ぼくらの仮説が世界をつくる

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478028322

作品紹介・あらすじ

『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』を育てたメガヒット編集者の仕事論!

感想・レビュー・書評

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  • ・ぼくは「世界がどうなるか」を心配する時間があるなら、「世界をどうするか」を考えたい。

    ・世界は誰かが思い描いた「仮説」でできている。そして、その「誰か」とは「あなた」のことでもある。

    ・「何が変わっているか」をきちんと見極めると同時に「何が変わらないか」を把握しておくことも大切。そこに人間や社会の「本質」があるから。

    ・2010年代は「モノがあれば、幸せになれるはず」という幻想が通用しなくなってしまった。人々の物欲が減る中でどうすると心が満たされるのか。「背後にあるストーリーに共感するからモノがほしい」という時代になってきた。

    ・すごく不思議なことに、人はめんどうくさいことを避けるが、一方で、わざわざめんどうくさいことをしたい生き物でもある。

    ・人は「自分の個性が何なのか」「強みが何なのか」ということを、自分では見つけられない。真似るという行為は、他人になろうということではなく、他人との比較によって、自分の個性と強みを見つけようとすること。

    ・自分の意志を信じないようにすることが大切。僕は意志の力を信じていない。「意志」ではなく「習慣」でしか人生を変えることはできないと信じている。努力を続けられるような習慣を保つためには、自分に刺激を与えてくれる環境に身を置き続ける必要がある。

    ・短期的な成果に左右されない…「長期的」というメガネをかけないといけないときに「短期的」のメガネをかけてしまうと、余計な不安が発生してしまう。

    ・社会にあるルールは、誰かが作ったもの。もしも、そのルールで居心地が悪ければ、周囲を納得させて変えていくものだ。現代はまさに新しいルールが作られているとき。どのようなルールが社会を良くするのか、本気で考えなければいけない。ぼくらの世代には「ルールを作る楽しみ」があると同時に「ルールを作る責任」がある。

    ・自らを縛りながら、産業が発展するようなルールを作った人は、未来を見通す力だけでなく、誠実さも併せ持った人たちだった。誰かがデザインしたルールに従うのか、それとも自分でルールを作るのか。ぼくは自分でルールを作る側になったほうが、何百倍も楽しいと思う。

    ・サラリーマンはお金を一切投資しない代わりに自分の時間を会社に投資して、お金で返してもらおうとしている。だから投資効果が悪い。二度と戻らない時間をサボる時間に投資することは、実はリスクの高いことでもある。「時間の有限性」をどれほど意識するかによって、サラリーマンであることと起業することのどちらのリスクが大きいか、その答えは変わるはず。

    ・人生最大のリスクとは何か?お金を失うこと?ぼくは「死ぬときに自分の人生は間違いだったと思うような生き方をしてしまうことが最大のリスク」と考える。

    ・最高に人生を楽しむためにはまわりを楽しませなくてはいけない。「自分が楽しい」をとことん追求すると、結局は「利他」に行きつく。だから、使命感をぼくは重視せず、むしろ自分が楽しむことが結果的に使命を果たすことにつながるのではないか。

  • いい作品とは、新しい定義を生み出すことができるもの
    cf. ドラゴン桜 教育の再定義 働きマン 働くことの意味の再定義

    全体的 糸井重里「インターネット的」
    世の中のすべてのプロダクトがサービスに変わってきている

    本というプロダクト1つではなく、そのまわりに付随するすべてを、誠実にパブリッシュ(公にする)ことが求められていく

    それをどういうふうにして世界中に届けるのか
    村上春樹を売るための世界戦略 20年かかった

    どちらの欲望の方がより本質的なのか?

    おもしろさというのは<親近感×質の絶対値>の面積

    1枚目のドミノ、それは「たった一人の熱狂」

  • 超売れっ子編集者の仕事論。仕事論と言うより好きを突き詰める事論。響く言葉多数。
    これまでの経緯を元に仮説を立てるのは過去の延長でしか無い。逆に、先にこうありたいと仮説を立ててそれに肉付けして行く目標志向を説いていたりも共感する。

  • アイデア思考の話かと思ったら、働き方の話にもなっていた

    仕事したい!って思える本

  • 「情報→仮説→実行→検証」ではなく、「仮説→情報→仮説の再構築→実行→検証」という順番で思考すること。p27

    「仮説を立てる」ことは「定義しようと試みる」ことは、ぼくにとってほとんど同じです。p39

    《第4章「ドミノの一枚目」を倒す》p131

  • 『宇宙兄弟』や『インベスターZ』の編集を手がけるクリエイティブエージェンシーであるコルクの代表、佐渡島庸平さんの生きていく上での根本となる考え方がわかりやすく書かれています。
    佐渡島さんの別のインタビュー記事で、編集者の仕事は「作家の頭の中にある世界が世の中に伝わりやすい順番を、作家と一緒に考えること」と「才能を見抜いて投資をすること」と言っていて、作家ではないけれど自分がやっていきたいことと限りなく近く、それを最前線で、かつ本物の天才たちと仕事をしている人という印象が佐渡島さんにはあったので、読むことにしました。
    実際に読んでみると、自分が求めるレベルの佐渡島さんの深い思考に触れられるいる感覚はあまりなかったけれど、佐渡島さんが考えるこれからの時代の流れや、その流れの中でも変わらない本質的なこと、働いていく上での根本的な考えについて、原体験も含めながら書いてあったので、ネットに多くあるインタビューをつまみ食いで読むよりも、この1冊を読んだ方が、他のインタビューを含めてすっと入ってくるなと思いました。そりゃ当たり前のことだと思うけれど。

  • 最初は退屈なので読むのをやめようかと思ったが、後ろ半分はとても良かった。コンテンツビジネスに関わる人には示唆に富んでいる。読むのは後半だけでもいい。

  • マガジンハウスの大ヒット「君たちはどう生きるか?」には著者のプロデュースにより、漫画家がキャスティングされた、と聞いていたのですが、それが本書で、今コルクが育成している、と言及されていた芳賀翔一だったんですね。才能を見極める目利き、というものではなくて自分の好きな才能と一緒に仕事を作っていく、というこの本のメッセージそのままの成功だと思いました。アランの幸福論の「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。」という哲学を背骨とし、シラーの「友情は喜びを2倍にし、悲しみを半分にする」という言葉を指針に、「自分の楽しい」を「みんなの楽しい」に変えるという仕事術。まるで一流のアスリートのスポーツについての話を読んでいるような爽快感を感じました。ウエラブルでの客観的自己分析もすごい。佐渡島庸平はデジタル時代の野間清治?

  • 仮説思考についての本。
    本質的な問いかけをたくさん行っており、面白い。

    面白さは親近感×質

    常識と自分の感情がバイアス。

  • 物事を本質を見極める。
    そのための思考・マインドを知ることができます

    ・情報を溺れずに、物事を再定義する仮説思考
    ・自らの感覚を大切に情報に接する生活者としての感覚
    ・勝利の方程式を見抜く戦略的思考
    などなど。

    また、この1文は自らの仕事を再定義するヒントとしていきたいと思います。

    「教える側」と「教えられる側」がいずれごっちゃになる、という流れは、
    全産業で起きる「方程式」なのです。

    私が仕事をする教育業界も、まさしくそうだ。
    しかし、まだまだ変化の途中。

    この先に何が起きるのか?
    その中で勝つための方程式は何か?

    常に自分なりに研究していくことが大切ですね。

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