古代から現代まで2時間で学ぶ 戦略の教室---生き抜くための勝利の全法則
- ダイヤモンド社 (2014年8月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478027127
作品紹介・あらすじ
『孫子』『君主論』『戦争論』『戦略論』『トヨタ生産方式』『ランチェスターの法則』『競争戦略』『ブルー・オーシャン戦略』『マーケティング・マネジメント』プラットフォーム戦略、アダプティブ戦略…他、軍事戦略から経営戦略まで、歴史から厳選する勝利の法則。
感想・レビュー・書評
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戦略について書かれた30もの歴史的名著をコンサルタントの著者が解説した一冊。
孫子や君主論などの戦争の戦略からドラッカーやコトラーといった方が提唱するビジネス上の戦略まで歴史的名著と言われる著書についてエッセンスが実際の企業の実例をもとに書かれており勉強になりました。リーダーシップ、実行力、目標達成、フレームワーク、マネジメントなどのカテゴリーに分けられており、ビジネスには欠かすことのできない知識を本書から得ることができました。
ただ、各紹介末にポイントなどが整理されていると理解が捗るだろうとは感じました。
名称だけ知っている著書も多くあって本書での解説で概要がわかったものも多く、競合他社との差別化といったマクロな部分から従業員のモチベーションを上げるといったミクロな部分まで企業などの組織が成功するまでどのように行動すればよいかを知ることができ参考になりました。
特に本書の中でも強者と弱者の戦い方の違いについてとプラットフォーム戦略について書かれているところは知らない部分も多く勉強になりました。
21世紀になりビジネスの難易度が高まるなかで本書で古典から学習した戦略はその時代に全力で生きた人間の生き様を感じました。
その知識をもとにビジネスの壁を破る突破口を開いて未来が拓けるヒントを得ることができたと感じる一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦略に関する書籍と考え方を幅広く紹介した本。前半に孫子や君主論があるが、ほとんどは近代のビジネス関連。ビジョナリーカンパニーなど読もうとは思いつつ手が出せていなかった本を分かりやすく説明している。個々の書籍を読んで理解を深めたいと感じた。
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古今東西の戦略をざっとおさらい。
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第1章 勝敗を分けるリーダーシップ戦略
第2章 戦況を決定づける軍事戦略
第3章 生産力を最大化する効率化戦略
第4章 組織の限界を突破する実行力戦略
第5章 突出した成果を出す目標達成戦略
第6章 ライバルに勝利する競争戦略
第7章 問題を解決するフレームワーク戦略
第8章 強い組織をつくるマネジメント戦略
第9章 ルールを変えるイノベーション戦略
第10章 新たな生態系を生み出す21世紀の戦略 -
1.以前、鈴木さんの「失敗の本質」を拝読させていただいた時に、戦争について詳しく調べてある方という印象を持ちました。この方は企業の戦略をかつて行われてきた戦争から学ぶことに長けていると思いました。そこに興味を持ち、購入しました。
2.まず、戦略を俯瞰することで、歴史の転換点を見抜く力を身につけることを目的としています。
基本的には、過去の戦争を分析し、ビジネスの経営論で語られている戦略に当てはめています。分類としては、リーダーシップ、軍事、効率化、実行力、目標達成、競争、フレームワーク、マネジメント、イノベーション、筆者の主張、の10項目となっています。それに当てはめた後に、現代の成功企業の事例を用いています。
これをふまえたうえで、自分の企業がどんな戦略を取っているのか?自分ならどの戦略で攻めるかなどを考えていると面白いかもしれません。
3.基本的には勉強したことの復習だったので、新しく知識を学ぶことはありませんでした。ただ、筆者も述べているように、戦略を使いこなせるようならなければ意味はないということを肝に銘じていきたいと思います。 -
戦略というお題にナポレオンが書いてあったので、ふつうに戦争の戦術論と歴史を期待して買ったのだが、途中からトヨタだとかでてきてビジネス書になっていた。なので結構がっかりしたが、もともとビジネス書として読めばまあ、なのかな。
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献本にて頂く。
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戦略に関する重要書籍の概略内容について、効率的にまとめられている。
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山崎さん貸し出し中