組織が動くシンプルな6つの原則---部門の壁を越えて問題を解決する方法

  • ダイヤモンド社
3.33
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本棚登録 : 138
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478027486

作品紹介・あらすじ

なぜ仕事は、業務プロセスは、こんなにも複雑に絡み合っているのか?BCGが提示する新たな解決策。部門の壁を越えて組織をスムーズに動かすために必要な、シンプルな原則。

感想・レビュー・書評

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  • 理解するのは難しかったけど勉強になった。
    メンバーの行動には理由があって、その背景を考えることが大事だと学んだ。

  • ・先進国/新興国の同時展開、リアル/ネットの連携といった異なる特徴を持つビジネスを
     同時推進することが求められている
    ・従来の組織力向上のアプローチは
     ・ハードアプローチ:組織構造、業務プロセスの変更(社内手続き、役割の増加含む)
     ・ソフトアプローチ:チームビルディング等、従業員のやる気を高める
     だったが、より複雑性を高めることになる。
     これが無いからこの機能、組織を作る ⇒愚策。より煩雑性が増すことになる。

    ・ハードアプローチは、2つの基本的仮説に基づく
     ・組織構造、プロセス、システムは正しい選択をする限り、期待通りのパフォーマンスを得られる
     ・規定をたくさん導入すればするほど、従業員をコントロールできる

    ・業務のコンテクスト(目的、リソース、制約)は相互に作用し、状況や個人次第でも入れ替わる
     このコンテクストに対して、組織構造、プロセス、システムがどう作用しているかを理解する必要がある。
     業務のコンテクストを変えることで、協働することが個人にとって有益な行動になるようにするべき。

    ・誰かが調整コストを負う。場合によっては社外に調整コストを負われることになる。
     (欠陥品や遅延などにより顧客に負わせる。時には株主に負わせることも。)
     (ホテルの事例。バックオフィスが協力していれば発生しなかった調整コストをレセプションスタッフが負い、
      その結果ホテルの稼働率や単価が落ちる)

    ・診断は「していない」ことに目を向けがちで、その「していない」ことを補うために
     組織やプロセスを変更するのがハードアプローチ(「欠落こそが根本的原因」)。
     ただ、本来は「している」ことに目を向ける必要がある。
     パフォーマンスが現状のパフォーマンスなのは「している」ことに依り、
     それを「している」のは欠けている組織的要素ではなく、今の組織的要素。

  • 概念的過ぎるのとアカデミックな内容過ぎて頭の中に入ってこない。

  • 冒頭から、煩雑と繁雑の違いがわからない人が訳したと思うと、全てを読む気が失せてしまった。

  • 12/18

  • ■書名

    書名:組織が動くシンプルな6つの原則---部門の壁を越えて問題を解決する方法
    著者:イヴ・モリュー、ピーター・トールマン

    ■概要

    マネジャーが抱えるトラブルは、一問一答で解決するほど簡単では
    ない。
    みなそれぞれに一生懸命に考え、合理的な行動をとっていても、全
    体として大きな不具合に発展しているからだ。
    そしてそれが顧客を怒らせ、現場を困らせ、マネジャーの悩みとな
    って帰ってくる。なんという悪循環!

    業務プロセスや組織体制、報酬制度を変えればいい、とあたかも簡
    単に言う人がいるが、ハードだけいじったところで、何も変わらない。
    それどころか、単に混乱を深めるだけという、どうしょうもない事態に陥る。
    本当は、それぞれの部署、現場の仕事の背景、コンテクスト、つま
    り組織のソフトの部分を理解しなければ、真の原因はつかめないのだ。

    必要なのは、他の部門に、他のメンバーに対する際の、原理原則で
    ある。シンプルな6つのルールを把握すれば、行動が変わり、リア
    クションが変わる。
    (From amazon)

    ■気になった点

    ・失敗を責めるな。救いの手を差し伸べなかったもの、救いを求めな
     かったものを責めろ!

  • 戦略ゴールの多様化に追い付かない企業の実態を踏まえ、組織を動かすための「シンプルな6つの法則」をBCGが提示。言わんとするところはよく分かるが、原書の翻訳ということもあってか、解決策の具体的なイメージが湧かないところが少しつらい。

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