ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

著者 :
  • ダイヤモンド社
4.06
  • (1069)
  • (1342)
  • (618)
  • (94)
  • (23)
本棚登録 : 10380
感想 : 1312
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478025802

作品紹介・あらすじ

「誰もがゼロからスタートする。失敗してもゼロに戻るだけで、決してマイナスにはならない。だから一歩を踏み出すことを躊躇せず、前へ進もう」――なぜ堀江貴文は、逮捕されてすべてを失っても希望を捨てないのか?
彼の思想のコア部分をつづるのが『ゼロ――なにもない自分に小さなイチを足していく』である。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 堀江さんの作品で1番好きです。

    自分の人生を振り返るのって
    勇気と体力がいると思います。
    思い出したくない嫌なことも思い出すし。
    そして文字に起こし、さらけ出す勇気と体力。
    やはり堀江さんは偉人です。

    なんかとてもすごい人!!!
    というイメージだけど
    この本を読むと
    あぁ、この人も人間なんだな、と。

    私もいつか勇気と体力をふりしぼって人生をゆっくりと思い返したいです。
    それはまだ今ではなくていいかなぁ。

  • 再読です。
    堀江さんは何冊も本を書かれてますが(あとがきによると、本書が執筆された時点で50冊近くとのこと)、今まで全く触手が伸びず。そもそも堀江さんに対して、なんだかギラギラしていて尖っている人、という印象から、私には眩しすぎてちょっと直視しづらかったのです。執筆された本もきっとガンガン攻めるギラギラした内容のものなんだろうと思っていました。

    それが、本書のシンプルなタイトルと帯(「僕は今まで、誰かにわかってもらおうという努力をほとんどしてこなかった。(略)だから僕は変わろうと思う。言葉を尽くして、語っていきたい。」)に惹かれて、発売してほどなく購入をしたものです。

    最初読んだときは、ここまで赤裸々に自身のことを書くなんて、どれほど勇気がいっただろうということ、思っていた以上に純心な内容だったことに衝撃を受けました。本書は挑戦することの素晴らしさ、楽しさと、失敗してもゼロに戻るだけでマイナスには決してならないよという励ましに溢れていました。すべてを失った著者が獄中で脳裏をよぎったのが、「働きたい」ということだというのが、なんだか尊いですよね。

    本書は堀江さんの生い立ちが綴られた1冊ですが、同時に「働くこと」とは何かについて静かに、真摯に見つめている本でもあります。仕事が忙しかったり上手くいかなかったり、なんだか心が疲れたな、という時に読み返すと初心に立ち返れます。

    それに、時代の寵児とも呼ばれた天才的な堀江さんでも、小さな成功体験を重ねて自信をつけてきたんだとわかると、とても勇気づけられます。輝かしい栄光の裏には光が強い分だけ暗い影もあって、それでも前に進むひたむきさに、少し泣きたいような気持ちにもなりました。

    きっとこれからもまた何度も読み返すと思います。
    「働くこと」にわくわくするスタート地点を思い出せる、また明日から頑張ろうと思える良書です。そして編集の方がまた素晴らしく、読みやすさ抜群です。大好きな1冊です。

  • 「人生は掛け算ではなく足し算
    階段とばしをせずに、まずはゼロの自分にイチを付け足そう。 」

    自身のエピソードを交えたホリエモンの仕事観、人生観、『何のために働くのか?』が詰まった作品。
    読んでみると、やっぱり成功してる人って集中力とかバイタリティーが全然違うんだなーと思った。

    何のために働くのか?っていうのはホリエモンを見習おうと思う。
    頭の良さ等はともかく、仕事への向き合い方やバイタリティ・メンタルの強さは、自分次第でいくらでも真似ができるはず!

    とにかく、「仕事をエンジョイ」しましょうぜ!!


    【引用】
    ・仕事のコツは『ハマる』こと。
    前のめりになって仕事を作り出す。
    能動的に取り組むプロセス自体が仕事を作ること。
    人は何かに没頭することができたとき、その対象を好きになる
    没頭という忘我。無我夢中。

    ・ルール作りのポイントは、遠くを見ないこと。
    将来のことなど考えず、ひたすら『今』を生きる。
    今日の目標を達成することだけを考える
    フルマラソンと100メートル走の違いが集中力を生む。

  • なぜ働くのか?働かずに生きているのか?
    核心を突く問いだと思う。本書でこの問い向き合いながら、堀江さんの思考に触れることができる珠玉の一冊。
    「掛け算」より「足し算」が先。
    ゼロに何を掛けてもゼロ。経験で根本的な「自信=イチ」を積み重ねること。
    すべての社会人におすすめ。

    バックグラウンドに共通項を持つ堀江さんから最も受け取った言葉。
    ⚫︎「飽きっぽさ」は「惚れっぽさ」と表裏一体。
    すぐに飽きる人は別の何かにすぐ惚れる。
    好奇心むき出しでさまざまなジャンルにチャレンジできる。ひとつの専門に縛られることなく、より多くの人と出会い、より多くの知見を広めることができる。

  • 【働くこと、の尊さ】
    ゼロに何を掛けたところで、ゼロのままだ。だからまずイチを足さないといけない。

    堀江貴文さんが出所されてから初めて出した本ということで、もう10年以上も前なのだけれどもとても興味深く読んだ。働くことについて書いている。つまり生きることについてでもある。

