことを感じるだろう」と、
    投稿する前に、ほんの10秒立ち止まって、相手に想いを寄せること。

  • エンパシーチャートを使った文章作成術。小学生から使えるツール。マインドマップと合わせて子供に教えようと思いました。

    ピラミッドストラクチャーを知っているからいいやでは無く、知っている方も読んでください。目からウロコです。

  • 感情をベースとした文章の書き方についての本。

    奥行きの出し方はない。

  • No.565
    全脳思考を応用した文章術。
    簡単な手順で、インパクトとエンパシーを引き出す優秀なツール。

  • 2013/07/10に紹介された本
    2013/08/21に紹介された本

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