男女脳戦略。――男にはデータを、女にはイメージを売れ

  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 253
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478028650

作品紹介・あらすじ

言い方を変えるだけで売れる!見せ方を変えれば企画が通る!伝え方を変えたら信頼された!違いを知れば結果が出る。交渉、販売、営業、社内評価、面接・就活…に効く!

感想・レビュー・書評

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  • 「言って欲しい」のが男性脳で、「感づいて欲しい」のが女性脳

    女性脳が言われて嬉しいのは、「食べたいだろうと思って」「好きだって言ってた」という言葉。気持ちに気づいてくれた、覚えていてくれたという証。
    言葉の裏にある「感情」を重視する。女性が発する言葉の前後には、言葉になっていない言葉がある。

    男性脳はものごとを理論的、システム的に考えるため、言われたことを言われたとおりに、忠実にこなそうとする。

    <思考の広がり方の違い>
    女性脳:拡大思考。目の前の出来事を、過去や未来にまでリンクさせやすい。プロセスが大事。
    自分と関係があるかのように結び付ける自己関連付けをしがち。
    睡眠中の夢は、自分が主人公になっていることが多い。
    韓流恋愛ドラマや恋愛小説「ハーレクインロマンス」が女性に根強い人気がある。

    男性脳:現在のことだけ。結論を急ぐ。
    自己完結タイプ。睡眠中の夢も、客観視しているものが多い。

    <わかり合えないをわかり合えるにかえる>
    男性脳は女性脳の感情的な会話を理論で捉えるとわかりやすい:「どうしてわかってくれないの」→「(こういうときにはこうしてほしいのに)、どうしてわかってくれないの」→「(いつも~って言ってるのに)どうしてわかってくれないの」→「こうしてほしい」
    女性脳は男性脳の理詰めの会話を感情で捉えるとよい。

    <違い>
    男性脳:モノタスク
    デスクトップにファイルが少ない
    モノクロ系の色が好き
    距離や方角で説明する
    モノを欲しがる
    買い物では、機能やスペックに注目
    他人をいじって笑いをとる
    黙ったまま話を聞く
    名詞+動詞がないと理解できない
    話の中心が「私」
    目標には夢や願望を持ち出しがち「計画錯誤」
    「いい店をしっているから、連れて行ってあげるよ」

    女性脳:マルチタスク
    デスクトップにファイルがたくさん
    カラフルな色が好き
    ランドマークで説明する
    人を求める
    買い物では、雰囲気とイメージに注目
    自虐ネタで笑いをとる
    同意しながら話を聞く
    名詞だけでも会話が続く
    話の中心が「私たち」
    現実的な目標をたてがち
    「良い感じのレストランを見つけたから一緒に行こうよ」

    <脳に合わせた伝え方をするだけで、相手を誘導できる>
    男性脳の「優位に立ちたい」という特性を利用する。自尊心をくすぐる。
    「こちらの方は、何だか観察力が鋭そうですよね」
    「この人を見抜くのは、ちょっと難しいかもしれないですよ、みなさん」
    男性脳は競争本能があり、周囲よりも優秀だと思いたいという欲求をもつ
    「おそらくあなたは周囲よりも優秀なはず。仕事で他の人より秀でた特技、ありますよね?ただ周囲の人はそのことに気づいていないでしょうけど」

    女性脳の「共感」に働きかける。共感を示してくれた相手には共感で返そうとする心理。共感の提示から入る。
    「あなたは感覚が鋭そうだから、人が何を考えているかわかるんじゃないですか?」
    「人のホンネが見えてイヤな思いをすることも多いんじゃないですか」

    <やる気を高め、信頼を勝ち取る>ほめられたいポイント:
    男性脳は「自己評価」「自慢」。能力をストレートに、ピンポイントで褒める。
    第三者の評価を入れる場合は立場やキャリアの違う人(違う目線の人、上司や先輩、後輩など)
    「本当によくやったな。先輩たちもたいしたものだ、と認めていたぞ」


    女性脳は「拡大思考」。今日の成果だけでなく、今日に至る過去までさかのぼってそこから褒める。プロセスをほめる。過程を労う。
    第三者の評価を入れる場合は同年代や同僚の身近な仲間(同じ目線の人)
    「半年間、粘り強く交渉し続けた君の熱意が実を結んだね。ご苦労様。営業部のみんなもすごいって喜んでいたよ」

    <高さは権威の象徴>
    人は無意識のうちに、大きいもの、背の高いものに権威を感じ、信用度や説得力が増す。
    <叱り方>
    男性脳が女性脳を叱る:拡大思考を防ぐ。「前にミスしたときはうまく事後処理できたじゃないか。だから今回もここで挽回しなさい。そうすれば次につながる経験になるだろう」
    女性脳が男性脳を叱る:拡大思考をやめ、今現在のミスだけを叱る。

    <相談>
    男性脳はホウレンソウ
    女性脳はソウレンホウ

    <得意・不得意>
    男性脳はタフで集中して打ちこむ必要がある課題が得意
    女性脳は煩雑な作業を同時進行する管理系のデスクワークや各部署との業務調整役が得意

