新 クリエイティブ資本論---才能が経済と都市の主役となる

  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 279
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478024805

作品紹介・あらすじ

クリエイティブ経済はすでに現実となった。新たな時代に、社会、経済、人々の行動はどう変わるか。未来に向けた、新しい資本論。

感想・レビュー・書評

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  • フロリダは科学者といより思想家なので、書籍の半分以上は自説を支持するような出来事の紹介で埋められている。概念の骨子は三つのT(技術、才能、寛容性)だが、差別による抑制がデフォルトでそれからの解放によって他都市との差別化ができるアメリカには適用できるだろうが、日本はそうでないので寛容性は特に気にしなくて良い指標である。また言語的な障壁の低い国においては外部からの人材の流入を促す意味で、参考になるのかもしれないが、日本においては言語的バリアがあるので、やはり寛容性どうこうの話ではない。加えてクリエティブクラスが多い都市が繁栄しているのは確かだろうが、農業や工業があっての繁栄であり、支えている側の持続性には答えはだせない。相関≠因果関係だが、クリエイティブクラスに職業をあてはめて、因果関係があると思い込んだゆえに答えが出せなくなっている状態である。

  • フロリダの都市論。新たな社会階層「クリエイティブクラス」に着目した都市のあり方を示した前著を全面改訂。分析、提言に前著ほどの新鮮味はないが、むしろ現実味が増したといえる。

  • ふむ

  • 新鮮さはあるものの、事例がアメリカばかりで(翻訳された本なので当たり前ですが)、あまりピンとくる例が無かったです。
    ただ、日本よりも海外の方がクリエイティブな人材が多いのは、日本はどうしても同質な人が集まりますが、多様な人と交わらないと生きていけない欧米では、その分クリエイティブな思考で他者を理解する必要があるからなんだろうなと、思いました。

  • 長い。。。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784478024805

  • 人は誰しもクリエイティブである。都市の重要性。何を作るのかを考えることが仕事。

  • 旧版(クリエイティブ資本論―新たな経済階級の台頭)ではクリエイティブクラスの台頭とその競争力、経済効果などが中心だったように思ったが、今回は人は誰でもクリエイティブであり、ワーキングクラス、サービスクラスでの働き方をクリエイティブにして生産性をあげようとの終章がとても良かった。スプロール化に終止符を打ち、自転車や徒歩が楽しい街づくりから多様性、寛容性の高いコミュニティを生成しそこに住む人が弱い紐帯を張り巡らすことが創造の源泉との指摘には激しく同意です。

  • 読了

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