統計学が最強の学問である[実践編]――データ分析のための思想と方法
- ダイヤモンド社 (2014年10月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478028230
感想・レビュー・書評
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20160102
平均値とか分散とか基本的な統計用語を懇切丁寧に概念から理解させてくれる良書。第1弾よりも踏み込んでいるが数学的な抵抗を感じさせない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
統計学の意義、エッセンスをわかりやすくまとめた『統計学が最強の学問である』の続編。ビジネスで統計学を活かし、「洞察」を行うための具体的手法(統計的仮説検定、回帰分析、因子分析等)を解説している。卑近な事例を用いて、基本、数式を使わずに説明されており(しかも巻末に数式による補足もついていて重宝)、非常にわかりやすい。実務で実際に統計学の手法を使いたい場合の恰好の入門書である。
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統計学の実践的な活用方法が満載。漠然としか知らなかった各種検定方法の違いもよくわかった。もう一度、読み直したいと思う。
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前著「統計学が最強の学問である」の続編.前著は統計学のビジネスへの適用に対する興味を抱かせる内容であったが,今回は実践編というだけあって,実際に使う気が出てきた人向けの内容となっている.といっても,実際に使う気になったらExcelやRについての実用書が必要になると思われる.本書は実用書との橋渡しのような位置づけで活用されてはどうかと思う.
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350.1||Ni
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2章終わりで挫折。
理系卒でも興味関心が無ければ敷居は高い。
それでも、一般の統計学の本より読みやすいか。 -
良書。買ってもいい。
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2015年4月に実施した学生選書企画で学生の皆さんによって選ばれ購入した本です。
通常の配架場所: 開架図書(3階)
請求記号: 350.1//N86
【選書理由・おすすめコメント】
半沢直樹の続編のようなものなので話を知っている人は面白いと思います
(社会経済システム学科、1年)
【選書理由・おすすめコメント】
以前から読んでみたかった
(医療栄養学科、4年)
【選書理由・おすすめコメント】
統計学は薬学でメインになるので読んで勉強になりました
(薬学科、1年)
【選書理由・おすすめコメント】
ドラマの「半沢直樹」シリーズを本の観点からみられるのはまた異なる感想を抱けるだろうから
(薬学科、1年) -
* 統計学の使用目的は3つ
- 因果関係を洞察 → 本書
- 現状の把握
- 今後の予測
* 差がない野に差があるとしてしまうαエラー
あわて者の過ち
* 差があるのに見逃してしまうベータエラー
ぼんやり者の過ち
* 平均値の標準誤差 = 元データの標準偏差 / √平均値の計算に用いたデータの件数
* 次の調査をどれくらいの標準誤差にするためにどのくらいのデータの件数が必要か,サンプルサイズ設計が行える
* 主張したいことを無に帰す帰無仮説
* 5%の根拠はフィッシャーが便利といったかららしい
* 検定は英語えtestからt検定と呼ばれるようになったらしい
* χ二乗分布は平均値0分散1の正規分布Xを二乗して足し合わせた分布
- 足し合わせる数が自由度
- データの数によって,あるいはχ二乗分布の自由度ごとに平均値の差が,平均値の差の標準誤差の何倍に収まる確率が何%になるか,を計算するための分布がt分布
* 2x2の表でどのセルにも10,最低5が入るならZ検定でよい
* t検定とは数十件程度のデータでも正確にz検定を行えるようにしたもの.数百~ならt検定とz検定の結果は欲一致
* フィッシャーの性格検定は組み合わせの数を使って数十件程度のデータでも正確に割合の差に意味があるのかp値を求めるものである -
終章「巨人の肩に立つ」の系統的レビュー、メタアナリシスは、普段ざっくりやってることだったり。もう少し精度を上げて取り組めそう。フリーでは範囲が限られるとはいえ、論文にネットからアクセスできるって素敵。
統計そのものの実務的なことについてはやはり別の本を読もうと思うが、統計に関わる専門家の人々の統計に対する態度の違いは面白く読んだ。