    <求人広告の作り方>
    「社会的証明」人は周囲に合わせようとする。
    文言ではなくイメージが重要。採用したい人、来てもらいたい人と同じタイプの人が中心になって写っている写真にするとよい。
    スーツ姿の男性

    <売り方>社会証明も付け加える
    男性脳にはデータを売る:スペックの高さをアピール。
    「スペックの高さが人気で、ビジネスマンのかたには一番人気があるんです」
    女性脳にはイメージを売る:ビジュアル的なイメージや、いろいろなシーンで便利に使っている自分の姿を想像できるようなフレーズでアピール。
    「女性の方はみなさん、やっぱりカワイイのがいいと、これを選ばれますね」

    洋服店を想像させると、男性脳は店の構造を、女性脳は接客する店員をイメージする

    <質問の仕方・アンケート>
    共感・感情表現が得意で、論理的が苦手な女性脳へは「今日のセミナーを受けてどう感じたか、正直な感想を聞かせてください。あなたの感性をヒントにして、一緒にセミナーを作って行きましょう」
    論理的が得意で感覚的な質問が苦手な男性脳へは「あなたの率直なご意見やアドバイスをいただけますか。それを参考にしてよりよいセミナーを構成します」

    <目線の高さのコントロール>
    同じ目線では、親しみや安心感を覚える
    目線の高い相手には、権威を覚える
    最初から目線が高いと、威圧感を与えてしまうため、目線の高さのコントロールが必要。親近感を感じさせるために最初は目線を下げ、相手に信頼されたい、この人に任せようと思われたいときには目線を上げる。

    <プレゼン・訴えかけ>
    男性脳は根拠を求める:車が動く構造・メカニズムを知りたがる。理論やデータといった裏付けが必要。お客様の声より統計データ。論理的な整合性。
    黒や白、青やグレー、シルバーなどシンプルでわかりやすい資料

    女性脳は根拠は求めず、実際に結果がでている現実と感覚を信じる:実際に車が動けばそれで十分。イメージが広がるような感情的な言葉や表現、写真や図解。統計データよりお客様の声。理論や根拠よりも感覚や、経験による整合性。
    カラフルな色づかいで華やかに見えるもの。

    <説明>
    男性脳には、一つのことを深く掘り下げるような説明。ひとつの企画にどれだけ多くのメリットを内包しているか。
    女性脳には、拡散型、その規格がどれだけ多くの状況に対応できるか。

    <選択させる>
    男性脳は、その場で答えを決めたいため、最適な1つを選ぼうとするため、選択の正当性を感じさせるフォローをするとよい。
    女性脳は、その場で答えを決めずに選択肢の可能性を保持しようとするため、選ばなかった選択肢も活用できる可能性が残っていることを示唆することで、無理やりひとつに絞った感を押さえるとよい。

    <キラーフレーズ>
    男性脳には「部長が前回、こうおっしゃっていたのを参考にして考えてみました」
    拡大思考ができず、細かい過去を覚えていない男性脳を逆手にとる。
    女性脳には、感情に訴えかける。「みんなで盛り上がって考えた」

    <顔と目線の向きをコントロールする>
    女性脳に響く表現をするときには女性を見て話し、男性脳に響く表現をするときは男性のほうを見て話す。
    女性脳には、「この色づかい、どう思います?鮮やかですよね」
    「この資料の写真を見てどんなイメージを持ちますか?
    「このサンプル商品、イラストもかわいいと思いませんか?」
    「いま若い主婦層で、便利ねぇと大人気なんです」

    男性脳には、「従来比で?%も鮮やかさが向上しているんです」
    「写真横のグラフを見て下さい。このデータからわかるのは」
    「このサンプルの絵は、新進気鋭のイラストレーター~さんにお願いしています」
    「若い主婦100人にアンケートを撮ったら、85%が便利という結果がでました」

    <コミュニケーションを向上させる自己開示>
    認知的不協和:自分の考えが自分の行動と相いれない状況になったとき、そのズレを解消してつじつまを合わせようとする心理。
    プライベートのことまで話してしまったから、自分はこの人と親しいのだと認識の矛盾を解消する無意識の働き。

    <男性脳が女性脳とうまく会話をする方法>
    女性は、お互いに心の中にあるものを見せ合って共感を得られるような、何気ない自然な会話をしたいと思う傾向がある。感情をベースにしたコミュニケーションをとりたがる。
    男性脳は、「感情」を「理論」でとらえて理解することが必要。
    そのためには、「何気ない会話から得られる共感を求める」という女性脳の発想を意識して、「そのためにはどんな話をすればいいのか」と考える。
    「お仕事は何をされているんですか?」
    「それじゃ毎日忙しいよね。ご飯とかってどうしてるの?」
    「コンビニ弁当ばかりじゃ体に悪いんじゃない?」

