逆境経営―――山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法

著者 : 桜井博志
  • ダイヤモンド社 (2014年1月18日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478026212

作品紹介

カネなし!技術なし!市場なし!ピンチがいつも救ってくれた-。つぶれかけた酒蔵が、世界20カ国に展開するまでの七転び八起き。

逆境経営―――山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法の感想・レビュー・書評

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  • 私が最も好きな日本酒「獺祭」を製造する旭酒造の社長の社長就任から現在に至るまでを記した一冊です。

    桜井社長の人柄、獺祭への想い、酒造りへのこだわりが伝わってくる良書です。

    経営書としても非常に学びになる部分が多く、経営者の本領は逆境でこそ試されるということがとても理解できます。

    私はたまたま獺祭を飲み、あまりの美味しさにファンになったため、日本酒については全く詳しくないのですが、「日本酒というのは、日本民族の歴史と文化から必然的にでき上がったもの」と知り、日本酒自体への関心も高まりました。

    「エヴァンゲリオン新劇場版:序」にも登場していたことには驚きました。ますます獺祭のファンになりましたし、これからの海外での闘いを応援していきたいと思います。

  • できれば、もっと業績回復の軌跡への詳細の言及があればな、と思いました。

  • 資源を見極め、純米大吟醸のみをターゲットとする。
    杜氏を廃止して、自ら各種工程を可視化・定量化して、とことん品質の向上に努める。
    徹底した酒米の磨きにこだわる。
    地元ではなく、東京もしくは世界への販路拡大を目指す。
    まさにニッチャーの経営戦略。

  • 2017.7.5

  • 会社の中で特定の仕事は
    多かれ少なかれ特定の社員個人に依存するもの。

    その人にしか出来ないという仕事が増えれば増えるほど
    会社は融通が利かなくなり、仕事の幅も広がりません。

    本日ご紹介する本は、
    酒造りという伝統産業にあって
    型破りな経営改革により
    逆境状態からグローバル展開を果たした
    旭酒造さんについてまとめた1冊。

    ポイントは
    「決まった仕事をこなす」

    日本酒作りには、 杜氏(とうじ)という、
    日本酒の醸造工程を行う職人が必要です。
    しかし、この職人の数が少なかったり、
    職人の頑固さで融通が利かず
    酒作りにはどうしても、限界があるそうです。

    そこで、旭酒造さんは、杜氏を雇うのをやめ、
    社員だけで酒造りを行います。

    そのために、成分分析を行い
    数値管理を徹底し、遠心分離機などの設備投資を行い
    素人の社員でも、きめられた通りに作業を行えば
    すばらしい日本酒が季節を問わず、たくさんできるようになりました。

    「獺祭」(だっさい)という海外でも人気のある
    有名な日本酒です。

    本書中には、さまざまなエピソードや工夫が
    たくさん記載されていますが、
    根底には”お酒作りが好き”で、
    もっと多くの人に日本酒を広めたい
    という意思が強く感じられました。

    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    徹底的においしい酒を造ろう、と言う挑戦
    価格に見合った満足を提供できなければ、お客様はおいしいと感じない
    酒造の一番の問題は杜氏たちの高齢化と蔵人確保の難しさ
    すべての商品を素人の手によってでも、厳密に管理したいという目標から出発
    設備投資がない酒蔵は成り立たない。将来性がありません。
    精神力でがんばるのはよくない
    若い人を育てるために肝心なのは、会社を大きくすること
    酒蔵が永続するためには、常に変化することが大事
    美味しかったから次も買っていただくかたちで酒を売っていく
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第1章「負け組」の悲哀を忘れない
    第2章 大失敗から学ぶ
    第3章 捨てる勇気を持つ
    第4章 「できること」と「やるべきこと」をはき違えない
    第5章 常識や慣習にとらわれない
    第6章 伝統が持つ奥深さを侮らない
    第7章 発信しなければ伝わらない
    第8章 打席に立ったからには、思い切りバットを振る
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 獺祭で有名な旭酒造の社長の著書。
    成功談も失敗談もがっつりと語っており、とても参考になった。
    思えば自分も常に逆境ばかり。
    昔は嫌だったけれど、最近は楽しめるようになった。
    逆境だからこそ、出来ることがあるはずだ。

  • 獺祭が好きで読んでみた

    山田錦にこだわり精米歩合をできるだけ低くし
    冷やにこだわる。

    売れない時期や経営危機があってこその
    こだわり
    あの究極の美味さがあるんだなと思いました


    庵野秀明や柳井さん、
    同郷同士で応援している姿は素晴らしいと思う!


    獺祭が好きな人は読むべきですけど

    興味ない人にはオススメしません。

  • 日本酒=杜氏というのは当たり前なイメージだが、本書で語られる「獺祭」においては、その常識が覆される。
    それは革命的なことではないだろうか。
    古くからの伝統である杜氏を廃し、徹底的に管理された体制で一般の社員たちが日本酒を作る。
    タイトルの通り逆境に立たされたからこそ生まれた独自の、そして必死な発想が新たな日本酒作りに結びついたのだろう。
    こういった類の本にありがちな、自慢や感謝なんかも少々あるけれど、そこには目を瞑ることにした。

  • 獺祭は知り合いが流行る前に行って飲んだとしつこくいわれてたから敬遠してたけど、今度飲んでみようと思いました。日本酒もいいよね。

  • すきま時間を利用して読了。
    特に日本酒に興味があるわけではないが、俗人的な職人仕事の領域にビッグデータを利用した事例としてよく登場するので読んでみた次第。
    タイトルどおりに、様々な逆境を克服して成長軌道に乗せた著者(桜井博志 旭酒造社長)のこれまでが書かれていました。
    個人的に興味のあったビッグデータ関連のところはサラリとしか書いてなかったので、個人的にはチョット残念でした。
    日本酒を飲まれる方、是非一度読まれてみてはいかがでしょうか。
    付箋は19枚付きました。

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