週末は田舎暮らし---ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.60
  • (8)
  • (33)
  • (21)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 205
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478025055

作品紹介・あらすじ

平日は都会で働き、週末は田舎で過ごす。旅行や別荘暮らしとは違う、もうひとつの「日常を綴る」。東京生まれ、会社勤め、共働き、子供3人。「田舎素人」の一家が、都会と里山の往復生活を通して見つけた、これからの豊かで新しい暮らし方。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 東京と南房総の二地域居住、週末田舎暮らし。子連れで頑張ってるのがすごい。子どもが新しい体験や発見を楽しんで無邪気に受け入れている様子がまたいい。
    家族で同じ時間を過ごせる期間はそう長くない。濃密でかけがえのない時間。生まれ変わったらこういう子育てをしたい。
    それにしても8700坪は広い。平坦地2500坪って草刈の体験がなかったから買えたとも言える。何事も出会いと勢いが大切だといういい例だ。

  • 20181117 興味のあるタイトルだったので手にしてみた。全体として、住み方の提案と手ほどき。余計な押し付けにならないような配慮があちこちで感じられた。性格なのかそのようになってしまったのか?複数地域居住の可能性はシェアまで広げたらもっとすごい展開してもできるのでは無いだろうか。とりあえず、たまには一人暮らしのおふくろに会いに実家に週末帰るところから始めようかな。

  • 都心に住む5人家族が週末だけ南房総に住む話。ライターの母親が綴っている。南房総のことは良く知っているので風景をリアルに想像しながら読むことができた。
    特に共感できた記述。
    「わたしの中には、二つの心が共存しています。
    ひとつは、建築空間であれプロダクトであれ、感性の研ぎ澄まされた人間のつくる美しいデザインに触れるとビリビリしびれて感動する心。
    もうひとつは、人間の脳みその生み出す恣意的につくられた形、いわゆる「デザイン」に囲まれて暮らすことに対する窮屈さや反発心」

    前半の土地探しや暮らしの様子は、おもしろく読めたが、後半の田舎暮らしによる心の変化などは堅苦しくてページが進まなかった。全部日々の何気ない様子で「疑似田舎暮らし」ができたらよかった。
    あと、他人の家庭なので大きなお世話だが、夫があまりにもなにもしないところが気になった。

  • "平日は東京で勤務して、週末は南房総で里山に囲まれて過ごす一家の成長物語。
    きっかけはご自身の子どもの好奇心に刺激されて、希望にかなった物件探しから始まる。
    夫婦共働き、お子さんが3人。ご夫婦お二人は企業に勤務しているようだ(この本の主題は週末の田舎暮らしなので勤務先についてはあまり語られていない)。
    田舎暮らしにあこがれている人は必見の書。自然との共存は地域ぐるみの協力が大切で、田舎ではそれが当たり前で濃厚な近所付き合いとなっている。そこで暮らすにはある意味覚悟が必要。
    本書はこうした苦労話にもふれるが、多くは母と子の成長物語のようなもの。その時々に感じた心の動きや子どもたちの行動が語られる。
    都会のマンション暮らしから見比べると、広大な土地を維持することになる。土地を維持することとは、草刈り、田畑の管理(簡単にサラリーマンが農地を購入することはできない。諸条件を整えながら数年単位での取得になる。)、竹林や里山の管理、水の管理などなど、体力が必要な作業がある。必ず毎週南房総に行けない。子どもの行事や仕事の関係で東京で過ごす場合もある。最低でも隔週でと決めているようだ。2週間経つと家の周りは草だらけ。自然の中で暮らすこととは、人間と自然で折り合いをつけながら暮らすこと。草刈りしないとすぐに廃墟のような場所になってしまう。草木だけではなく、自然に生きる昆虫や動物とも折り合いをつけながら暮らすことになる。コンクリートに囲まれていると想像もしえない作業が無限にあるのだろう。
    それでも、私は里山で暮らすことの魅力は尽きないと感じている。
    房総半島のどこかで、いつかは・・と漠然と考えていたが、そろそろ重い腰をあげても良いころか?
    著者の馬場さんに勇気をもらった気がする。良書をありがとう。"

  • 献本にて頂く。

  • 図鑑の生き物に夢中になった息子に本物を見せてあげるために南房総の古民家を購入し、週末をそこで過ごすようになる話。物件を見つけるまでの経緯、土地を先祖代々受け継いできた売主が引き渡し前日に親戚とともに一泊した話、草刈りやイノシシ対策に奮闘する様子などが読み物としてもおもしろい。今は里山の保全と活用のNPO「南房総リパブリック」まで立ち上げて、活動をしているらしい。巻頭のカラー写真に引き込まれてしまう。

  • ユーモアがあり、具体的なエピソードにあふれているため惹きこまれて一気に読み終わった。

    経済的に余裕があるからできるのだとうらやましく思ってしまう気持ちもあるが、なんとか工夫してこういう暮らしをできないものかとも思う。半農半xに憧れつつも、農業すら未知の世界なのにxで食べていくなんて・・・と二の足を踏んでいた。そのため、二拠点居住によって農業や田舎で暮らすことに慣れ、その暮らしの中から半xを探して本格移住に向かうという道は魅力的だと思った。

    「思うだけなのと、実際にやるのとでは、時間がたつと大きな差がでてくる」
    「食べ物がつくれて、住まいやその周辺のメンテナンスが自分でできて、まわりと助け合い補い合って暮らしていければ、本当にお金を使わずに生きていくことができる。他者に依拠しないでも生きていける自信を持つことで、心にゆとりも生まれる」
    「自分がひとつの"生き物"として最低限必要なもののなりたちを知ったり関わって生きていく生き方をしなければ、中身スカスカ人間になってしまう」

    共感する部分が多かった。

    南房総での暮らしに夢中になる→仲間ができる→
    NPOを立ち上げる→ますます仲間ができる→本を書く

    何かを始めること、本気で続けることによって、良い循環が生まれていくのだと思った。

  • 良いことばかりではなく、正直ベースな内容で好感が持てます。二週に一度は訪れなくては家がカビてしまう、とても8700坪の土地に生える雑草の処理が追いつかない、地元の人たちからは別荘に住んでいる人扱いをされたりと色々とあります。子供の成長とともにいつも一緒に出かけるというわけではなくなるし、中途半端な気持ちでは真似ができません。NPO法人を立ち上げたりと活動的でバイタリティのある著者ならではの生活だと思いました。

  • 実行する勇気だけなんだよな!

  • どこか田舎に安い家でも買おうかな、と思ってしまう。

    週末だけ田舎暮らしか。
    有りだよな。
    いやほんとに家買ってしまおうか。

全32件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

【馬場 未織】(ばば・みおり) 1973年東京都生まれ。1996年日本女子大学卒業、1998年同大学大学院修了後、建築設計事務所勤務を経て建築ライターへ。家族5人とネコ2匹を連れて「平日は東京で暮らし、週末は千葉県南房総市の里山で暮らす」という二地域居住を実践。2011年に仲間と共に任意団体「南房総リパブリック」を設立、2012年に法人化。現在はNPO法人南房総リパブリック理事長を務める。 著書に『週末は田舎暮らし―ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記』など。

「2015年 『建築女子が聞く 住まいの金融と税制』 で使われていた紹介文から引用しています。」

週末は田舎暮らし---ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記のその他の作品

週末は田舎暮らし Kindle版 週末は田舎暮らし 馬場未織

馬場未織の作品

週末は田舎暮らし---ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記を本棚に登録しているひと

ツイートする