週末は田舎暮らし---ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 181
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478025055

作品紹介・あらすじ

平日は都会で働き、週末は田舎で過ごす。旅行や別荘暮らしとは違う、もうひとつの「日常を綴る」。東京生まれ、会社勤め、共働き、子供3人。「田舎素人」の一家が、都会と里山の往復生活を通して見つけた、これからの豊かで新しい暮らし方。

感想・レビュー・書評

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  • ユーモアがあり、具体的なエピソードにあふれているため惹きこまれて一気に読み終わった。

    経済的に余裕があるからできるのだとうらやましく思ってしまう気持ちもあるが、なんとか工夫してこういう暮らしをできないものかとも思う。半農半xに憧れつつも、農業すら未知の世界なのにxで食べていくなんて・・・と二の足を踏んでいた。そのため、二拠点居住によって農業や田舎で暮らすことに慣れ、その暮らしの中から半xを探して本格移住に向かうという道は魅力的だと思った。

    「思うだけなのと、実際にやるのとでは、時間がたつと大きな差がでてくる」
    「食べ物がつくれて、住まいやその周辺のメンテナンスが自分でできて、まわりと助け合い補い合って暮らしていければ、本当にお金を使わずに生きていくことができる。他者に依拠しないでも生きていける自信を持つことで、心にゆとりも生まれる」
    「自分がひとつの"生き物"として最低限必要なもののなりたちを知ったり関わって生きていく生き方をしなければ、中身スカスカ人間になってしまう」

    共感する部分が多かった。

    南房総での暮らしに夢中になる→仲間ができる→
    NPOを立ち上げる→ますます仲間ができる→本を書く

    何かを始めること、本気で続けることによって、良い循環が生まれていくのだと思った。

  • 良いことばかりではなく、正直ベースな内容で好感が持てます。二週に一度は訪れなくては家がカビてしまう、とても8700坪の土地に生える雑草の処理が追いつかない、地元の人たちからは別荘に住んでいる人扱いをされたりと色々とあります。子供の成長とともにいつも一緒に出かけるというわけではなくなるし、中途半端な気持ちでは真似ができません。NPO法人を立ち上げたりと活動的でバイタリティのある著者ならではの生活だと思いました。

  • 実行する勇気だけなんだよな!

  • どこか田舎に安い家でも買おうかな、と思ってしまう。

    週末だけ田舎暮らしか。
    有りだよな。
    いやほんとに家買ってしまおうか。

  • 経済と暮らし、そしてメンタルのバランスをどのように取るかということは人によって異なり、様々なライフスタイルのパターンを生み出す。
    この本の家族は私とは逆のパターンだ。平日東京で働き、休日に田舎で暮す家を手に入れている。

    著者は自然が好きな旦那(激務の会社員)からいわれた言葉をきっかけに週末住宅探しに入る。
    様々な土地・不動産屋とのやり取りを通じてようやく出会った土地は8700坪。
    引渡し前に最後の一泊をする売主とその親戚。それを見送る著者家族。
    大人が感じている「家を引き継いだ重み」を軽やかなものに上書きしていく子供。
    新しく入ってきた家族を事件として見る集落の人々。ウエンダイに住む著者・・・(地域では屋敷自体に名前がついていたのだ)
    「あんたがたも、自然の営みの一部になったんだよ」(著者の心理)
    地域の人々の応援の元で、週末は野良仕事や畑仕事に奮闘し、食べ物を採取し、次第にたくましくなる家族。
    要所に出てくる旦那の言葉が冴えている。

    先鋭的分離的なコンセプトと実現が好まれる現代社会、思うように行かない現実・隙間や余地をおもんぱかる田舎社会。
    都会人と里山人を行き来する著者によって、こういったことがうまく表現されている。都会卑下・田舎礼賛ではない視点が著者らしい。

    「知れば知るだけ、生活を続ければ続けるだけ、底抜けに前向きな広報的オススメはしづらくなるのです。」といいながら、著者はNPO法人を立ち上げることになる。これも、生きることについて体感を通じた高揚感のある話だ。
    「常に自給自足生活するとまではいかなくても、畑作りはひととおり分かるし何とかできるという場所と実力があるかないかで、心のゆとりがまるで違う」

    このムーブメントは何だろう?・・・鹿児島のテンダーさんとも繋がるのである。

  • YADOKARIの本に紹介されていたのをきっかけに興味を持った馬場さんの暮らし&活動。楽しいことも大変なこともビビッドに伝わってきて、すごく面白かった!

  • 都会と田舎との二地域居住についての本。始める前の家の探し方から実際に始めてからの地域コミュニティとの関わり方まで、著者の7年にわたる体験が書かれている。二地域居住を始めてみようという人にはとても参考になる情報満載の本。著者の馬場未織さんは、三人の子持ちだけれども、本に何枚かある写真を見る限り、かなりの美人と思われる。そういうのも二地域居住成功のカギなのではないかと思う。建築関係のライターをされているそうだが、言葉の使い方が独特で面白く、読みやすい。

  • たくさんのお金を使ってお金をぐるぐる回すことが経済成長につながる、それが豊かさの指標でもある世の中ですが、農的生活にはその魔逆の豊かさがあるようです 地に足がついた生活を実感し、共感する 名を知るのは愛のはじまり 

  • 地域活動は週末だけではないでしょうし、その辺はどうしてるんでしょうか?もしご近所にこういった家族が来たら、やっぱ別荘暮らしの方々ってことになるのかな。

  •  生き物好きの息子に自然を体感させたい、との思いで始めた二地域居住。親子5人と猫2匹、東京と南房総を往来し、週末の里山生活を続ける中で、著者は実感した。「ライフスタイルをファッションイメージに置換して伝えるのではなく、その中身のところに共感してくれる人を増やしたい」。
     現在は、設立した「NPO法人 南房総リパブリック」で里山学校やカフェなどの運営も手がける。

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著者プロフィール

【馬場 未織】(ばば・みおり) 1973年東京都生まれ。1996年日本女子大学卒業、1998年同大学大学院修了後、建築設計事務所勤務を経て建築ライターへ。家族5人とネコ2匹を連れて「平日は東京で暮らし、週末は千葉県南房総市の里山で暮らす」という二地域居住を実践。2011年に仲間と共に任意団体「南房総リパブリック」を設立、2012年に法人化。現在はNPO法人南房総リパブリック理事長を務める。 著書に『週末は田舎暮らし―ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記』など。

「2015年 『建築女子が聞く 住まいの金融と税制』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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