    <励まし方・ミスした場合>
    女性脳は、ミスしたことや周囲に迷惑をかけてしまったこと、それを申し訳なくおもっていること、自分に自信をなくしていることなどを、誰かに話したいと思う傾向がある。話すことでストレスを発散させ、感情を安定させる。
    積極的なコミュニケーション。ミスしたその日の夜に飲みにでも誘って、話しの聞き役になってあげるというフォローが効果的。
    「(周りの人に迷惑をかけてしまって)本当にすみませんでした」→「みんなでフォローできるから大丈夫。でも次はもっと周囲に相談したほうがいい」というフォローがよい。

    男性脳には、本人が納得するためのひとりの時間を与えてあげる。
    「(自分の能力が足りなくて)本当にすみませんでした」→「わかっているならそれでいい。次で取り返してくれよ」と挽回するチャンスをあたえるようなフォローがよい。

    <言葉の違い>
    男性脳:口にした言葉にそれ以上の意味はない。自分の状態をそのまま伝えようとする。
    女性脳:言葉のうらには無言の本心が隠れている。

  • チンカス

  • 自分は多分女性脳が強い。
    相手の感じ方、捉え方を理解しておくことはコミュニケーションの上で非常に重要だと思う。

  • 2017/03/11:読了
     典型的なハウツー本

  • ◯男性脳は優位に立ちたがり、女性脳は共感しようとする(30p)

    ◯男性脳は基本的にモノタスクのため、目の前のひとつのことしかできません。(中略)「ながら」が得意な女性脳は「マルチタスク」と呼ばれます。(34p)

    ◯男性脳はものごとを理論的に、そしてシステム的に考えます。(中略)女性脳は言葉の裏にある「感情」を重視します。(37p)

  • 16.12

  • 星座や血液型、生年月日等、
    色んな軸で人は分類されているが、
    根本的な部分である男性・女性で分類して、
    それぞれどういう特徴があるか、だからどう反応するのがよいか
    について、わかりやすく説明してくれています。

    ここでいう男性・女性の軸は、実際の性別ではなく、
    男性脳・女性脳で分けたうえでの分類。
    そもそも自分自身がよりどちらに近いかを知り、
    相手がどちらよりかを判断するためのノウハウを知り、
    逆の脳を持つ人を理解するためにはどうすればよいかを
    順序だって説明してくれています。

    ふむふむなるほど〜というところも多かったこともあり、
    非常にわかりやすかった。
    ちなみに私は若干女性脳寄りっぽいです。

    【勉強になったこと】
    ・男性脳、女性脳でそれぞれ以下のような傾向がある。
     (左が男性脳)
     競争 - 共感
     モノタスク - マルチタスク
     論理型 - 感情型
     最終思考 - 拡大思考
     自己完結 - 自己関連

    ・人に伝えるときは相手が男性・女性どちらの考え方に
     近いかを知ったうえで伝えると納得してもらいやすい。
      男性脳の場合:自尊心のくすぐりから入る
      女性脳の場合:共感の提示から入る

    ・男性脳の人を褒めるときは本人を褒める、
     女性脳の人を褒めるときはプロセスを褒めること

    ・人は希望的観測に従った、楽観的な計画や目標を設定しがち
     これを「計画錯誤」という。
     この計画錯誤は、男性脳に多く見られる。

    ・何かを売りたいときは、
      男性脳の場合:スペックやデータ
      女性脳の場合:イメージ
     を伝えることで買ってもらいやすくなる。

    ・女性脳の人は何故うまくいったのかという根拠よりも、
     うまくいったという現実が重要と考える傾向にある。
     そのため、論理的に根拠を説明するのが下手。
     その分、直感に優れている。

    ・相手が男性脳の人を説得するときは、
     過去に相手が言っていたことを参考にした等、
     過去の言動を覚えていることを挟むと応じてもらいやすい。

    ・自分が失敗したことよりも、自分の失敗によって、
     周りに迷惑をかけてしまったといった罪悪感を
     強く感じてしまうのが女性脳。
     フォローの言葉をかけるのが大事。

    ・君にしかお願いできないと言ったとき、
      男性脳:自分が唯一無二の存在
      女性脳:自分の集団を守る役割分担
     と解釈したがる。
     それくらい感じ方が違う。

  • 半分くらい真面目に読んでいたが、どの話もどこかで読んだことのある内容ばかり。そして男性脳女性脳という根拠のない決めつけでケーススタディを進めている。著者にはもっとその個人からどのようにリーディングするかなどの技術をしめしてもらいたかったのだが、、、、

  • 男女脳の違いを知ったことで「あの人はわかってないなぁ」と腹を立てなくて済むと思った。
    相手がどっちのタイプか予想することで伝えやすくなったり不必要に凹まなくていいとも気付けた。

    そして、自分はほぼ感情で考え動く女脳だということにも気付いた。

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プロフィール

1986年生まれ、静岡県出身。新潟リハビリテーション大学特任教授。科学とロジックで超常現象を再現する「メンタリスト」を名乗る。
代表作として『自分を操る超集中力』。著作は数多く、おもにメンタリズムと心理術をテーマにしたものが多いが、実践的な目的のための実用・ビジネス書もある。

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