    時間は有限で、命そのものという。今しか存在しない、その今に全力を尽くすこと。
    自信がないなら、小さなイチを踏み出すこと。
    やりたいことが分からないなら、できる理由を考えること。
    お金はただ貯めるのではなく、報酬は時間の対価に受け取るのではない。人は人生の中で、働くことを通して、何かに没頭し、好きになり、やりがいを作り出すことができる。

    そうやって、没頭して何かをすることこそが、生を充実させ、いずれ死ぬ人生の中での生きがいとなる。そんなことが書かれていたと今のところは理解しました。

    自分がこの世界でどう能動的に生きるのか、日々感じる無力さとか、無能さとかに対して、そこにどうイチを足せるか。書くとちょっと抽象的だけれども、執着を捨てることでもあるように思った。今自分は同一歩を踏み出すか。踏み出し続けるか。

    例えば、転職する時でも、興味のある求人を見るとできるか分からないことばっかりで、無理なのではないか、と思う。その際は、どうやったらできるかを具体的に考えること。する、と決めること。この一歩を踏み出し続けることをしようと思う。

    先ほど読んだZero to Oneの本では、ビジネスにおいて新しいものを生む、という意味を込めてOneといっていたけれど、この本のイチは人間レベルでの私たち一人ひとりの一歩の話で、今の自分に身近に感じられた。働くことは尊い。

  • 実家にあって何気なく手に取って、堀江さん当時ののイメージをいい意味で裏切られた本。

    最近、改めて手にとった。
    2回目でも、堀江さんの人間力が溢れてて、ここまで自分の弱さを認めて人に晒すことが出来るんだと驚いた。
    上っ面な内容ではなく、泥臭くてコンプレックスや自信が持てない状況からどうやって今までの堀江さんになったのかが書かれていて、どんどん引き込まれた。

    働くことの本質
    今の仕事を突然辞めて、経営者になるなんてことは難しいけれど、与えられている仕事の中で自分なりのやりがいや目的を見つけてクリエイティブにしていくことは自分にとっても大きくプラスになるだろう。

    2022.4.10 2回目の読了

  • 堀江貴文さんが逮捕され、出所後最初に出版した本。

    世間一般から天才だと思われている堀江さんでも、実際は田舎でどちらかというと良くない方の家庭環境で育ち、決して生まれつき才能のある子供ではなかった。
    何もないゼロから一を出し続けて今があると出張。

    その一を足し続ける行動として、いくつか事例が挙げられていたが、今後意識して行動したいと思ったことがあった。

    自分はキョドってしまうことが多いが、仕事でも人生でも、異性関係でも、キョドってしまうのは、経験の問題だという。
    経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていく。
    しのごの言わず、何事も経験と考え、足を踏み出していくことが大事だと改めて思った。
    今の現状を変えたいと思うなら、腐らずコツコツと経験を積んでいきたい。

  • 誤解していたようだ。彼は説明をしなかったとあるが、こちらも知ることを避けていた気がする。
    ただ働きたいという。
    幼い頃からの話や現在のところの話まで書かれている。ただ、10年前の作品なので今はもっとちがうはずだ。
    0に何を掛けても0。はじめは足し算をしないといけない。いわゆるゼロイチの仕事は大変だが、確かにそうである。
    私も本当の意味で働こうと考えた。

    内容紹介
    誰もが最初は「ゼロ」からスタートする。
    失敗しても、またゼロに戻るだけだ。
    決してマイナスにはならない。
    だから、一歩を踏み出すことを恐れず、前へ進もう。

    堀江貴文はなぜ、逮捕され、すべてを失っても、希望を捨てないのか?
    ふたたび「ゼロ」となって、なにかを演じる必要もなくなった堀江氏がはじめて素直に、ありのままの心で語る、「働くこと」の意味と、そこから生まれる「希望」について。

    【本書の主な目次】
    第0章 それでも僕は働きたい
    第1章 働きなさい、と母は言った──仕事との出会い
    第2章 仕事を選び、自分を選ぶ──迷い、そして選択
    第3章 カネのために働くのか?──「もらう」から「稼ぐ」へ
    第4章 自立の先にあるつながり──孤独と向き合う強さ
    第5章 僕が働くほんとうの理由──未来には希望しかない
    おわりに

  • p.33 もし、あなたが「変わりたい」と願っているのなら、僕のアドバイスはひとつだ。ゼロの自分に、イチを足そう。
    → 証券取引法違反で実刑判決を受けて、ゼロになった堀江貴文さんが「ゼロ」からの新しいスタートを切る。ゼロの自分にイチを足すとは「働くこと」と断言した、「働くこと」の人生観が語られている。それにしても、MSXは偉大ですねぇ。

  • 悩むことと考えることの違いや有効性について書かれている内容が読んでいて心に残った。
    「なんとなく分かっているつもり」のなんとなくの部分をよりハッキリとさせてくれる所が読書の良い所だなと思う。
    1人の人がどんな風に考え行動し生きてきたのか。今の社会で自分はどのように生きて行きたいのかを考えるきっかけをくれる本です。

全1312件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1972年、福岡県生まれ。実業家。ロケットエンジンの開発や、スマホアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙するなど、幅広い分野で活動中。会員制サロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」では、1,500名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開。『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『多動力』(幻冬舎)、『時間革命』(朝日新聞出版)、『最大化の超習慣』(徳間書店)など著書多数。

「2023年 『(仮)2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

堀江貴文の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐々木 圭一
クリス・アンダー...
藤田 晋
ジャレド・ダイア...
堀江 貴文
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×